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いにしえのウナギ都市「津」では鰻を食べる文化が根付いていた。地元グルメが好きな人はかならず鰻も制覇しよう

三重県の県庁所在地「津市」では、鰻を食べる文化が市民に根付いており市内に多くの鰻屋を見ることができます。

もともとは日本の中でもトップレベルの養鰻(ようまん)地であった津に出張したのであれば、やはりその名物ともいえる「鰻」は食べておきたいところです。

 

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 一人当たり消費量が日本一にも輝いたことがある鰻の消費エリア、それが「津」

 

私が不勉強で全然知らなかったのですが、津は古くから養鰻が盛んなエリアだったようです。

 

―――なぜ、津市の人はうなぎをよく食べるのでしょうか。
川村さん「津市は海に面していて、志登茂(しとも)川、安濃(あのう)川、岩田川、雲出(くもず)川という河口の大きな1級・2級河川があり、栄養豊富な水に恵まれていたことから、うなぎの養殖「養鰻(ようまん)」が始まりました。戦前から戦後にかけてが最盛期で、その頃に市民の日常食としても身近なものになり、今でもうなぎをよく食べますね」

出典:全力広報 続きは三重で

 

 

立地的に豊富な川の恵みを利用することが出来たようで、戦後は日本最大級の養鰻エリアとして栄えていたようです。

 

 

珍しいのは、豊富にとれるからといってその土地で食べるかというとまた別の話なのですが、この津では多くの鰻料理店が軒を連ね、津市民の皆さんも日常的にうなぎをたべるようになったようです。

 

その結果なのかもしれませんが、平成17年には鰻の消費量日本一にも輝いたことがあります。

 

かつて沿岸部に多くの養鰻池があったことから、市内には今でも20店舗以上の鰻料理店があります。各店ごとにタレの味、調理法も様々で、津市民に親しまれる味として平成17年には、一人当たりの消費量が日本一になったこともあります。

出典:津市市外向け情報 津ぅrip

 

 

伊勢湾台風以降は養鰻は下火になり、九州などに負けているようですが、それでも多くの鰻屋が津にはあるのは、鰻を食べるという行為が文化として根付いたからではないでしょうか?

 

―――今はどうなのでしょうか?
川村さん「残念ながら、津の養鰻業は衰退してしまいました。戦後、九州などが養鰻業に力を入れ始め、津の養鰻は競争に勝てなくなっていったようです。また、うなぎのエサが天然から人工へと移行し、病気に悩まされるケースが増え、対策のための設備など、養殖に多額の費用が必要に。1959年に起こった伊勢湾台風が決定打となり、衰退が加速したようです」

出典:全力広報 続きは三重で

 

 

やはり津を訪れたのであれば、津ぎょうざと共にこの鰻文化を味わっておかなければ、何のために訪れたのかわからなくなってしまいます。(多くの方は仕事ですが)

 

確実に食べておきたい津の地元とグルメの一つといえそうです。

 

近鉄津駅利用時に利用しやすいお店を探してみたら、駅の隣だった。

 

津では鰻は多くのお店で楽しむことが出来るのですが、仕事で津を訪れているので、気になるのはお店の場所。

駅から遠かったりしたら、時間切れで食べに行けないこともあるかも、、、と利用する近鉄津駅近くで鰻屋を探したところ、、、

 

ありました。駅の隣に。

 

しかもいい感じのお店が。

 

近鉄津駅西口をでて徒歩0分。道路を渡った瞬間に津のうなぎを食べることが出来るお店があるのです。 

 

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 大観亭支店 津駅西口店です。

 

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このお店、これぞ鰻屋という外観にも惹かれますが、何と言っても道路にこれでもかとあふれ出てきている鰻を焼いた際の「煙」が目を引きます。

 

いろいろと世知辛い昨今、これだけの煙を外に放出していたらいろいろと問題がでてくるのでは?と心配になるほどの煙が立ち込めています。

 

それにしてもこの駅からの近さは驚異的なメリットです。

 

近鉄津駅はJR津駅と同義ですので、どちらの路線を利用するときでもこの近さは魅力だと思います。

 

津のウナギを知るために、気軽に食べることが出来る「うな丼」をオーダー

 

鰻というと鰻重やひつまぶしなどの料理を思い描きますが、津では市民が手軽に鰻を食べる文化もあると聞いていたので、それに習いうな丼をオーダーすることとしました。

 

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料金は非常に良心的で、うな丼の「並」であれ1,350円で食べることが出来ます。

(私は食いしん坊なので上丼にしました)

 

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津のウナギは関西風が多いらしい。蒸しが無い分パリッとしていてこれはこれで美味しい。

 

多くの食べ物が関東・関西で味付けや調理方法など異なっていることがあるように、鰻の調理方法も関東と関西ではことなります。

 

一般的によく言われている違いは、

 

関東:背開き(背中からさばく) 一度蒸してから焼く

関西:腹開き(腹からさばく) 蒸さずに焼く

 

といわれています。

 

画像は無いですが、大観亭では関西の流儀でうなぎを調理していました。

 

焼き場を見たときに(レジの隣なので会計時に見ることが出来た)関東では見ないスタイルで鰻を焼いていました。

 

個人的にはウナギの調理方法だけは、関西に関東が勝っていていると思っていて、関東風の蒸したうえでの焼きは、鰻をふわっと仕上げる点において勝っています。

 

ただ、久しぶりに関西のウナギも食べましたが、これはこれで臭みも出づらく、食感もパリッと小気味よくおいしいですね。

 

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ふわっと仕上げていない分、身も食感があり噛みしめるほどにおいしく、これはこれであり、どちらも美味しいという結論に達しました。

 

関西出身の方は「なつかしい味」

関東出身の方は「異文化交流」

 

がたのしめると思います。

 

ご飯の量も多くかなり食べ応えも在りますので、お腹を空かせて利用してみてください。服に臭いが付くので、食べた後の予定だけは気をつけておきましょう。

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