ロシア連邦の都市イルクーツク。人口約60万人の都市ですが、観光と言えば超有名なバイカル湖があるぐらいで、あとは保存されている古い街並みを楽しんだり歴史的な建物を見たりとするぐらいです。
そうなってくると、楽しみとしては「旅先でのグルメ」が相対的に重要になってきます。
イルクーツクを網羅して言う訳ではないですが、なかなか観光情報に乏しい都市ですので、イルクーツクで利用したレストランをお伝えさせていただきます。
Old Cafe(オールドカフェ) 魚とデザートがおいしかったです。
旅行口コミサイトのTripadviserでも非常に高い評価となっている、Old Cafe(オールドカフェ)というレストランは、利用する価値が有りました。
名前と、店の外観で「カフェなのか?そして本当にレストランなのか?」と不安になりますが、一歩足を踏み入れてみると、重厚感ある内装で反対に「高級レストラン?大丈夫か?」と不安になります。
料金はとてつもなく高い。という訳ではありませんでしたので安心してください。
オーダーしたのは、
いろいろなブログなどにも美味しかった!と書かれていたマッシュルームのスープ。
やはり、バイカル湖近くに来たからには!という事で固有種のオームリのソテー。
たぶんオームリであろう魚のフライが入っているサラダ。
ロシアに来たからには!という事でデザート。
マッシュルームのスープは確かに美味しかったけど、私的には塩味が足らないので味が少しだけぼやけている感じ。でも安心感有る味で頼んでおいてよかったとは思いました。
牛肉はまずいけど、魚はうまい。
バイカル湖には「オームリ」という固有種の魚がいますが、これが癖が無く食べやすい。美味しい魚だと思います。
魚のフライと野菜を混ぜ合わせたサラダ。ドレッシングの味が濃くて一番おいしかった。
↑肉も勿論頼みましたが、うま味が少なくぼそぼそとした食感が気になります。
そしてロシアの旅行では食事の際に一番楽しみなデザートももちろんオーダー。これがまた美味しかった涙。
しっかりと甘さは有るのですがくどくなく、食べ応えも有るし味は満足だし最高です。
更にこの後食後のコーヒーを飲めば(ロシアはコーヒーも美味しい)満足・大満足の食事となります。
Old Cafe(オールドカフェ)は宿泊しているホテルが、マリオットだと非常に利用しやすいです。マリオットホテルからも歩いて5分ほどの距離でした。
イルクーツク滞在中に一度は利用しても損はないレストランだと思います。
注意点としては、Old Cafe(オールドカフェ)というよりはイルクーツクで美味しい牛肉に出会う事は出来ていないので、肉系のメニューを頼む際にはある種のギャンブルになります。
覚悟してオーダーしてみてください。
評判の良いイタリアンレストランfigaro(フィガロ) ここも肉以外がおすすめ。
イタリアンレストランのフィガロもイルクーツクにて評判の良いレストランです。
ロシア料理を食べまくっているとたまには他の国の料理屋が食べたくなります。
このフィガロも外観ではなく、内装にお金がかかっているお店でした。
イルクーツクでは建物の景観を保存するために厳しい条例が設定されているようですし、そもそもヨーロッパだと道路に面する部分は公共の概念が強く好き勝手にいじったりしないためだと思われます。
内装は凝っているのですが、少々独特な内装で鍋が飾られていたりしました。
このフィガロで食事する場合のおすすめは、イタリア料理的なものを食べること。だと思います。
何が言いたいかというと、このお店でも結局「肉」は美味しくなく、その他の料理が美味しかったです。
味付けがしっかりとされているサラダ。魚も入っていてボリュームも有りました。
英語もロシア語もほぼ分からない中でもなんとかオーダーは出来ました。
パスタはどれも美味しかったです。
私は世界中の「肉」を食べるために旅行しているので、どのお店でも牛・豚・鶏に限らず、肉を一品はオーダーします。
フィガロではラムをオーダーしましたが、あまりおいしくありませんでした。
全体的にロシアで食べる肉には「うま味」が足らない気がします。熟成の方法が確立されていないのかもしれません。
モスクワの方ではおいしいステーキ屋が増えているという事ですが、イルクーツクでは出会うことが出来ませんでした。
フィガロは街中に有るので比較的多くのホテルから移動しやすいと思います。
Mesto Vstrechi (メスト・フストレチ) マリオットホテル内のレストラン。ロシア料理を食べることが出来ます。
移動に疲れて、宿泊したマリオットホテル内のレストランMesto Vstrechi (メスト・フストレチ)も利用しました。
ランチとディナーで営業しているようですが、私はディナーで利用しています。(ちなみに朝食会場でもあります)
Mesto Vstrechi (メスト・フストレチ)では、オームリを主体とした料理を頼みました。
また、ビーフストロガノフもメニューに有ったので頼みました。
オームリのフライ。言われなければ確実に「鮭」としか認識できないぐらい似ています。
肉料理とは対照的に魚料理はしっとりとしていて食べやすいです。美味しいフライでした。
オームリの「生」も食べることが出来ました。
生で食べて大丈夫なのかも調べてませんでしたが、メニューに有るのだから大丈夫だろうと軽い気持ちで頼みましたが、いざ実際に食べるとなるとかなりビビりながら食べるはめに。
全くお腹も壊しませんでしたし、寄生虫も大丈夫でしたが、オーダーする人はちょっと勇気がいると思います。
しかし、せっかく来ているのであればチャレンジするのも楽しいと思いますよ。
店によって全く味が違うのが楽しみでもあり、落胆の原因ともなるビーフストロガノフ。
このお店のビーフストロガノフはいたって平凡。可もなく不可もなくでした。やはり牛肉を細かくカットして濃いめの味付けにしている=つまりビーフストロガノフのような料理にすると、ようやく牛肉が食べられるレベルに昇華します。
料理って偉大だな。と感心します。
魚のスープ。優しい味でさっぱりとしました。
AsadorでイルクーツクNo.1のステーキを食べるが、あまりおすすめはしない。
肉探訪のために、イルクーツクで評判がよかったAsadorというステーキハウスも利用しました。
【ロシアでも牛肉が食べたい!】イルクーツクにて評価No.1のステーキハウス「Asador」にてAsadorステーキを食べる。 - ゆらゆら。まったり。
何度も何度もで申し訳ないのですが、やはり「肉」の味がダイレクトに味わうような料理は評価を下げざるえないです。
ステーキなどはその代表格でもあり、結論そんなに美味しくなかったです。
モスクワの方ではおいしいステーキ屋が増えているという情報を見たりもしますが、まだイルクーツクではステーキにチャレンジするのは早かったかもしれません。
他にも美味しい料理・レストランがあるので、わざわざ旅行中の貴重な一食をステーキに費やさなくても良いかもしれません。
どうしても肉にかぶりつきたいんだ!という場合に利用してみましょう。
全てのお店をまわったわけではないので、あくまで私の観測範囲内の情報です。ただ、イルクーツクは観光情報に乏しい都市でありますので、グルメ探訪の参考にしてくれれば幸いです。