ウルルカタジュタ国立公園という名前にもなっている通り、エアーズロックリゾートに旅行した際に、見るべきポイントはウルル(エアーズロック)と、カタジュタという場所がメジャーです。
多くの方がまずは、ウルル(エアーズロック)を見ておこうと計画を立てると思いますが、時間が余ったのであればカタジュタの散策も非常に思い出深い経験になると思います。
ウルル(エアーズロック)をのぼるのとはまた違った準備物や注意点があるのでまとめておきます。
イメージできないが、ウルルとカタジュタはつながっている。
何と言っても驚くのは、ウルルとカタジュタは一つの岩だという事です。
出典:WikiMedia
実際に現地に行ってみると、この事実が更に信じられなくなります。なぜなら二つは遠く離れていて、まさかこれが地下でつながっているなんて。。。と信じられない気持ちになります。
ウルルとカタジュタを結んだ線上に立つと、「この下でも岩がつながっている。」と不思議な感覚になったりします。
カタジュタは結構遠い。時間の確保はウルルより多めに見ておいたほうが無難です。
キャンプで野宿!という人以外の多くの人が宿泊しているエアーズロックリゾートからカタジュタまでは約50kmほどの距離があります。
ウルルまでは約20kmですので、約2.5倍もの距離が離れていることなります。
ツアーで行かれる場合などでもしっかりと距離感覚は持って時間的な配分を考えてカタジュタには行ったほうが後々楽しめると思います。
私はレンタカー利用などではなく、Uluru Hop-on Hop-off busにてカタジュタに向かいました。
時間としては約1時間ほどで到着します。
↑遠くに有る岩がカタジュタです。
カタジュタ自体は36の岩というか山のようなものの連合体に見えます。カタジュタでは登るのではなく、この岩々の間をウォーキングするのが一般的です。
カタジュタのウォーキングをするのであれば、しっかりと「コース」を理解しておくことが重要。知らないで歩き続けると死ぬ思いをします。
36の岩々の中を歩き回ることのできる、カタジュタのウォーキングはウルル(エアーズロック)に登る行為と同様に人気のあるイベントです。
落ちたら死んでしますウルル(エアーズロック)登頂と比較すると、山登りという要素が無いだけ楽なのかな?と気軽に望みましたが、注意点を理解していないとデスロードを歩き続けることとなります。
↑ウルル(エアーズロック)に行く際の準備物はこちら
カタジュタ散策において最大に注意しておくべきは、「コース」と「所要時間」です。
この地図を見ると、なんとなく「1周回るコースなのか。」と感じる方もいるかもしれませんが、そのように感じた方は私と同様に大変な思いをします。
カタジュタ散策はコースがわかれており、それぞれの距離と目安の所要時間が設定されています。
↑カタジュタ周辺の散策における距離と目安の表
私、このイラスト全然見ないで理解しないままに進んでしまいました。
今になってこれを読み解くと以下のようなコースだったことがわかります。
以下、コースをまとめてみました。3つのコースがありポイントは、二つは途中で「戻る」という事です。
初級編
駐車場①から「Karu Lookout」②まで行って戻ってくるコース
距離:2.2km
所要時間:1時間
中級編
駐車場①から「Karu Lookout」②を経由して「Karingana Lookout」③まで行って戻ってくるコース
距離:5.4km
所要時間:2.5時間
上級編
「Karingana Lookout」③到達後リターンすることなく④に進んでいくコース
距離:7.4km
所要時間:4時間
↑看板よく読めばよかった。簡単な英語だから瞬間で理解できたのに。。。
ご自身がどこまで望むかを理解してから、コース選択してください。私は何も考えずに一周回るコースを選択してしまい、7.4kmも歩くことになりました。
参加されているツアーなどによっては、迎えのバスが「3時間後」に来る。というモノもあります。
時間を確認せず上級コースを選択してしまうと、バスの時間との戦いがスタートしてしまいます。
結果的には急ぎ足で2.5時間ほどで上級者コースを完了することが出来ましたが、冷や汗ものでした。
ちなみに、他の外国人の参加者たちは、中級編の距離5.4kmコースで戻っている人が多数でした。
カタジュタ散策での必須準備物。ハエとの戦いは熾烈を極める。
時間にすると2.5時間~4時間ほどかかるかもしれない上級編カタジュタ散策には入念な準備が必要だと思います。
実際に一周ウォーキングしてみて、「確実に準備しておいたほうが良いな」と感じたアイテムをご紹介いたします。
カタジュタ散策で絶対に必要なのは「虫よけネット」。全旅程中最高レベルのハエとの戦いでした。
何と言ってもカタジュタ散策に必要な装備としては、「虫よけネット」が必須だと思います。
ウルル(エアーズロック)に登った時には、それほど重要性を感じず、あればよいなレベルだった虫よけネットですが、このカタジュタを巡る旅には絶対に有ったほうが良い装備です。
ハエにたかられている画像を貼り付けようと思ったのですが、人によっては気分が悪くなる画像なので自粛します。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/salesconsultant/20190517/20190517180006.png
↑ハエの画像をたくさん見ても大丈夫!という人はリンククリックしてみてみてください。帽子だけでもこれだけのハエが常時張り付いています。
おぞましくてカウントはしていませんが、歩いている体にバッグに洋服も合わせると100匹はくだらないハエが止まっている状況だったと思います。
ウルル(エアーズロック)やエアーズロックリゾート内では、ハエが来ても手で払って十分対応できましたが、このカタジュタでは気が狂いそうになりました。
↑現地で売り切れていることも有るので、日本で買っていくことをおすすめします!
危険な場所は無いがアップダウンが激しい場所有り。平坦な道でも石が多いので「靴」には最新の注意が必要。
落ちたら死亡一直線のウルル(エアーズロック)と異なり、カタジュタのウォーキングでは身の危険を感じる場所は有りません。
少し上りと下りで急斜面は有りますが注意して歩いていれば滑落するようなことは無いと思います。
ただし、平坦な道でも岩という石というかゴツゴツした場所を歩く区間が長く続きます。
ウルル(エアーズロック)では普通の運動靴でも良いですが、カタジュタのウォーキングには運動靴よりもミドルカット以上のトレッキングシューズや登山靴があったほうがねんざの危険が減ると思います。
とはいえ、これは「あったらいいな」という装備。他の方含め運動靴でウォーキングしている方のほうが多数ですので安心してください。
↑画像だとわかりにくいですが、とにかく足場は悪いです。
歩く距離にもよりますが、水は1.5リットル以上は持って行ったほうが良いと思います。
長距離のウォーキング、そして照り付ける太陽の中を歩きますので水分補給は重要となります。
たぶん多くの方が、ウルル(エアーズロック)から観光し、そして余った時間でカタジュタを訪れることが多いと思います。
ウルル(エアーズロック)に登る際には慎重に水を用意していくのですが、実際登り終わってみるとそんなに水を消費していなかったりするため、カタジュタを訪れる際には少し慢心していたりすると思います。「そんなに水のまない」と。
しかし、このカタジュタ散策では、本当に大量の水を消費しますのでしっかりと「水」を準備して臨んでください。
また、当たり前の準備物として
- 帽子
- 日焼け止め
- 防寒着(朝、夕方は季節によっては非常に冷え込むため)
が必要となります。
靴の汚れを落とすための雑巾も有ったほうが後々便利。
ウルル(エアーズロック)よりもカタジュタのほうが靴が汚れます。そのままでは他の都市に移動した時にひかれるレベルで靴が汚れますので、旅行中靴を1足で済ませている方は、雑巾などを持参してホテルに戻ってから靴の汚れをふき落としたほうが良いです。
汚れは時間がたつほどに定着している気がするので、早めの処置がその靴の見栄えを復活させます。(たぶん)
コースの把握と準備だけしておけば、もう怖いモノはありません。
危険な場所ではないので、雄大な景色を楽しみながらカタジュタを歩きまわりましょう!!
ウルルに登るための予備日を設けていましたが、運よく初日に登ることが出来たのでカタジュタにも足を延ばしました。
ここまでハエが多いとは知らず、そして下調べしていないから長距離歩くことなり大変な思いをしました。皆さんは計画的に遊びに行ってみてください。