飛行機の楽しみの一つに機内食上げる人も多いと思いいます。
その機内食が地上でも食べられるお店があるのをご存知でしょうか?
日本各地で機内食が食べることのできる場所を3ヵ所ご紹介させていただきます。また、その他にも機内食を食べることができたが、既に存在していない「まぼろしのレストラン」も併せてご紹介いたします。
「FIRST AIRLINES」 東京都豊島区西池袋
本格的にレストラン形式で機内食を提供しているのは、東京の池袋にお店を出している、「FIRST AIRLINES」となります。
「池袋に国際空港オープン」という何とも強烈なワードが公式HPに踊るお店です。
110分間のコースとなっており、その中ではただ食事するだけでなく、VRによる世界の国々を回る旅も行われます。
そして最終的には予約したコース(行先)により、異なる料理が提供されます。
実際にファーストクラスで利用されているシートに座って食べるという事ですので、池袋にいながら空の旅を体験したい!という稀有な気持ちを持たれている方は、実際に利用してみることをおすすめします。
「レジェンド・オブ・コンコルド」 大阪府泉佐野市
関東以外の場所では、関西国際空港から無料バスにて約5分ほどの場所にある、スカイビュー内にて営業している、「レジェンドオブコンコルド」にて機内食を食べることができます。
この「レジェンドオブコンコルド」は既に世界の空を飛んではいませんが、以前は世界最速旅客機としての名をほしいままにした「コンコルド」の写真や模型などに囲まれながら食事が出来るお店です。
このレジェンドオブコンコルドの機内食メニューは実際に多くの航空会社に機内食を納品している「エイエイエスケータリング」という会社が料理を提供していますので、本当の機内食とそん色ないモノが地上で食べられるという訳です。
ちなみに、エイエイエスケータリング社のHPを見ると、「受託航空会社」という事で以下の航空会社達の名前があります。
フランス航空 | ミアットモンゴル航空 | 春秋航空 |
中国国際航空 | フィリピン航空 | ガルーダインドネシア航空 |
フィンランド航空 | タイ国際航空 | ターキッシュエアラインズ |
エミレーツ航空 | 海南航空 | 北京首都航空 |
ウズベキスタン航空 | 厦門航空 | ティーウェイ航空 |
大韓航空 | ウラジオストク航空 | エア・カナダ・ルージュ |
KLMオランダ航空 | 深セン航空 | マレーシア航空 |
ルフトハンザドイツ航空 | 山東航空 | 天津航空 |
エジプト航空 | ハワイアン航空 | ニュージーランド航空 |
中国東方航空 | 上海航空 | エアアジアX航空 |
デルタ航空 | 吉祥航空 |
日本の航空会社がない点が気になる点ですが、反対に体験機内食で食べることのできる食事は上記航空会社の機内食に近しい食事がとれるとも言えます。
↓レジェンドオブコンコルドを利用してきました。
「フライトカフェ・チャーリイズ」 千葉県成田市
最も多くの航空会社に乗った人物としてギネスブックにも登録された、航空写真家・チャーリィ古庄氏がプロデュースするカフェです。
この「フライトカフェ・チャーリイズ」では、本当の機内食ではないのですが、チャーリィ古庄氏がプロデュースした機内食風メニュー「チャーリイズ特製機内食」を食べることができます。
特にどのクラスという設定はないものの、「イメージ的にはプレミアムエコノミークラスぐらいかな」と古庄氏は言う。
出典:マイナビニュース
成田空港の滑走路近くにある同店は、飛行機好きの方々があつまる場所としても有名な「空の駅 さくら館」にあります。
観光がてら利用してみてはいかがでしょうか。
3カ所の「機内食が食べられる場所」をご紹介させていただきましたが、
1 ファーストクラスの機内食をコンセプトとしたレストラン
2 航空会社に納品している会社がつくっている機内食が食べられるレストラン
3 航空業界に詳しい人がプロデュースした機内食風の食事がとれるレストラン
という具合に分かれています。それぞれ楽しみ方はあると思うので、遊びに行ってみてください。
既に存在しないですが、機内食を食べることが出来たと言われているレストラン
既に存在してはいないのですが、東京の赤坂で機内食を食べることができるレストランがあったという情報が、浅田次郎先生のエッセイにて紹介されています。
まぼろしのレストラン 東京都港区赤坂
浅田次郎さんがJALの機内誌「Sky Ward」に書かれていた、まぼろしの機内食レストラン。
その存在自体が浅田次郎さんの記憶の中だけにあるレストランとなってしまっていますが、赤坂に機内食を食べさせてくれるレストランがあったらしいです。
東京の赤坂に「機内食専用レストラン」なるものがあったのである。
嘘みたいな話だが本当だ。店内には『八十日間世界一周』のテーマソングがくり返し流れており、当時はスチュワーデスと呼ばれたキャビンアテンダントの制服を着たウェイトレスが、おすまし顔でメニューを持ってくるのである。座席はどうであったか残念ながら記憶にはない。
~中略~
ところが、足繁く通いつめて機内食の世界制覇を目論んでいたところ、その店はある日突然なくなってしまった。いくら海外旅行ブームが始まったころとはいえ、さすがこの企画ははやらなかったらしい。
出典:「アイム・ファイン!」浅田次郎著 まぼろしのレストランより
日本航空を頼んだら和食、パンナムならステーキといった具合に、エアラインの国と料理が連動しているシステムだったとの事でした。
本の中で浅田次郎さんは、「知っている人がいたら一報欲しい」という呼びかけもしていて、存在自体が確認できませんが、一応調べるとこの本に反応して「存在」していましたよ!と答えている人たちもいたので、確かに存在したのだと思われます。
今だと、先ほどご紹介した池袋のお店が同じようなコンセプトなので、近しいお店が誕生していることになりますね。
正直、機内食ってそこまで美味しいモノではないので、わざわざ食べに行くものでもないと考えているのですが、何故か興味が沸いて食べてみたくなるんですよね。