福岡・博多への出張。お土産購入の際に私がいつも買っているおすすめのお土産をご紹介します。
個人的には「二〇加煎餅」を買っていくと、安いし、うまいし、ちょっとむかつくから盛り上がるし、変なお面入っているしおすすめです。
一見変なお土産だけど博多の歴史あるお土産である二〇加煎餅。お土産としては最適。
はじめて「にわかせんぺい」をみるとふざけたお土産なのか!?と感じる方が多数いると思います。
この時点で選択肢から消してしまっている人も多いのではないでしょうか?
↑このちょっとむかつく顔故に目立つが敬遠されてもいる気がする。
しかし、この二〇加煎餅(にわかせんぺい)調べてみると古くから博多の街に根付いた文化と共に、いまをもって残っている歴史あるおみやげ品であることがわかります。
元々は「博多仁和加」と言われる郷土芸能の誕生まで煎餅の話で遡らかなければなりません。
博多仁和加は、福岡市指定無形民俗文化財として、長い歴史と伝統を持つ郷土芸能です。「ぼてかずら」に「にわか面」と言われる半面を着け、博多弁を使い、会話の最後に面白いオチをつけて、話をまとめるもので、題材として世相を反映させたユーモアな即興笑劇です。
出典:博多の魅力
特徴的な顔は、博多仁和加で使われる「にわか面」だったという事です。この歴史を知っていると、初見はへんてこなパッケージだと思っていた、二〇加煎餅の包装が歴史を継いだすごいモノに感じてくるから不思議です。
この博多仁和加の歴史は古く、寛永時代に誕生したと言われています。
博多仁和加の起源は、約300年前の寛永年間。
藩侯黒田忠之公の頃といわれています。博多の物好き連中がお盆の夜に集まり、提灯の両縁を取ったものを頭から被り、目の部分だけ開けて往来をそぞろ歩いたとか。人に出逢えば口から出まかせの軽口や謎の問題をしかけ、人々を笑わせる。それが何時しか「仁和加」というようになったのです。
盆の夜にこの半面を付けた人とすれ違うだけで恐怖ですが、そこで謎の問題を出されたりしたら、命が取られると当時の人は怖がったとおもいます。
海外でもお祭り的な日に反面をつけたり、舞踏会で謎の反面をつけたりしますが、、、
↑海外の半面のイメージ
日本の場合は、
↑これですので、文化の違いを感じます。 私は日本のほうが好きです。
おすすめは、小さな二〇加煎餅ではなく大きめの二〇加煎餅。なぜなら面が入っていて、お土産渡した人につけさせると盛り上がるから。
食べてももちろん二〇加煎餅はおいしいのでお土産として優秀なわけですが、私のおすすめはおまけでお面も入っているタイプとなります。
画像の左側の小さいタイプには面が入っていません。もし購入するなら中央から右側に見える、少し大きめのタイプをおすすめします。
煎餅の他に、お面もおまけでついているため、お土産を渡した人に無理やりつけてもらうと盛り上がるからです。
注意点としては確実に嫌がられるので、その時には博多仁和加に対するうんちくを披露し、その上でお面をつけないという事は博多の人の文化を否定することになる。と伝えれば大抵の人は付けてくれます。
一度怒られたことがありますが、私は懲りない性格なのでその後も購入して持って行ったら2回目はつけてくれたので、きっと本当は皆つけたいのだと勝手に理解しています。
ときどき出てくる「ウインク」している煎餅は勝手に当たり判定しています。
いつもは、正面を見据えたちょっとむかつく顔をしている二〇加煎餅なのですが、数枚に一枚ぐらいの割合で、「ウインク」している二〇加煎餅を見つけることができます。
これがまたむかつく。そして楽しい。
食べていても楽しいお土産だと思います。また嬉しいことに煎餅は全て小分け放送されているので、会社へのお土産などで購入していっても、他の人に配る際に余計な配慮も必要なく、その点でも優秀です。(もちろんお面は上司につけてもらってください)
博多のお土産と言えば、世界NO.1・ギネスブックにも登録されている博多通りもんが有名ですが、さすがに有名すぎて既に購入したことある!という人が多数だと思います。
二〇加煎餅も有名なお土産ですが、パッケージから敬遠している人も多くいるようなので、ご紹介したように博多のの文化も知ることのできる素晴らしいお土産ですから、是非一度購入してみてください。
お面の責任はとりません。