縁あって、現役の客室乗務員・キャビンアテンダントさんにお仕事の話を聞くことが出来ました。
飲みの場だったので、お酒が進むにつれて普段聞けないような仕事の話やCAさん同士の飛行機内での会話など聞くことができ、完全に興味本位でいろいろと質問をしてしまいました。
許可を貰い、個人が特定できない範囲で公開しても良いという事でしたので、どの様なお仕事なのか、エピソードが有るのかをお伝えさせていただきます。
取材対象
Cさん
勤務年数:複数年
国内最大手の客室乗務員(CA)。国内線、国際線共にハードワークをこなしている様子。国際線ではエコノミークラス以外も担当すること有り。
年齢はアラサー。
取材対象が一人なのであくまでも参考意見としてみてください。
JALで約6,000人、ANAで約7,500人のCAが在籍しています。あくまでも一つの情報としてお考え下さい。
はじめにお伝えしていますが、JAL・ANAに限って考えても、合計で客室乗務員CAの在籍人数は、約13,500人程いると考えられますので、その全ての人の意見を集約しているわけではありません。
その中での一つの情報としてヒアリングしたモノとなりますので、偏っているのは仕方の無い情報として読み進めてください。
出典:人財関連データ | ダイバーシティ&インクルージョン | ANAグループ企業情報
客室乗務員のほとんどは女性ですので、「女性の職場」であることは間違いありません。私などは男子高校に通ってましたし、女子高に通っていた友人などの話を聞いてみても、一つの性に偏ったグループでは、赤裸々な情報交換が活発です。
日常的に「○○席に座っている人がかっこいい!」という会話が飛び交っている。
飛行機の中で私達も、「あのCAかわいい人だな。」ですとか、「男性CAの人、良い腕しておる」と言った、無言の評価をしている事は有りますが、「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ。」というニーチェの言葉通り、相手も私達を見ています。
容姿についての印象は人間の本能的なモノですので、そこに何か他意が有る訳では無いと思いますが、CAの人たちも「あの席の人かっこいいね。」と言った会話を日常的にしているようです。
時には、その情報を元に業務的に近くを通るときには、まじまじと見てみたりして、その評価が有りなのか?はたまた無しなのか?という意見交換がなされているようです。
そうですよね、そりゃあそうですよね、かっこいい人は目の保養になりますからね。
ナンパの王道はやはり名刺!若い客室乗務員が担当するエリアが有る
仕事中のため、彼女たちから声をかけることは有りませんが、反対にお客様から声をかけられることは、相当数あるようです。
お客様からの連絡先交換の常とう手段はやはり「名刺渡し」
名刺を渡されることが非常に古典的且つ一番多い手法とのことでした。最近は名刺にLINEのIDなどを手書きで書き込んでから渡してくれる人もいるようで、どちらかというとLINEのIDが有ったほうが連絡するとしたら、「有り」だなと思うようです。
それにしても、グランドスタッフをナンパするときも名刺、CAをナンパするときも名刺。と飛行機関連で女性に声をかける人は非常に名刺に自身が有るようです。
↓グランドスタッフのナンパも名刺渡しが多かったです。
【お客様編】日系航空会社のグランドスタッフに色々聞いてみた - ゆらゆら。まったり。
【JALメタル編】元グランドスタッフにJALメタル・上級会員について聞いてみた - ゆらゆら。まったり。
ビジネスユーズが多い乗り物なので、身分の証明と共に連絡先が書いてあるモノ。となると名刺が便利なのはわかりますが、流石に仕事以外で配ってしまうのはどうかと思うのは、私が古いからでしょうか。
結婚前のCAと出会いたいなら、飛行機は後方右側がおすすめかもしれない。
若い方が良いという訳では無く、年齢が若い方達の方がパートナーが決まっていない可能性が高い、という意味で書いております。
飛行機の中でサービス提供をする際に各エリアごとに担当が決まっているのですが、ある程度年齢層が若い人たちが担当しやすいエリアが有ります。
それは、飛行機の後方右側の座席エリアです。上の画像で赤線で囲んでいる周辺となります。
これは、インタビュー前から私が所属する会社の中でも言われていたことを確認の意味を込めて質問してみました。
結果、配属間もないCAが担当することの多いエリアという事で、必然的に年齢層が低めの人が多いようです。仮説が当たっていて個人的には満足でした。
また、後方で席を取った場合、到着後飛行機を降りるまでに時間を要するため、その時間を利用して声掛けされることもこのエリアだと多いとのことです。
どうしても話をしたいんだ!というマニアな方は狙って座席指定してみてはいかがでしょうか。
但し、あくまでも相手は仕事中ですので過度な会話や声掛けは、真面目に仕事をされている人たちに失礼に当たると思います。
あくまでも節度を持った行動を心がけたいですし、そもそも仕事中に声をかけられても仕事は仕事。と真面目に行っているので、連絡しないのが大前提になるようです。
キャビンアテンダント(CA)が良く出没する都内のエリアは、やはり「蒲田」
それでは、飛行機の中以外でCAの人と仲良くなるにはどうしたらよいでしょうか?
それは、良く出没するエリアで運よく飲みで一緒になる。という方法があると思います。CAの方が良く住んでいるエリアは、都内でいうと浜松町や蒲田が多いようです。
特に蒲田は浜松町に比べ家賃が安価であり、且つ羽田空港にも近いので住んでいる人が多いエリアとなります。
浜松町・蒲田の飲みでは同僚・先輩・後輩たちと比較的安価な居酒屋でクダをまくことが多いそうです。
深酒はNGですが、休日前にはバーなどに足を運んで二件目三件目と行くこともあるようですので、お酒が好きな方は浜松町・蒲田に飲みに行かれてはいかがでしょうか。
合コンのお誘いは引く手数多。月次スケジュールで人数確保。
出会いの手段として、そして結婚式の時のなれそめエピソードで苦慮するのが合コンと呼ばれる複数人での飲み会ですが、やはり人気の職業客室乗務員、かかる合コンのお誘いは非常に多いようです。正に引く手数多。
忙しく全世界を飛び回っている人たちなので、中々スケジュールの都合が合わせられないという難点があるようですが、その時には月間スケジュールなどを駆使して、当日が空いていそうな人をチョイスして集合をかけるようです。
慣れている。これは慣れているぞと話を聞きながら感心してしまいました。
そういう飲みの場をセッティングする事に長けた人もいるようで、そのような人とお知り合いになれば、いろいろと話が効けそうだなと素直に思いました。
パイロットの人との恋愛は。。。タイプによって有りの人と、絶対に嫌がる人と。
個人的にな質問をどんどんぶつけてしまったのですが、折角近くに高収入そして安定的な「パイロット」という職業の方達がたくさんいますし、そして移動および宿泊もセットで仕事をしているので、パイロットを狙ったりはしないのか?という事とも聞いてみました。
これについては、当たり前ですが個人の感覚によって全く異なる反応とのことです。中にはパイロット狙いでCAになっているであろう人や、縁に恵まれて結婚する人も勿論いるとのことでしたが、やはり同じ職場は絶対に嫌だという人もいれば、パイロットが女性にモテることが不安で仕方無い。というタイプの人は敬遠してしまうようです。
私からすると非常にもったいない!と思ってしまうのですが、この当りは個人的志向が大きくウェイトを占める部分なので、なんとも言えないですね。
マッチングアプリ利用者も多数いるとのこと!中には複数種類使い分ける強者も。
すごく意外だったのが、一般的には人気職業で且つ多くの人から声が掛るにも係わらず、マッチングアプリを使っている人が多数いるという情報でした。
何故だろう。情報的には間接的になるほど確度が下がるので、直接出会える合コンなどの方が良い気がしてしまいますが。
やはり自分の時間で事を進められるという点がメリットなのかもしれません。最早時代についていけていない年代なので、この当りの感覚はわかりかねますが、中には複数のアプリを使いこなしている方もいるとのこと。
運が良ければ、アプリにて出会えるかもしれませんね。
かなり赤裸々に教えてくれたのですが、個人を特定できないように伝えられるところだけ伝えさせていただきました。JAL・ANAだけで約13,500人、その他の航空会社まで含めるとさらに多くの客室乗務員がいますので、もっともっといろいろと情報を仕入れていきたいと思います。