関東を代表する避暑地の一つ「軽井沢」 この軽井沢、おいしいモノがたくさんあるのですが、お金持ちが集まるエリアですので、とても高額だったり敷居が高い(と思われる)お店だったりしてなかなか、グルメを楽しむのが難しいエリアだったりします。
そんな軽井沢周辺に地元の方にも愛される、利用しやすくそして美味しいレストラン盛盛亭(モリモリ亭)があります。
この盛盛亭では、信州牛、そしてその中でも厳選された信州プレミアム牛肉を使用した「肉」達を楽しむことが出来ます。
地元の人にも愛される盛盛亭。複数人に聞いたら皆が美味しいと言っていました。
グルメ口コミサイトは既に機能していないと考えているので、最近は待っているのが、地元の人に美味しいレストランを教えてもらう事。
初めての土地ではタクシーの運転手、利用しているホテル・旅館の人、仕事上お付き合いのある人などに、「地元の人も利用するお店どこですか?」と聞くようにしています。
貰える情報は玉石混淆、当たりもあれば外れもあるわけですが、中には「教えてくれてありがとう」となるような大当たりのお店も有ります。
盛盛亭もそんな大当たりのお店の一つ。手ごろな値段で美味しいハンバーグを食べることが出来ます。
そしてそれがただおいしいだけでなく、信州牛=長野県とご当地グルメというわけですので、長野出張・観光での食事としてはまさに最適なお店です。
注意点としては、盛盛亭を利用するには、車が無いと無理。というより、軽井沢で食べ歩こうと思うと車が無いと無理。
美味しいハンバーグが楽しめる盛盛亭ですが、軽井沢周辺のどの場所にいても
車が無いと移動は無理
です。
というより、盛盛亭に限らず軽井沢で宿泊している場所から移動しようとすると基本的には車が無いと無理です。
盛盛亭で食べることのできる信州プレミアム牛肉とは、等級とオレイン酸含有率の二つの指標で定義されています。
盛盛亭では、信州牛そしてその中でも選ばれた肉にしかつけることのできるない信州プレミアム牛肉を使った料理を食べることが出来ます。
信州プレミアム牛肉の規定には2つの要素があります。
一つ目は、長野県が衛生検査を行い、飼育管理の記帳を確認して認定している「信州あんしん農産物」認定農場から出荷された黒毛和種であることです。
二つ目は、肉質等級の一つであるB.M.S(ビーフマーブリングスタンダード)とオレイン酸の含有率です。
- 脂肪交雑5以上(4等級の下限)及びオレイン酸の含有率58%以上
- 脂肪交雑7以上(4等級の上限)及びオレイン酸の含有率55%以上
- 脂肪交雑8以上(5等級の下限)及びオレイン酸の含有率52%以上
B.M.S(ビーフマーブリングスタンダード)はいわゆる、「サシ」の入り具合で1から12に分けられます。
出典:日本食肉格付け協会
↓もっと牛肉の等級について知りたい方はこちらをお読みください。
上記の規定の中でユニークなのは、不飽和脂肪酸の一つである「オレイン酸」含有率を定めている点です。
オレイン酸は牛肉に含まれる脂肪酸の中の一つですが、一般的にはこのオレイン酸は脂肪の融点が低く、口の中で溶ける・脂がくどくないなどのメリットがあると言われています。
通常の牛肉にも約50%ほどオレイン酸含有率は有りますが、信州プレミアム牛肉では、最高の値で58%以上含んでいないといけない。と、かなりの高含有率を求められます。
B.M.S(ビーフマーブリングスタンダード)が高い肉を食べると、「一切れで十分、、、」となることが年と共に増えてくる。といった声をよく聞きますが、高いオレイン酸含有率があるのであれば、そのような事も無い(たぶん)のではないでしょうか。
おすすめメニューはハンバーグ。ステーキも有りますが、こちらは好みがわかれるかもしれません。
盛盛亭では、信州牛を使ったステーキとハンバーグが有りますが、個人的なおすすめは断然「ハンバーグ」でした。
ステーキとハンバーグを同時に食べて出した結論ですから、タイミングによる差もないはずです。
ステーキは焼き加減を聞かれることは無い。チョイスした部位を焼き上げて提供してくれる。
ステーキも美味しかったのですが、少しだけ不満の残る内容。
部位とグラム数をチョイスしてオーダーするシステムですが、焼き加減を聞かれることは無かったです。
お店側でベストと思われる焼き加減にて提供してくれているのだと思います。
また、高いB.M.S(ビーフマーブリングスタンダード)の肉だと、あまりにも火を入れない状態だと、脂だらけで口当たりも悪く感じることも多いですから、妥当な判断なのかもしれません。
あまりよろしくないなと思ったのは、タレと付け合わせの野菜が温度が低くてミスマッチな点です。
肉の温度に比べて特に野菜が冷えていて、トータルバランスが悪いです。
ステーキは安くない金額をとっているのでもう少しバランス良く皿として考えたほうがよりおいしく食べられるのではないかな?と思いました。
↑かなり脂分が多い肉でしたがもたれることなく食べられたのは信州プレミアム牛肉のおかげ?
驚いたのは、ステーキの肉はサーロインを頼んだのですが、いつもなら脂でやられてしまうことが多いのですが、食べ終わるまで全くくどさは感じませんでした。
これが信州プレミアム牛肉のオレイン酸含有率のおかげであるならば、非常にすばらしいですね。
他のブランド和牛でも真似てほしい指標になり得ると思います。
ハンバーグは固めタイプのハンバーグ。ごつごつした肉を感じることが出来て美味。タレも美味しかった。
盛盛亭のハンバーグは、ゴツゴツしたタイプのハンバーグです。牛肉の比率が多かったり、100%利用のハンバーグに多いタイプです。
個人的には、合びきで作ったふわっとしたハンバーグが好きなのですが、この盛盛亭のハンバーグは美味しいと思いました。
何よりも、かかっているタレとの相性がとても良いのです!
やはり、同じように付け合わせの野菜が温度を下げてしまうのが少々残念なので、食べないという選択肢も有りなぐらい。
しかし、それを差し引いてもこのハンバーグは美味しいです。
オーダー時の注意点、折角なら信州牛ハンバーグを食べてほしい!
ハンバーグを食べるときの注意点は、せっかくなら信州牛ハンバーグを食べてほしい!という点だけです。
盛盛亭には、
ハンバーグ定食:1,350円
信州牛ハンバーグ定食:1,700円
と二つのハンバーグがあるのですが、差額350円を出してでも信州牛を食べてほしい!と思います。
これは地元の人に聞いたときにも強くプッシュされたので、私もプッシュしておきたいと思います。
一番の収穫は、オレイン酸含有率による食べやすさに気づいたことかもしれない。
盛盛亭をご紹介させていただきましたが、一番の驚くのはもしかしたら、くどくない・もたれない食後の感覚かも知れません。
↑サーロインステーキとハンバーグを同時に食べても全然くどくなかった
これは、信州プレミアム牛肉の規定の一つであるオレイン酸含有率によるものであれば、牛肉の常識が変わるぐらいのインパクトです。
現在規定されている牛肉のランク付けは、歩留や色などだけで規定されるので「おいしさ」についてのランク付けはありませんでした。
オレイン酸含有率が直接的な「味」に直結するとするならば、これは素晴らしいランク付けの指標です。
是非、実際に自分で食べてみて、オレイン酸含有率のインパクトを感じてみてください。
軽井沢周辺のホテルに宿泊した際にも盛盛亭は食事の選択肢に入ると思います。マリオットホテルは比較的近いので、マリオット宿泊時にも良いかもです。車がないといけませんが。