長野県と岐阜県にまたがる国道19号は道の駅のメッカともいえます。
何故なら、全国の道の駅の数は一位北海道・二位岐阜県・三位長野県というランキングで、その二位と三位を走ることが出来る国道19号には多種多様な道の駅がそろっています。
長野県大桑村にある「道の駅 大桑」もその中の一つ、そしてこの道の駅ではなかなか他の都道府県では食べることが出来ない、木曽牛のステーキを食べることが出来ます。
木曽牛は超限定生産。多くの子牛は飛騨牛・近江牛・松阪牛になってしまう。
肉が好きな人でも「木曽牛」という名前はあまり聞いたことが無いかもしれません。
それもそのはず、この長野県の木曽地域の畜産は基本的には他のエリアのブランド牛の元となる「子牛」の出荷用に生産されており、育てて肉として出荷する個体が少ないようです。
木曽地域では畜産農家が110戸ほどあり、その多くは黒毛和牛の「子牛」を生産出荷しています。
出荷された子牛は長野県内外の肥育農家で飼育され、信州和牛・岐阜県の飛騨牛・滋賀県の近江牛・三重県の松阪牛などになりますが、成牛まで木曽地域で育てられた牛は木曽牛となります。出典:長野県 木曽地域振興局
有名なブランド牛である信州和牛・飛騨牛・近江牛・松阪牛の元に木曽牛の子牛たちはなっています。
木曽牛の中でも銘撰 木曽牛と通常木曽牛と分かれていますが気にする必要は無い。
木曽牛を食べるぞ!と思い立ち木曽地域に訪れる人は、一応木曽牛と銘撰木曽牛の違いも知っておいたほうが、木曽牛を楽しめると思います。
木曽牛の中でも肉の等級が
A4 及び A5
に分類される肉は、銘撰木曽牛と名がつけられます。(他にも木曽郡内で14ヶ月以上肥育され、かつ出荷月齢が26ヶ月以上であること。等の条件有り、しかし無視してよい)
しかし実際には世の中に出回る肉のほぼ全てはA4もしくはA5ですので、肉質等級的には当たり前の肉でしかありません。
品種・性別 | A-5 | A-4 | A-3 | A-2 | A-1 | A計 |
---|---|---|---|---|---|---|
和牛めす | 6,463 | 6,155.5 | 2,465 | 1,132 | 6 | 16,221.5 |
和牛去勢 | 11,503 | 9,530 | 3,200 | 520 | 1 | 24,754 |
和牛おす | 1 | 1 | ||||
和牛計 | 17,966 | 15,685.5 | 5,665 | 1,652 | 8 | 40,976.5 |
良く聞く牛肉の「A5ランク」を理解して、本当に美味しい牛肉を探しましょう - ゆらゆら。まったり。
道の駅大桑「レストランきらく」にて木曽牛のステーキを食べることが出来ます。ステーキ以外の木曽牛メニューも在ります。
めずらしき木曽牛を道の駅大桑で食べることができるのは、レストランきらくとなります。
道の駅の端にあるため目立つので場所はすぐにわかると思います。
店内も広々としており、私のような一人での利用から大人数での座敷の用意もありましたので、人数を気にすることなく木曽牛に向かっていくことが出来るはずです。
肉が好き!という人には是非ステーキを食べてほしい。
銘撰 木曽牛のサーロインステーキが100g 200gと用意されています。私はこういった機会では、お金は気にせず食べたいモノを食べる。という信念があり、実はこの店に入店するちょっと前に他の道の駅で木曽牛の陶板焼きを食べてきたのですが、信念に従い200gをオーダーしました。
もちろんステーキ以外の木曽牛メニューもあります。
確認できたところでは、
- 木曽牛牛丼セット 1,350円
- 木曽牛サーロインステーキお重 1,980円(ただし、29日限定)
等がありました。
運良く肉の日である29日に利用できる人はラッキーですね。サーロインステーキお重が1,980円で食べることが出来ますので。
噛みしめよう。噛むほどに美味かった木曽牛は木曽郡に来たら確実に食べてほしい。
まあ、言ってしまうと木曽地方で育てられた子牛は多くの有名ブランド産地に旅立って私たちの口に入っているわけですから、そんなに違わないでしょう?と思われるかもしれません。
たしかに私の口では明確な違いは発見することはできませんでした。しかし、寒いエリアは牛さんが夏バテせずに年間通して美味しい肉になる可能性が高く、その点長野県の木曽地方も非常に良い環境下にあるといえます。
噛みしめるほどに美味しかった気がします。
ステーキは焼加減を聞いてくれますので、もちろんレアでお願いしました。
食べてみてわかったのですが、脂分がきつくないサーロインだったので200gにして正解でした。
お店に入った瞬間から牛の脂の良い匂いがしていたので、期待していましたが期待通りのおいしいステーキだったので満足です。
全国各地肉を食べ歩いている人や出張で木曽地方を訪れる人は、少し足を延ばして大桑村までいって木曽牛のおいしいステーキを堪能しましょう。