外務省が行っているキャンペーンのキャラクターにゴルゴ13が起用されています。
単行本を全て購入し、そしてコンビニでも最新話が出ると購入するほどのゴルゴ13好きですが、外務省のコンテンツは管轄外でした。
実際にコンテンツを見てみると、なんだかゴルゴ13が適任とは思えないわけですがそれでもゴルゴ13の力によって「たびレジ」には登録しておかなければならないのではないか?海外安全HPはチェックしておかなければならないのではないか?という圧力をビシビシ感じる内容となっています。
出典:外務省
コンテンツは漫画だけではなく、youtubeでの動画コンテンツも用意されている。
この外務省によるゴルゴ13を用いた広告は、すさまじく豪華です。
さいとうたかを・さいとうプロによる漫画コンテンツはもちろんのこと、漫画を少しだけ動かすタイプのアニメも用意されており、動画についてはyoutubeにUPされているので、読むのではなく見て学ぶこともできるつくりです。
出典:外務省 ※実際には13話まで用意されています。
ゴルゴ13の声優については、アニメ版と同様に舘ひろしさんが行っています。
この話達を読んだり見たりすれば、海外進出・旅行の際に役立つ情報の手に入れ方や、万が一テロなどに巻き込まれた際の行動の仕方が学べるようになっています。
実際に見たほうが良い動画なのでURLを貼っておきます。
外務省 海外安全ホームページ|ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル
↓第一話 これ見たら連続して13話まで行くのでこちらからでも良いかも。
ゴルゴ13が外務省の依頼を受けるという謎設定。しかし!面白いから有り。各国に行き外務省の言いたいことを皆に伝えてくれます。
狙撃や人の救出ではない依頼を受けるのが非常に違和感ありですが、面白いので大丈夫です。
ゴルゴ13が各国に進出しようとしている企業を助けたりします。
ちなみにコンテンツの中でゴルゴ13が訪れていた国はたぶん以下の国々になります。
- パキスタン
- タイ
- ベルギー
- インドネシア
- メキシコ
- フィリピン
- ドイツ
- ケニア
- トルコ
- アメリカ
- イラク(変装して)
上記の国々は言い換えると、リスクが多少なりともある国として紹介されています。自分自身が観光で訪れた国もありますが、そこまで危機感を持って訪れてはいなかったです。
ゴルゴ13にばれたら確実に怒られます。
やはり海外渡航はビジネスでの進出だけではなく旅行でも、ある程度の危険をはらんでいるという事を忘れていました。
とくに、安全の3箇条のような話の中で「行先を知られない。」といったことが重要と話がありました。
SNSなどで移動を予告するのは非常に危険ですね。気を引き締めたいと思います。
シリアスな話ではなく基本的にはギャグタッチ。
全体を通して堅い内容を伝えているはずなのに、むしろ作品はギャグタッチで描かれています。
ゴルゴ13が作成したマニュアルが、、、
女性を食事に誘ったのに、、、
見てもらえればわかりますが、ゴルゴ13の原作にはない空気感を多々感じる作品です。
出典:外務省
↑くまモンも登場したりします。
かなりゴルゴ13の雰囲気とは異なる作りとなっていますが、硬い内容だからこそ少し砕けた作品に仕上げたのかもしれません。
直接的な狙撃の表現は無し。もちろん女性が出てきてもなにも無し。
また、ゴルゴ13と言えば殺し屋ですので狙撃があるのか?と思いきや、直接的な狙撃の表現はありません。
(作中で殺ったな、、、という表現は有りますが)
狙撃と同じようにゴルゴ13の代名詞ともなっている女性関係のエピソードもありません。
こんなのゴルゴじゃない!と言うのは簡単ですが、外務省の広告キャンペーンですので、狙撃や女性関係を描けないのは当然です笑
ちょっと物足りませんが、伝えたい内容自体は非常に重要かつ、コンテンツもわかりやすい作りですので我慢しましょう。
面白半分で動画を見始めましたが、知らなかったこともたくさんあり勉強になる動画でした。ゴルゴがコミカルに描かれていることは非常にまれですので、ゴルゴ13ファンの人も見てみると楽しめると思います。
それにしても再生回数が少なくて悲しいですね。