香川県は「うどん県」として、完全にうどんを売りに県のPRをしていますが、実際に訪れてみると、その名前に間違いはない程に「うどん屋」が乱立しています。
足繁く通い自分のお好みのうどん屋を探すという最高の楽しみ方も有るのですが、旅行・出張にて低頻度での香川県でしたら、やはり使いやすい立地、営業時間のお店が重宝します。
高松市に有る「手打ちうどん鶴丸」さんは、飲み屋街の中に有る立地と遅くまでの営業時間、そして何より「このうどんを食べてくれ!」という明確なおすすめメニューが有るのが分かりやすくてとても良いです。
うどん県の中心高松市でも「夜遅くに空いている」といううどん屋は限られる。
おいしいうどん屋がたくさんある香川県高松市なのですが、少し困った問題点も有ります。それは、多くのうどんが個人経営のため、夜の遅い時間帯は既にうどん屋さん閉まっている問題です。
あの店行きたい!と思っても、お酒を飲んだ後に締めを食べようとなっても既にお店は閉まっています。
そんな時に重宝するお店が「手打ちうどん鶴丸」さんです。
高松市の繁華街にお店があり、そして営業時間も20:00~27:00と完全夜向けの営業時間ですので助かります。(日曜だけ提供日なのでご注意ください)
その他にも飲み屋が集まっているライオン通り付近だと
- 饂飩家 五右衛門 25:30迄営業
- こんぴらうどん 26:30迄営業
等が遅くまでやっているうどん屋です。
高松市の〆はうどん。その中でも「カレーうどん」をお勧めされます。
高松が地元の人に聞いても、〆でうどんを食べるのであれば「カレーうどん」を食べておけば良いのでは?と言われます。
ビギナーを卒業して中級車になっていくと、更に自分のお好みのうどんが決まっていくようですが、まず初心者は定番であるカレーうどんを食べておきなさい。という地元神の声だと思いおとなしく従っています。
そんな高松市で飲みの〆事情の中で、基本中の基本、まずは抑えておかないといけないお店が、「手打ちうどん鶴丸」さんになります。
手打ちうどん鶴丸のキラーコンテンツは「牛しゃぶカレーうどん」
手打ちうどん鶴丸に訪れたら、まずはじめに食べてみないといけないのはお店のおすすめでもある「牛しゃぶカレー」となります。
メニューは牛しゃぶカレーですが、しっかりとしたカレーうどんですから安心してください。
夜に!締めで!カレーうどん!と驚いてはいけません、香川県はヒートショックによる死亡率一位を獲得したり、糖尿病発症率一位を獲得したりと塩分により健康を害している代表的な県です。
その県に訪れているのならば、しっかりと地元の流儀を堪能しないといけませんので、ここは牛しゃぶカレー一択しかないと思います。
カレーうどんを頼んだら、おでんを食べながら待つのが高松スタイル
オーダーしてからでも、その前からでも良いのですが高松のうどん屋さんでは、つまみは店内に有るおでんを食べることが多いです。
自分で取るタイプのお店も有れば、店員さんにオーダーして持ってきてもらうスタイルも有ります。
どちらにしてもこの串おでんをつまみながらウドンの提供を待つことが出来ます。
お
オススメは、やはりここでも肉、ギュウスジなど最高ではないでしょうか。
鶴丸のカレーうどんは、シャバシャバ系。カレーうどんなのにさっぱり食べられるのが特徴。
鶴丸のカレーうどんのスープはとてもサラサラと言いますか、シャバシャバと言いますか、どちらにしても水分の多いタイプのカレーうどんです。
カレーうどんと聞くとかなりこってりしたイメージを持ってしまいますが、サラリと食べられるのが特徴だと思います。
同じカレーうどんの〆でライバル関係にある「饂飩家 五右衛門」は濃厚なカレーうどんですので、この当りは個人ごとの好みが分かれる所だと思います。
鶴丸のカレーうどんはカレーうどん界のさっぱり。を突き進んでいる内容だと思います。
そのさっぱりを台無しにするのが、肉の存在。だがそれが良い。
折角カレーうどん界のさっぱりの極致を極めているのに、それを台無しにするのが肉のトッピングです。
牛しゃぶ。という事で牛肉が結構大量に乗ってくるのですが、これがうどんとスープに絡んで絡んで非常に美味しいです。
この牛肉が有るのとないのでは全く別の料理になるので、まずは体のことなど何も考えずに、牛しゃぶカレーを頼むことをやはりお勧めします。
もちろん、讃岐うどんのコシも健在。カレーと相まってとてもおいしいですし、おなか一杯。
主役であるウドンはもちろんおいしいです。讃岐うどん独特のコシが良い感じです。個人的にはコシが無い柔らかいうどんもすごく好きなのですが、このカレーうどんにはやはりコシがある讃岐うどんが合うと思います。
鶴丸さんのうどんは人気店が故にオーダーなど関係なくゆでまくっている(と思っている)ので、少しタイミングが悪い瞬間もありそうですが、それでもそんなものは誤差の範囲です。元が美味しいとやはりおいしいです。
皆さんお気づきの様に、カレーうどんでコシのある麺。スープは水分多め。これはかつ実に服に飛ぶパターンです。細心の注意を払っていても知らない間に服が汚れていることがあると思いますので、本当にご注意ください。これでネクタイを使えなくしたことが何度あるか分かりませんので。
香川県は家が出来上がると一番風呂にはうどんを食べながら入ります。
香川がどれほどにウドンを重要視しているか、文化に根差しているかという話なのですが、香川県では家を新築した場合、一番風呂は年長者に入ってもらいそして湯船につかってもらいながらウドンを食べてもらいます。
この話。。一度聞いたときには理解できませんでしたが、本当に食べるようです。一番風呂を年長者。までは理解できるのですが、それと合わせてうどんを食べるという合わせ技は理解できませんでした。
しかし、それほどにうどんを愛しているうどん県に訪れれているからこそ、締めは地元の人に進められた、カレーうどんを食べなければという気持ちになります。
各地の飲み屋の〆は地元の方に聞いてしまうのが一番です。高松出身の方達にまずはカレーうどんで修行しなさいと言われたので、カレーうどんを食べまくってます。