仙台空港の売店でも購入できるお菓子「霜ばしら」
冬季限定という季節によって買えないお菓子、という限定感にやられて購入してみましたが、確かにすごい飴?でした。
出張ついでのお土産に購入してみるのも面白い商品です。
出典:九重本舗 玉澤
創業1675年の九重本舗 玉澤がだしている冬季限定商品の霜ばしら
この霜ばしらという商品は、仙台にて1675年から営業している老舗九重本舗 玉澤というお店が出している商品です。
1675年をわかりづらくお伝えすると、延宝3年。徳川家綱時代らしいので、やんわりと歴史あるお店だという事が理解できてしまいます。
お店の商品紹介を読むと、ただの飴でないことが解ります。
霊峰 蔵王の嶺々が冬の粧いを整え、麓にも霜柱が立ち始める頃、菓子職人の手作業による銘菓「霜ばしら」 の製造が始まります。いにしえより受継がれる製造の業は、日々の天候を見ながら晩秋から早春の間中続けられ、やがて本格的な春の訪れとともに終了いたします。
日々、気候と対話して作り上げる「霜ばしら」は口に含むと舌の上でとろけ、巡る季節を感じる風雅な香りと甘露が織りなす冬の幻は、まさに飴の芸術品。九重本舗玉澤自慢の逸品でございます。
※販売期間10月~翌4月まで
販売期間が10月~4月という期間についての言及も「おっ!」と思いますが、一番すごいのは、
”まさに飴の芸術品”
の箇所です。まさか自分自身で芸術品と評価するとは、、、食べてみたくなる。確実に食べてみたくなる紹介文です。
霜ばしらは、仙台空港でも個数限定で販売されています。
この芸術品の霜ばしらを仙台空港で購入できるのは、2階にある売店
総合売店萩
です。
出典:仙台空港公式HP
↑萩の場所。
この総合売店萩にて運が良ければ購入することができます。
なぜ、運が良ければ。なのかというと、売り切れていることも多くあるからです。
到着便で仙台空港を散策した際には既に売り切れでしたが、翌日もう一度探しに行ってみると販売されていました。
お店の人に聞いてみると限られた個数だけ入荷されるようで、単体で購入できるかはその日の購入者の数次第とのことでした。
単体で購入できない場合も、霜ばしらに他のお菓子もセットされている詰め合わせは残っていたので、単体購入できない場合の選択肢は一応残っています。
Amazonより厳重な梱包ともいえるかもしれない「霜ばしら」
自宅にて霜ばしらを開けて食べてみました。
やはり実際に食べてみないと、ここまで手に入れた情報が嘘か本当かわかりませんので、実食は非常に重要な作業です。
場合によっては、誇大広告(だったら)ぶち壊してやりますよ。と気合を入れて食べてみました。
まず驚いたのが、霜ばしらの厳重な梱包?状況。
缶のふたを開けると底に広がるのは、一面の白い粉。かすかに霜ばしららしき物体が出ている部分もありますが、基本的には粉しかみえません。
この粉の正体は「落雁(らくがん)」でした。
『霜ばしら』は湿気・衝撃・熱に弱い飴菓子ですので、防湿ならびに破損防止のため、包装缶の中に白い粉(この粉はもち米を原料とした「らくがん粉」)を充填しております。
出典:九重本舗 玉澤
霜ばしらが湿気・衝撃・熱に弱いからといって、固めたらそのままお菓子にもなっている落雁を梱包材代わりに使うなんて、、、贅沢。
私は焦りすぎて、そのまま爪楊枝で霜ばしらをだしていますが、お店側が伝えている正式な手順は、
- 缶を開けたら上蓋にできるだけ落雁粉を移す。
- 霜ばしらが露出させる。
- かなり密に霜ばしらがつまっているので、取れない場合は最初のひとつは爪楊枝などで引っ掛けて取る。
- 食べ終わったら、落雁を戻して再度湿気・衝撃・熱から霜ばしらを守る。
となっています。
この世にAmazonの梱包よりも厳重なものがあったことが驚きです。
実際に霜ばしらを食べてみたら、本当に溶けてしまった。
霜ばしらを食べてみると、、、、
口の中にいれたら、本当に無くなってしまった。
本当に無くなってしまうので、食べた感じがしないためまた次の霜ばしらを口のなかに運ぶ、そして溶ける、口に運ぶ、溶ける、、、、これは!すぐになくなるパターン!
2,000円もしたのにすぐに無くなるとはおそろしい飴です。
人生で一度は食べておいて損は無いと自分自身に言い聞かせましたが、やはり高額な商品であることは間違いないので、購入の際にはよく検討して買うか、気合を入れてお土産を購入するタイミングでチョイスするのが良い商品だと思いました。