東京の神保町にあるLADRIO(ラドリオ)は、日本で初めてウィンナーコーヒーのスタイルでコーヒーを提供したお店といわれています。
神保町という街と融合したこのお店は、ウィンナーコーヒーを楽しむだけではなく古き良き空間を感じることが出来る素晴らしいお店です。
そんなラドリオをご紹介いたします。
元祖・発祥グルメを食べ歩いている中で、海外の料理などを日本で初めて登場させたお店も取り上げています。
店内には音楽と本と煙草の紫煙と、、昭和を思い出す素晴らしい空間がラドリオには残っています。
日本で初めてのウィンナーコーヒーを求めてラドリオを利用しましたが、素晴らしい空間に心が躍りました。
レトロな雰囲気は内装が出しているものだではなく、コーヒーと煙草の煙の匂いと音楽が奏でている空気感は、出そうと思って出せるものではなくお店の歴史が、感じさせるものなのだと思います。
煙草の煙は苦手なほうですが、お店が広く席が混み合っていないので隣の席でタバコを吸っていてもそれほど気になることは無かったです。
神保町という立地柄からなのか、レジ前には本棚があり気になる本を読むこともできるようです。
回転率など無視したこの施策はとても良いですよね。ゆったりと座りながらコーヒー飲んで本を読む。そういった過ごしかたが出来るお店です。
同じく神保町の人気喫茶店「さぼうる」はオープン当初、このラドリオを参考にしたと店主がインタビューで答えていました。
また、現在でもラドリオが一番だと思っているという主旨の発言んもしており、神保町という街の喫茶店文化を語る上で欠かせない店といえます。
一緒に始めた人が芸術家だったから
ラドリオや近所の喫茶店を見に行ったり、
品物を買いに行ったよ。
ラドリオはずいぶん参考にさせてもらったね。~略~
いまもラドリオが一番だと思っている。
お客さんが絶えず入っているから。
ラドリオで飲んだお客さんが、
一杯、コーヒーを飲みに
うちに来てくれることもあるよ。出典:Cafe snap
縁あってラドリオで勤務経験がある方から、ウィンナーコーヒー誕生の話を聞くことが出来た。
お店で勤務経験がある人と話す機会があり、私が元祖・発祥グルメを食べ歩いていると伝えたところ、であればラドリオのウィンナーコーヒーは是非飲んでください!とすすめられたからでした。
聞いたラドリオの話としては、
・採用は基本的に女性スタッフ。一度男性で痛い目を見たことが有るらしい。。。
・ウィンナーコーヒーは初代のママさんが長時間本を読む人が多いた、生クリームでフタをしている冷めにくいコーヒーを求めて提供し始めた。
という内容でした。
たしかにラドリオを利用すると、女性スタッフを中心にてきぱきと働いていますし、居心地の良い空間のため、長時間居座ってしまいそうです。
上記の話を知った上だと更に楽しく利用できます。
ウィンナーコーヒーは生クリームたっぷり。そびえたつクリームが気持ち良い。
ラドリオのウィンナーコーヒーは、誰もが想像できるオーソドックスなスタイル。
そびえ立つ生クリームは迫力があります。
ウィンナーコーヒーってどうやって飲んでよいモノかわかりにくいですが、調べてみると正式な飲み方は特に無いようです。
ご自身が好きなように飲むのが良いとの事ですが、一応スプーンがついている場合は、生クリームをスプーンで適量とり食べて、そして飲んでというスタイルが良いようです。
また、長時間利用に対応したサービスもありました。
ウィンナーコーヒー、ブレンドコーヒー、アイスコーヒーをご注文のお客様に限り、2杯目からブレンドコーヒー200円です。
ウィンナーコーヒーを飲み終わった後も、ブレンドコーヒーを200円で頼むことが出来ます。
本などを読みながら長時間利用したい人には非常にありがたいサービスです。
これが日本初のウィンナーコーヒーか~、と歴史に思いをはせながら飲むウィンナーコーヒーは格別でした。
東京出張などで神保町にお立ち寄りの際には、最高の空間を堪能してみてください。
田舎育ちなので、テレビや小説で出てくる「喫茶店」というモノに憧れます。現在ではカフェが主流となりなかなかお目にかかることが出来ない、勝手にイメージとして出来上がっている喫茶店、ラドリオではそのイメージが実体化していて最高に良い空間でした。ウィンナーコーヒーに興味が無くても利用してみて損はないと思います。