JALのグループ会社である、JAC(日本エアコミューター)の飛行機に搭乗した際には、確実に食べておきたい飴があります。
それは、株式会社黄金飴が作っている飴 = 黄金糖なのです。
なぜ、この飴を食べておいたほうが良いかというと、おいしいのはもちろんのことですが、今は無きJAS時代から引き継がれている懐かしのメニューだから。と勝手に思っております。
JALでいつも出てくる飴は明治産業が製造元ですが、このJACの飴は(株)黄金糖が製造元
JALに登場した際に配られる「飴」といえば、
- ハーブのど飴
- アセロラ
- バニラヨーグルト
- アップル
- レモンジンジャー
の5種類の味がうれしい、いつもの飴を思い起こします。
この飴たちは、製造元は明治産業株式会社で販売が株式会社JALUX (ジャルックス)となっています。
JAL SELECTION キャンディデスカイ 132g×5袋
しかし、JAC(日本エアコミューター)で配られる飴には、上記のいつもの飴とは違った、見慣れない飴があります。
それが、昔からJAC(日本エアコミューター)で提供されている「黄金糖」という飴です。この黄金糖はそのものずばりの株式会社黄金糖という会社が製造している商品となります。
黄金糖の歴史は大正時代から。原材料は砂糖・水飴のみ。食品添加物や着色料なしのこだわりの飴だった。
このJAC(日本エアコミューター)に搭乗したときだけ貰える黄金糖は歴史ある、そしてこだわりの飴です。
黄金糖自体が誕生したのは、なんと大正時代にまで遡ります。
黄金糖の始まりは、1919(大正8)年。瀬戸口伊勢松が、砂糖と水飴だけでつくった金色の飴、"金銀糖"を宮崎県都城で売り出したことにさかのぼります。
その後1923(大正12)年、大阪府堺市において瀬戸口商店として創業した際、名前を"黄金糖"に改めました。形が現在のような四角柱になったのもこのとき。離型油を塗る必要のない独自の型を開発して、飴の表面をなめらかにするとともに、気泡が極力入らないこだわりの技法で、宝石のようにキラキラと輝く美しい飴が完成しました。
出典:黄金糖公式HP
黄金糖は飴としては珍しい四角柱のかたちをしていますが、これも型から飴をはがす際に、離型油を使わなくてもはがれやすい形として計算さえているようです。
出典:黄金糖公式HP
正に機能美。「Simple is best」を体現している飴と言えます。
原材料は、砂糖と水飴のみという昔懐かしいこれぞ「飴」という感じの飴です。着色料、添加物など一切使わないのが、商品誕生時からのこだわりとの事。
着色料、香料など食品添加物を一切使わず、砂糖と水飴だけでつくったやさしい甘さとなめらかな口あたり。
透明感のある美しい金色と甘い香りは、砂糖がカラメル化することで自然に生まれたものです。
創業以来変わらない素朴な味わいをお楽しみください。
出典:黄金糖公式HP
歴史を知った上で、あらためてJAC(日本エアコミューター) で提供される黄金糖をみると、なんだかすごい飴に思えてくるから不思議です。
JAC(日本エアコミューター)がJASグループだったころから提供されている、これまた歴史ある飴。
JASがJALに統合されてからは、JACはJALグループとして運航していますが、元々はJASの時代にできた会社です。
鹿児島県の離島アクセス改善のため、日本航空(当時の東亜国内航空)と鹿児島県奄美群島の14市町村(合併により12市町村に減少)が出資して、コミューター航空会社として発足した。
出典:Wikipedia
私は、JAS(日本エアシステム)には登場したことが有りますが、JASが存続していた時代にJAC(日本エアコミューター)には登場したことが有りません。
しかし、調べてみるとJASがあった時代から、JACでは黄金糖を機内の飴として提供していたようです。
統合後も、旧ロゴにて飴は提供されていたようですが、現在ではパッケージも一新され今の状態になっています。
飴としての歴史も有り、そして飛行機関連の歴史も有り、JACに登場した際にはJACオリジナル黄金糖を食べながら、昔を思い出してみるのも良いかもしれません。
↓JACオリジナル黄金糖は買えませんが、黄金糖自体は通販で購入できます。
とても甘い飴ですが、飴としておいしいのがうれしいところです。JAC(日本エアコミューター)では短距離路線も多いことから、機内でのドリンクの提供が無かったりします。そんな時、このJACオリジナル黄金糖は機内での最高の清涼剤となりますので、覚えておくと深みが増す。と勝手に思っています。