富山県が誇る奇妙奇天烈な麺料理といえば「富山ブラック」だと思います。
この富山ブラック、およそ人が食べてよい塩分濃度を超えていると私は思っています。
富山ブラックが生まれたお店といわれているのが「大喜」
折角の富山出張に合わせて、富山ブラックが生まれたお店で食べてみてはいかがでしょうか?
現在は「西町大喜」として営業しています。市内に複数お店があるので利用するのも便利!
本店は西町にありますが、それ以外にも市内で複数店舗営業しているので、ご自身の仕事の都合に合わせてお店が選べるのも元祖富山ブラックを食べるにあたって、非常に便利。
以前は駅前店というお店が富山駅から近くて便利でしたが、
富山駅の改装にともない、富山駅にも西町大喜は出来ていますので、移動のついでに富山ブラックを味わう事もより簡単になりました。
富山駅では回転寿司や白エビ天丼のお店もあり、非常に食事に悩んでしまいますが、ご自身の腎臓に負担をかけたいのであれば西町大喜一択です。
尋常ではない味の濃さを堪能することが出来ます。
富山ブラックの「大喜」現在は創業一家から離れた別の会社が運営。そのため元祖といっていいのか?という説もあり。
富山ブラックという全国屈指の珍しいラーメンを生み出したのは、まぎれもなく「大喜」というお店なのですが、実は創業から考えると運営は変わっているようです。
創業である(有)大喜は平成12年に解散しており、現在西町大喜を運営しているのは、レシピ等を買い取った別の会社(富山市内の食品会社?)ということでした。
そのため、地元の人たちに聞くと
「味が変わった」
とうの声を聞くことも少なくありません。
また、そんな変わってしまった大喜を認めず、元々大喜で働いていた人たちなどがご自身で立ち上げたお店が市内にはいくつかあり、富山ブラックの正当な味を引き継いでいると主張がなされたりしています。
個人的には、味のうまいまずいは分からなないほうなので、権利を買い取ったとしても生まれた店の屋号で運営している大喜(現在は西町大喜)を元祖認定しています。
麺を増やすという選択肢もありだが、おすすめはご飯と一緒に食べること。ご飯が一服の清涼剤となり、おいしい。
西町大喜では富山ブラックは「中華そば」という名前で販売されています。
並が1玉で、1.5玉・2玉と増やしていくこともできますが、個人的にはおすすめは麺の増量ではなく、白いご飯を一緒に頼むこと。
元々、おかずとなる麺を考案したが故に生まれたメニューです。富山ブラック単体でたべるというよりは、ご飯とセットになって初めて真価がわかるメニューとも言えます。
確実にラーメン+白いご飯のセットで食べてみてください。
実際に食べてみるとわかるのですが、ありえないほどに西町大喜の富山ブラックは味が濃くて、そのまま単体で食べ進めるのは困難なほどになってきます。
これはトッピングでついているメンマが塩抜きされておらず、最後になればなるほど味が濃くなっていくという恐ろしき罠のせいなのですが、その際にも白いご飯があると一服の清涼剤として非常に重宝します。
というよりこのご飯がないと、富山ブラックを前に憤死します。要注意かつ重要なので確実に頼んでください。
西町大喜にて富山ブラックが出てきた瞬間に皆思うはずです。「黒い」と。
そうです、富山ブラックを求めていたはずなのにいざ目の前に出てくると驚くと思います。あまりの黒さに。
この神々しいまでの黒さは、私の勝手な感想だと醤油で作られています。それも特製の醤油です。そうでなければこの濃さは作ることが出来ません。
濃いスープに浸された麺も具も時間と共に恐ろしい色に変貌していきます。
麺もネギも色濃いスープに浸食され、おそろしい色に変貌しています。そしてすべてが味が濃くなっています。
これが富山ブラックの恐ろしさ。心して堪能してみてください。
味を薄めたい人には卵も用意されています。このたまごはといてすき焼き風に食べるのも良し、スープに入れて薄めても良しのご飯に続く清涼剤です。
ただし、このたまごを入れたぐらいでは味は薄くならないのは富山ブラックの恐ろしさです。
西町大喜以外にも富山市内には、富山ブラックのお店がたくさんあります。
最近は、富山ブラックを模した地方ラーメンもありますが、せっかく富山に来たのであれば、富山市内で食べてみましょう。
最後のスープは飲めないほどの濃さとなっており、楽しい経験が出来るはずです。