お好み焼きに似ていて少し違う。ネギがたっぷり入ったねぎ焼は今では全国津々浦々いろいろなお好み焼き屋さんなどでもメニュー化されている料理です。
このねぎ焼が生まれた地は大阪の十三。
昔はすこーーしだけ訪れにくい場所でしたが現在ではきれいなビルも増え、足をはこびやすい街にどんどん変貌しています。
その十三にてねぎ焼元祖のお店として君臨するのが、「ねぎ焼やまもと」です。
大阪出張・観光の際には訪れやすい土地でもありますので、一度元祖・発祥のねぎ焼を食べてみてはいかがでしょうか。
ねぎ焼は昭和40年ごろ、十三の地で生まれた食べ物。今では全国的に提供するお店が増えています。
ねぎ焼やまもとにて、ねぎ焼が考案されたのは昭和40年ごろ。子供用の食事から誕生したようです。
「ねぎ焼」は昭和四十年頃、淀川のほとり、十三の地で生まれました。
創業間もない「お好み焼 やまもと」は、店主の山本高恵がひとりで切り盛りし、学校から帰ってきた子供たちが手伝うという、小さな店でした。
高惠は、毎日手伝ってくれる育ち盛りの子どもたちのまかない食として自分が幼い頃に食べた「一銭洋食」にあれこれ工夫をこらしたお好み焼をカウンターの片隅で作って食べさせていました。
そのうち目ざといお客様から、「おいしそうやね!私にもそれを!」とリクエストいただくようになってきました。
三年後、その「ねぎたっぷりのお好み焼」は「ねぎ焼」と名付けられ、店のメニューに加えられました。
出典:ねぎ焼やまもと店内メニュー
手伝ってくれる子供たちに食べさせていたまかない食とは、何ともほのぼのするエピソードです。
それが今では、大阪府内複数店舗出店するほどの看板メニューになったのですから、親孝行処の話ではありません。
すごいですね。
元祖ねぎ焼を楽しむさいには、おどろおどろしい権利の争いを知っておくと感慨深い
やまもとは、元祖ねぎ焼きの店であることは間違いなさそうなのですが、この「ねぎ焼」という商標をめぐって歴史があり見ていると楽しいです。
詳しくはリンク先を読でほしいのですが、簡単に書くと
商標をもっている「ねぎ焼やまもと」側から 2007年11月20日に判定請求されたのが、他のお店も「ねぎ焼」ってつかっているけど、これは商標の侵害になるのではないのかな?というものでした。
結果的には、ねぎ焼という名前は普通に使われる単語なので普通名称だから、ほかのお店も使って大丈夫よ。
というものです(たぶん)
面白くないのはねぎ焼やまもと側だとおもうのですが、会社の公式HPの「沿革」をみると、元祖の主張がこれでもかと書いてあり、元祖発祥のお店を巡っている中でもかなり強烈な主張をされているお店だと思いました。
商標はとったけと、他のお店も使える。というような状況なため、現在では多くのお店がねぎ焼という名称でメニューをそろえていたりします。
ねぎ焼やまもとは新大阪駅内にも店舗が有りますが、おいしいねぎ焼を食べたいなら、十三本店に足を延ばすことをおすすめします。
ねぎ焼の元祖・発祥のお店である「ねぎ焼やまもと」は西の交通の拠点新大阪駅にも店舗が有ります。
多くの出張族の方はこの新大阪店にて、ねぎ焼を食べたことがあるかも知れません。
しかし、敢えて言いたいです。
新大阪駅にあるねぎ焼やまもとは、本店含め他の店舗とは全くの別物、それぐらい出てくるねぎ焼の味が違うと個人的には感じています。
どうしても新大阪駅という立地柄、オーダーから提供までの時間短縮が求められるのか、調理方法もメニューの種類も同じお店とは思えないほどに異なります。
新大阪駅だけでねぎ焼やまもとを味わったとしたならば、ねぎ焼の真価を体感せずに終わってしまうと思います。
余計なお世話ですが、お店側も一度考えたほうが良いレベルで味が違います。
↑本店ではオーダーから手作りで提供してくれます。熱々のねぎ焼はとても美味しい!
元祖のねぎ焼はとてもあっさり味。味付けは店員さんがしてくれるオリジナルのタレのみで、ソースや青のりなどのお好み焼き要素はありません。
このねぎ焼やまもとでねぎ焼を食べると感じるのは、「非常にあっさり」という感想。
お好み焼きだと、ソースや青のり鰹節、そしてマヨネーズなど味の濃い調味料などを自分の分量でかけることが出来ますが、ねぎ焼やまもとのねぎ焼は、店員さんが行ってくれる調理のみの味付けです。
食べるためのテーブルの上には基本的には調味料の類は一切ありません。
オリジナルのタレでの味付けと柑橘系の汁のみでの提供です。
しかし、これが年老いた自分には非常にフィット。胃もたれせず、飽きることなく食べ進めることが出来ます。
とても美味しい料理だと思いました。
新大阪店と比較して申し訳ないのですが、ふわっとした生地や味付けなども全くの別物。やはり、十三含めた他の店舗で食べると新大阪店は、一応やまもとのねぎ焼だけど、少し違うね。という感覚を持ってしまいます。
元祖の店の本当の実力を堪能したいのであれば、市内複数店舗ありますので、実際にオーダーしてから調理してくれる店舗たちに赴いたほうが楽しめると思います。
元祖ねぎ焼は非常に美味しい料理でした。
やはり本家本元は「美味しかったです」。元祖めぐりしていると、美味しくないお店も有りますが、ねぎ焼やまもとは非常にレベルが高かった!是非食べてみてほしい元祖グルメになります。