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【なるほど】JALが考えるマイル単価をエグゼクティブコレクションから算出してみた

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マイル単価。飛行機が好きで、航空会社のマイルを貯めている人なら一度は考えたことがある「指標」だと思います。

1マイル当たり、いくらで使っている事になるのか?という指標が1マイル=〇円以上!なら得!と考えたりするわけですが、航空会社サイドはこの1マイル=〇円。というのはいくらで考えているのか、気になり始めました。

 

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原価が有りそうで、フワフワしている特典航空券は外しました。

最初に考えてみたのは、JALがマイルで獲得できるようにしてくれている特典航空券の価格と必要マイル数にて算出してみようと思いました。

しかし、考えてみると特典航空券の座席数は限定されていて、マイルを支払ったからと言って、単純に交換できるものでは無いので、不向きなのかと考え始めました。

考え方によっては、解放されている「席」は計算上空席になる確率が高い席数しか出ていないとするならば、単価根拠には不向きなはずです。 (人気路線・繁忙期は異なりますが)

 

モノで比較するのが一番わかりやすいのかと思い、JALエグゼクティブコレクションから算出しました。

特典航空券での単価算出はあきらめ、次に目を付けたのがJALが提供しているサービスで、マイルと品物を交換できるサービスです。

その中でも、JALのサファイア・JGCプレミア・ダイヤモンドといった上級会員しか交換資格が無い、JALExecutive Collection(エグゼクティブ コレクション)に狙いを定めました。

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このエグゼクティブコレクションにて交換できる品物とマイルを比較して、JAL側が想定しているマイル単価を出しました。

 

多種多様なモノが交換できるエグゼクティブ コレクション 最高50万マイルを必要とする品物も。

少し話はそれますが、このエグゼクティブ コレクションは、庶民の私では、「誰が交換するかはわからないが、日常お金を出したら買わないだろうな。」という品物がそろっていたりするので、見ていて楽しいです。

最高マイル数を要する品物は、限定品ではありましたが、なんと500,000マイルを要する品物もありました。

 

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18年貯蔵原酒森伊蔵は限定5本という枠で、出品され、必要マイル数は500,000マイル!というモンスター物品でした。

 

この他にも、交換できる先を一部あげると

  • Ermenegildo Zegna(エルメネジルド ゼニア)
  • BALLY(バリー)
  • COACH(コーチ)
  • HAMILTON(ハミルトン)
  • TUMI(トゥミ)
  • Baccarat(バカラ)
  • Priority Pass(プライオリティパス)

などの交換先があり、ファッションから家電、そしてサービス系迄そろっています。見ていると面白いサービスであります。

 

特典航空券・eJALポイント交換が最優先の場合は、マイルをあまりモノに変えるという選択肢がありませんが、そういった事を気にしない層の人にはマイルと品物を交換できるという事で結構利用者がいたりします。

 

 

エグゼクティブコレクションの品物と必要マイルから単価を算出してみた

ランダムに交換先から品物を決めて、その品物を購入する際の定価と必要交換マイル数を並べ、JAL側が考えているマイル単価としてみました。

 

本当に目についたモノから並べただけなので、価格とマイルが大きく乖離しているモノもあったのかもしれませんが、抽出したサンプルだとほぼ同じような数値になっています。

 

表:エグゼクティブコレクションから見たJAL側のマイル単価

品物   価格 必要マイル マイル単価
18年貯蔵原酒 森伊蔵 森伊蔵酒造 431,852 500,000 0.86円
Priority Pass Priority Pass 44,688 40,000 1.12円
D500 16-80 VR レンズキット ニコン 315,000 300,000 1.05円
マッセナ タンブラー 2客セット バカラ 54,600 50,000 1.09円
ベガ シャンパンフルート 2客セット バカラ 31,000 30,000 1.03円
スピリット オブ リバティ オートクロノ ハミルトン 205,200 180,000 1.14円
ビジネスバッグ TEDAL MD ブラック バリー 89,800 100,000 0.90円
パールネックレス WK-604 ミキモト 200,000 180,000 1.11円
- まとめてみると ⇒ 1,372,140 1,380,000 0.99円

 ※プライオリティパスは1ドル=112円で計算

 

狙ったかのように、マイル単価は0.99円という事で、ほぼ1円。という事で、

 

JALは1マイル = 1円 で計算しているのではないでしょうか?

 

1マイル=1円の価値としておくと、いろいろと計算も楽になりそうです。それは、マイル残高が航空会社の財務諸表にインパクトがある数字だからです。

 

航空会社にとってマイル残高を減らすことは実は非常に重要。かも。

 

航空会社のHPにログインするたびに「にやにや」しながら見てしまうマイル残高ですが、航空会社側から見たら苦虫をかみつぶしたような顔で見ているかもしれません。

 

というのも会計基準がIFRSに収斂していく中で、会計処理の方法に変更が必要になるようです。

 

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会計は、、、他の人の情報を参考にさせていただいています。

JALはマイル発行時に発行分を費用計上(販管費)を計上するとともに履行義務分を債務で計上していますが、ANAはマイル発行時には処理を行わず、期末時点の未使用マイルのうち将来使用されると認められる部分を引当処理(費用処理)されているようです。

出典:http://tsudaman0818.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-d3c4.html

航空券の販売取引を考えてみましょう。仮にある航空券の購入者が航空会社のマイレージプログラムに加入していれば、航空券の販売に伴い、搭乗した区間等に応じたマイルが付与されることになります。この場合、航空券の販売代金の総額には、航空券自体の対価と、付与されるマイルの対価の双方が含まれるとみなされ、それぞれを区分して公正価値で会計処理します。なお、付与されたマイルの公正価値は将来のマイルの交換に伴い提供されるサービスの公正価値に基づき測定され、繰延収益として負債に計上されます。

出典:https://www.ifrs.ne.jp/news/rensai_vol09.php

 

結論、まず、売り上げがマイル付与分減る。

 

そして、マイル残高が積みあがると負債計上も積みあがっていくため、マイルの積極的な活用を促し、利用してもらうと有利!

 

と読み解きました。

JALの会計基準 IFRSへ移行を検討中とのこと マイルをとにかく使ってほしい。はず。

 

JALは中期経営計画でもIFRSの任意適用を「検討」という表現にて宣言しておりました。

https://www.jal.com/ja/investor/library/results_briefing/pdf/fy2017q4_0428ja.pdf

↑JAL中期経営計画 7Pに表記有り。

 

また、決算短信を見ていても最新の決算短信でも日本基準で決算していることが分かります。

 

http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1500614

 

中期経営計画の宣言通りに進めていくのであれば、マイル残高はとにかく減らしておきたいはずですので、その観点から考えても、マイルの毎年大量のマイル消費をしてくれるのは、移行に向けてもありがたいはずです。たぶん。

 

この辺詳しくないので、かなりざっくりとしていますが、やはり1マイルを1円と考えて、計算するのは色々と楽なのではないかな?と憶測しました。

 

 

1マイルは通常1円計算と考えると、やはり特典航空券やeJALポイントの価値は高いですね。といっても、今回は一つの側面からの考えなので引き続きチャンスが有れば他の方面からも考えてみたいと思います。