鹿児島県の種子島にて飛行機欠航が発生し、飛行機では鹿児島空港までの移動が不可能になる事態に遭遇しました。
調べてみると、種子島空港は鹿児島にある空港の中で最低の就航率となっており、欠航の多い空港であることが判明しました。
搭乗を予定していた飛行機が欠航してしまうと、種子島からの脱出は船だの身になりますので、船を利用する際の注意点を含めてお伝えいたします。
とても欠航が多い種子島空港。鹿児島県の空港では一番欠航が多い空港です。
種子島にてインギー地鶏を食べるという目的を果たし、翌日に飛行機にて鹿児島空港に帰ろうとしたのですが、空港に到着してみると完全なる視界不良(霧)、結果的にはその日の飛行機は全ての便が欠航となっていました。
思えば、雨が多いといわれる屋久島の近くにある種子島ですので、飛行機の欠航は多いのかな?と調べてみたところ、なんと鹿児島県内の空港では最低の就航率=欠航が多いという事実が判明しました。
表 鹿児島県管轄空港就航率一覧
空港名 | 就航率 |
---|---|
奄美空港 | 97.60% |
喜界空港 | 96.40% |
徳之島空港 | 97.70% |
沖永良部空港 | 96.50% |
与論空港 | 97.70% |
屋久島空港 | 95.40% |
種子島空港 | 95.40% |
出典:奄美新聞 2018年
95.4%と聞くとなんだか高い数値のような気もしますが、他のデータと比べると恐ろしいです。
- 雪が降り積もる旭川空港の2018年就航率 99.7%
- 2018年ANAの欠航率0.22%⇒ 就航率は 98.8%
上記以外にも各航空会社の欠航率(就航率の逆)をまとめたデータから、各会社の就航率を計算しても、95.4%を下回ることはありません。
出典:トラベルボイス
やはり種子島空港は非常に欠航が多い空港といえます。
私が欠航を食らった日も前日までは快晴でしたが当日は雨。そして種子島空港に近づくと霧が濃くなっていき、空港に到着したころには霧でかなりの視界不良を起こしており、素人目に見ても飛行機が飛ぶのは無理だという事がすぐにわかるほどでした。
種子島空港は、種子島の中でも標高が高い場所につくられており、一説によるそのために霧が多いともいわれています。
飛行機で種子島脱出が出来ない場合は高速船の選択肢があります。しかし空港からフェリー乗り場まではかなりの距離があるので注意が必要。
欠航してしまったら飛行機は飛びませんので、他の方法で種子島を脱出しなければなりません。
その際に利用できるのが、高速船トッピーです。
この高速船トッピーは鹿児島市と屋久島・種子島をつないでいる定期運航船です。
ただし、利用するには発着場所まで移動しなければいけないのですが、これが大変。
種子島空港がある中種子町から、トッピーの発着場所がある西之表市まではかなり遠い距離を移動しなければならないからです。
私はレンタカーを借りていたので、空港返却予定を西之表市の店舗返却に変更することで、事なきを得ましたがレンタカー移動出ない人はバスでの移動しか、実質手段が無いといえます。
ちなみに空港から西之表港(トッピー発着場所)へのバスは本数が限られているため、タイミング勝負となってしまいます。
出典:ふるさと種子島
※時刻表は古い可能性がありますので、利用の際には最新情報をお調べください。
一日3本!? 1本逃すと更なる緊急事態となってしまいます。
霧で欠航している場合は、空港付近から遠ざかると結構しているのがウソのような天気になりますので、船は動いていることが多いようです。
種子島空港で飛行機の欠航を食らってしまった際には、至急移動したい場合においては、すぐに船の時間とその後の移動経路を組みなおさないといけなくなります。
JALのカウンターに相談したら、鹿児島空港からの移動は時間変更してくれた。
私は種子島空港から鹿児島空港に移動後、更に羽田空港への乗継を予定していました。
種子島空港からの飛行機が無くなってしまったので、その後の移動が不安でしたが種子島空港のJALカウンターに相談したら、その後の鹿児島空港から羽田空港への飛行機の時間も変更してくれました。
ただし、これは後の便に空席があったから変更できただけですので、やはり種子島に出張ないしは観光で訪れる際には、少しでも日程の余裕を持っていたほうが安心だと思います。
急遽船の移動に切り替えたら、鹿児島空港まで+3時間~4時間ほどは移動に多く時間がかかった。
種子島空港から急遽船移動に切り替えたことにより、鹿児島空港までの移動は非常に多くの時間を要しました。
具体的には以下の通りになります。
- 種子島空港から西之表港までの移動及びレンタカー返却 約1時間
- 船での移動時間 約1.5時間
- 鹿児島市側での空港行きバスに乗るための時間 約30分
- 鹿児島市内から鹿児島空港までの移動 約45分
です。合計2時間45分は必要です。
ここに、高速船トッピーの待ち時間が加算されます。私は2時間待ちましたので約5時間ほどの時間がかかった計算になります。
順調に種子島空港で飛行機に乗っていれば、1時間もかからないで鹿児島空港に到着していますので、差し引き4時間は余計に時間がかかったことになります。
上記の時間を考慮して、航空券の時間は変更したほうが良いと思います。
種子島に出張・観光に行くのであれば、飛行機の欠航リスクをしっかりと把握した上で旅程を組むべきだと痛感しました。
私のような人が生まれないことを願っています。