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長野県で蕎麦を食べるなら「信州そば切りの会」に所属している店なら信州産のそば粉で安心

日本全国に蕎麦の名所は多々ありますが、長野県もその中の一つです。

多くの人が出張や観光のついでに「せっかく長野に来たのだから蕎麦食べておくか!」と蕎麦を食べると思いますが、その時に一つだけ注意点があります。

それは、日本のそばの自給率は約20%。つまり、日本産のそば粉を使っていないお店も多々あるという事です。

そんな時、長野県で安心なのは「信州そば切りの会」。ここに登録しているお店であれば、信州産のそば粉を使用した蕎麦を食べることができます。

 

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そばの名所に行っても、その土地のそば粉でなければ非常に残念。多くの店が輸入したそば粉を使っている実態が有ります。

 

そばのおいしさを決める要素は多々あるわけですが、少なくともそばの名所にて蕎麦を食べるのであれば、その土地のそば粉を使ってほしいと思うのは私だけではないはずです。

え、そんなの当たり前でしょ?と思われる方もいると思いますが、残念ながら現実は厳しく、多くの店でその土地で作られていない、そば粉を仕入れて使ったり、お客様にわからないように輸入したそば粉を使っていたりします。

(輸入のそば粉がダメという訳でなく、せっかく産地にいるのであればその土地のそばを堪能したい。という気持ちです。)

 

日本のそばの自給率は20%~30%程。多くは中国からの輸入に頼っています。

蕎麦と言えば、なんだか「日本」のイメージを持つわけですが、実際はそば粉の大部分は外国からの輸入に頼っている状況です。

 

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 出典:農林水産省 そば及びなたねをめぐる状況について

 

多くのそばは中国からの輸入に頼っています。

 

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別にこれは問題でも何でもないのですが、さすがに蕎麦の名産地に行ってその土地のそばを食べていると思っているので、それが中国産だとしたらこれは悲劇としか言いようがありません。

 

タクシー運転手に聞くと、外国産のそば粉を使っているお店は結構ある。そば粉が手に入らないから仕方ないらしい。

 

多くのそばの名所にもいくことが有るのですが、その時にはタクシー運転手さんに、度の蕎麦屋が美味しいか聞いたりしています。

一度、相当な蕎麦好きのタクシーの運転手さんに話しを聞くことができたのですが、タクシー運転手の方の話によると、お客ではなく店主や従業員をタクシーで迎えに行くと厨房に入ることもあり、その時どんなそば粉を使っているのかチェックしているそうです。

地元の結構な有名店でも、そばがシーズン以外だと人気が故に必要な量のそば粉を確保できず外国産のそば粉のことがあるとのことでした。

そのお店も、国産のそば粉で打てるときは蕎麦をうつようですが、仕入れが出来ないのであれば仕方ないと、外国産使用をしているようです。

 

結構、嫌な話でした。

 

長野県には、「信州そば切りの会」という、信州産そば粉・手打ち・つなぎ30%以下を守る会があります。ここに加盟しているお店なら、長野産のそば粉で打ったそばが食べられます。

 

こういった状況を良くないと思っている人も出てきています。

長野県では、信州そば切りの会という組織があり、そこに加盟している人たちは、長野のそば粉にこだわってそばを提供してくれているので安心です。

 

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出典:信州そば切りの会公式HP 

 

信州そば切りの会が掲げている会則は、そばの味が良くわからない私などにすれば非常にありがたいモノです。

 

当会が定義する「信州そば切り」とは下記の3項目の全てに該当する手打ちそばのことをいいます。

  1. そば粉は長野県産のみ
  2. つなぎの割合は30%以下
  3. そば打ちの全ての工程が手作業

出典:信州そば切りの会公式HP 

 

信州そば切りの会では、上記の3項目を掲げていますので、基本的には長野県産のそば粉を使った手打ちの、つなぎ30%以下の蕎麦が食べられるという事になります。

 

 

基準をクリアした店が「信州そば切りの店」として認定されているので、長野県で蕎麦を食べるときには参考にしてみましょう。

 

信州そば切りの会にはもちろん会員がいて、会が構成されています。この会員になるためにも、さらなる約束事が決められています。

 

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当会が認定する「信州そば切りの店」とは

  1. 当会が定義する信州そば切りを自店で打って提供していること。
  2. やむ得ない事情により長野県産以外のそば粉を使用する場合には、その産地、割合等を店舗内に明示すること。
  3. 乾燥麺や製麺機、練り機をしようしたそばを提供しないこと。
  4. 当会が委嘱する食味審査会の審査に合格していること。

出典:信州そば切りの会公式HP  

 

ということで、基本的には信州そば切りの会に所属しているお店に行けば、産地にこだわったそばが食べられるので安心ですね。

 

しかし、これはすごく会い難いことが書いてあるのですが、反対に考えると他のお店では、

 

外国産などの他の産地のそば粉を使い、既に打たれていた乾燥麺の利用や、製麺機つかったり練り機でそば粉をコネて提供している可能性があるという事ですから恐ろしいモノです。

 

最早産地で食べているメリットは、雰囲気と水だけですね。

これがまた水道水利用だったら、「うーーーん、やっぱり長野で食べるそばは違うね」とか言っていたら恥ずかしくなってしまいます。

 

消費者にこういった形でこだわりを提供してくれるのは、とても良いことだと思います。

 

但し、ちょっと気を付けたいのは、こんなにも頑張っている信州そば切りの会所属でも、やはりそば粉の需給によっては、長野県産のそば粉が手に入らないことがあり、「やむを得ない事情」に陥ることがある様です。

店内に産地をかいてくれているようですが、、、こればかりは仕方ありませんね。無いモノは無いですから。

 

信州そば切りの会に所属しているお店は公式HPから確認できます。

 

サイトがレスポンシブルデザインでなく、スマホに対応していないのでPCで旅行前などに事前に確認することをおすすめします。

 

折角、長野に訪れるのであればこだわりの店で美味しいそばをたらふく食べたいですね。

 

 

 

個人的には、私は味の違いほとんどわからないと思うのですが、折角の長野での蕎麦であれば、長野県産のそば粉で食べたい!という気持ちだけで蕎麦屋を回っています。

 

 

 

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