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天然より養殖!!そう、天然より養殖が高額なのは!「ウニ」 最高級浜中産のウニをしこたま食べる

皆さんは天然と養殖と聞いたらどちらが高級だと思いますか?

よほど天邪鬼な人でない限り「天然」の食べ物のほうが高級だと思うのではないでしょうか?

その私たちの既成概念をぶち壊してくれる食べ物があります。それは「うに」。

こと、ウニに関しては産地にもよりますが天然のウニよりも、養殖されたウニのほうが高値で取引されることが多くある様です。 

高級ウニの産地として名高い北海道浜中町にてその実態を調査するとともに、浜中産のうにをしこたま食べてきました。

 

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何を食べているかわからない天然物のウニよりも良質な昆布を食べさせている養殖ウニのほうが味も一定。そして美味しいから高いらしい。

 

私もまさか養殖のほうが高い食べ物があるとは知らなかったので、この事実を最初に聞いた時にはにわかに信じられませんでした。 

 

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↑浜中産のウニは養殖のほうが高いことも多々あることを教えてくれた、ネイチャーガイドの瓜田さん

 

瓜田さん曰く、元々は冬場の仕事が少ない時期への対策のために行われたのがウニの養殖事業という事です。

以前は、昆布漁以外の時期はなかなか仕事が無かったようですが、ウニの養殖を始めることにより、安定的な収入を得ることが出来る方々が増えてきたようです。

 

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ウニの養殖場の一つ。わかりにくいかもしれませんが、海の上に白い物体が見えると思います。

この場所でウニを養殖しているようです。

 

高品質なウニの養殖を可能にしているのが浜中町の名産品「昆布」の存在。良質な昆布を与えてウニの味を良くしている。

 

天然より養殖のウニのほうが高いという知識を得ることが出来たわけですが、中でも高級品の浜中町の養殖ウニを実現しているのが、豊富な海の資源です。

 

浜中町は「昆布」の名産地でもあります。

 

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↑海の浅瀬にも昆布がびっしり生えています。 

 

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↑コンブ漁の時期になると町中のいたるところで朝採られた「昆布」が干されています。地面にある黒い物体は全て昆布。

 

長昆布、厚葉昆布、猫足昆布、棹前昆布などのさまざまな種類がありますが、「浜中昆布」としてブランドとなっています。

 

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出典:一般社団法人 日本昆布協会

 

養殖ウニたちは、この高級昆布たちをたらふく食べさせて味を調えているそうです。

 

いろいろな意見がありますが、ウニの味は食べている餌に依存し、天然ものだとどうしても魚の死骸などを中心に食べてしまっていることがあり、そういったケースだと味に雑味が入ることがあります。

 

養殖ウニであれば、ゲージの中に入れられたウニたちに昆布を狙って食べさせることが出来るため、味にばらつきが出ることが少なく、良質なウニであることが多いため高額で取引される一つの要因になっています。

 

天然物のウニと養殖ウニの同時期での単価比較はデータが無くて、できなかったのですが、いろいろな方々の発言を見てみても、ウニが養殖物が高いという点と、浜中産のウニのレベルが高いことは裏付けが取れそうでした。

 

北海道の道東 浜中町でこの時期とれるばふんウニは、昆布だけを与えて育てられた養殖のばふんウニです。
そして、ウニだけは魚介類の中で唯一、味の良さから天然ものより養殖ものの方が市場価値高い魚介

出典:龍寿し (新潟の寿司屋)

 

 札幌中央卸売市場での価格もトップレベルです!

うちも、もし天然の道産ばふんうにと養殖の浜中産が同じ値段で売っていれば迷わず浜中産を買います!

ただし、同じ値段で売っていることはほぼありません。

出典:食堂うしお (北海道の飲食店)

 

この高級ウニたちを浜中町では、比較的安価に食べることが出来る。

 

もうここまで浜中産のウニについて知ってしまったら、これは腹いっぱいウニを食べたくなるは必然です。

 

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高級品が故に、すごく安く食べられるかというと流石にそういう訳にはいかず、一定の金額はします。

 

うに丼 3,000円~4,000円ほど

寿司  2,500円~4,000円ほど

 

しかし、東京で食べたら高級すし店などでしか食べることが出来ない品物ですので、そもそも腹いっぱい食べられること自体が、地元ならではのグルメともいえます。

 

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 あのムツゴロウさんも無人島に住むことを決意した時に、沖縄周辺の無人島と北海道の浜中町周辺の嶮暮帰島(けんぼっきとう)で悩んだ時に、魚の美味しさで北海道に住むことを決めたと言われています。

どれを食べてもおいしいので、ウニに限らず浜中周辺に出張の際に食べに行ってみて損は無いと思います。

 

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