またもや縁あって、現役の客室乗務員・キャビンアテンダントさんにお仕事の話を聞くことが出来ました。
飲みの場だったので、お酒が進むにつれて普段聞けないような仕事の話やCAさん同士の飛行機内での会話など聞くことができ、完全に興味本位でいろいろと質問をしてしまいました。
質問ばかりの変な人になってしまったわけですが、いろいろ聞いた中で普段私が疑問に思っている「フライトログ」についても本当はどう思っているのか?とストレートに質問をぶつけてみました!結果は、当たり前の回答で「忙しい路線だと厳しいこともあるけど、出来るだけ対応したい!」というモノでした。
許可を貰い、個人が特定できない範囲で公開しても良いという事でしたので、回答をお伝えさせていただきます。
取材対象
A B Cさん
勤務年数:みなさん複数年
国内最大手の客室乗務員(CA)。国内線、国際線共にハードワークをこなしている様子。国際線ではエコノミークラス以外も担当すること有り。
サンプル数3の話なのであくまでご参考に。。。
ちなみに、私は基本的にフライトログをCAに頼むのは反対の考えです。なぜなら、業務外の仕事だと思っているから。しかし、子供たち、子供達には良い思い出になる。これが難しいところ。
全く問題ないですよ!という気持ちの良い回答。しかし、書いているのが厳しい路線もある様子。
ストレートにフライトログ頼まれると大変ですか?と聞いたところ、「全然大丈夫です!」と気持ちの良い、模範解答が返ってきました。
これは集める趣味がある人からすると非常にうれしい回答ですよね。
しかし、私は信じていないです。なぜなら逆立場なら大変なタイミングもあるはずだから。
もう少し深堀してどういった依頼が大変なのかを聞くことにしました。
フライトログを頼まれると厳しい路線がある。
結果やはり客数が多く、そして比較的飛行時間が短い路線はフライトログが嫌だというより、とにかく時間が無くて大変すぎて、対応するのに四苦八苦する可能性が有る!と皆さん声をそろえていました。
その代表的な路線は
- 伊丹
- 福岡
- 新千歳
とのことでした。(全て羽田からの移動)
これは少し意外でした。伊丹は流石にきついだろうなと思っていましたが、中の人からすると福岡・新千歳も大変なのですね。
特に福岡って飛行時間も結構あるから問題ないのかな?と軽く考えていましたが、どうやら違うようです。
上記の路線は時間が本当になくみなさんピリピリしているようです。まあ利用客からすれば知ったことではないのですが、それでも余計な負荷をかけて本来の業務に支障がでてしまっては、全ての人が困るかもしれません。
適宜大人の判断をしましょう。
最強のツールは「シール」、そして「イラスト」空白を埋めるにはこれしかない。
厳しい路線で頼まれた場合、当たり前ですが時間をかけて対応することはできません。
そんな時に有効なツールが
- シール
- イラスト
とのことでした。特にシールは貼ってしまえば多くの面積を埋めることが出来るため、
「ああっ」と思いながらもシールで埋めるという事もある様です。
いや、仕方ない。
シールとイラストが過半を占めている場合は、忙しいのに頑張ってくれたのだなと感謝してみましょう。
比較的対応しやすい路線もある。
反対に時間的余裕が少しあることから、対応しやすい路線もあるという事を教えてもらいました。
対応しやすい路線として名前が挙がってきたのは、
- 長崎
- 大分
- 佐賀
などの、九州の空港たちが第一声で名を連ねました。
同じ九州でも福岡は大変なのに、これらの空港の名前が挙がってくるのは、搭乗率や飛行機の大きさの関係でしょうか?
これらの空港に向かう飛行機では比較的余裕があるため、細かく書くこともあるそうです。
超細かいフライトログは死ぬほど大変な時もある。
ただし、こういった時間のある路線でも大変な時があって、それは超細かい内容で書くことが指定されている場合。
私自身がフライトログを書いてもらったことが無いので、どのレベルを「細かい」と表現しているのかは不明ですが、CAとしても知っているけど普段の業務で使わないレベルの知識を求められると厳しいのだと想像します。
あまりに大変な内容は自粛しましょう。
怒らないでください。怒られることもあるそうです。
書いた内容が気に入らないと怒られることもあるそうです!
怒ってはだめです。
あくまで善意で対応してくれているのをお忘れなく。。。
個人的には福岡・新千歳も忙しい路線なのだなという事がわかったのが面白かったです。
以前はフライトログを依頼する人も少なく対応しやすかったようですが、最近増加傾向にあり、大変だとも言っていました。
あまりに頻発するようだと明確に禁止となると思います。そうなると本当に飛行機が好きな子供などはショックだと思うので、大人は自粛しているのが良いのかもしれません。(個人的見解)
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