羽田空港での早朝便利用の際に、「タマディアホテル羽田」に宿泊しました。このホテルは出張族的には有りなのでしょうか?無しなのでしょうか?
住宅メーカーのタマホームが展開するホテルブランド
このタマディアホテルというホテルブランドをあまり聞いたことが無いのではないでしょうか?2016年の3月に、今回宿泊しているタマディアホテル羽田をOPENしたことによりスタートしたホテルブランドです。
全くの無名からのスターという訳でなく、多くの方がご存知の「タマホーム」が始めたホテルブランドです。
タマディアホテル羽田がオープンしました | タマディアホテル羽田
住宅メーカーのタマホームがホテル事業を担うタマホテルズ株式会社は、2016年3月18日(金)に国内に一号店となる「タマディアホテル羽田」を開業致しました。
開業地となる穴守稲荷は、羽田空港へのアクセスの良好さのため、観光や特にビジネスを目的とした利用客の割合が著しく高いエリアです。また、昨今の訪日外国人旅行者の大幅な増加に伴い、2020年の東京オリンピック開催に伴う海外からの利用者の更なる高まりが期待されています。
タマホームは九州で誕生した住宅会社です。ローコスト住宅としては、後発組ではありましたが、焼畑農業とも揶揄されたほどの強引な手法なども駆使しながら商圏を北上させていきました。
住宅ブランドでは木村拓哉さんのCMにて一気に認知度向上を果たし、単年での住宅着工が10,000棟を超え、認知度、実績なども兼ね備えて、一応ハウスメーカーの仲間入りを果たしたといわれております。
そのバリバリの住宅会社であるタマホームがホテルを開業しているという事で気になってはいましたが宿泊するまでには至りませんでした。
今回、ホテル手配のミスがあり、急きょの予約で宿泊できたのがこのタマディアホテル羽田だったという訳です。
タマホームのホテルは海外ブランドは別?
以前より、カンボジアのプノンペンでタマホームのホテルを見ておりました。
カンボジアは近年、平均7.0% 以上の経済成長率を維持しており、外国資本を誘致する経済特区も各地に設けられている。中でもプノンペン経済特区には各国企業が進出しており、その過半数を日系企業が占める。日系ホテルは住宅メーカーのタマホームが昨年8 月「タマホテルプノンペンタワー」(26 室)を開業したほか、「東横イン」が今年5 月に300 室規模でオープン予定。日系ラグジュアリーホテルチェーンではホテルオークラがカンボジア進出初となる。
2015年3月6日号HOTERES TOPICS ホテルオークラ | 週刊ホテルレストラン HOTERES WEB
タマディアホテルとタマホテルの違いはよくわかっていませんが、現状進んでいるブランドはタマディアホテルとなっていますので、リブランドデモしたのかもしれません。
タマディアホテル羽田の場所は?
羽田空港へのアクセスは最高ランク!
ホテルがある最寄り駅は「穴守稲荷」となります。羽田空港にダイレクトに宿泊する以外でいえば、駅で言うと二駅だけ離れた立地ですので、かなり羽田空港に近いホテルといえます。早朝のフライトなどの場合には重宝しそうです。羽田空港へのアクセスは最高クラスといってもいいと思います。「一応」連絡バスも運行してくれているので、これもありがたい要因の一つです。
出張族的に有りなのか?無しなのか?
まず、結果を書いておきたいと思うのですが、結論は「無し」だと感じました。
開業したばかりという事もあり、きれいなホテルなのですが、至る所に使いにくさ・なれてなさ・ホスピタリティの不足などが見られると感じました。(⇐あくまで個人的な意見ですが)
ただ寝るだけの利用も多い、ビジネスホテル利用ですが、それでも最低限の使いやすさは欲しいところです。
気にった点は以下の5点
Wi-Fiがとにかく使いづらい
ありがたいことに、ホテルのWi-Fiが用意されており無料で使えます。とても良いのですが・・使いづらいのですよね。画像を見てもらうとわかると思いますが、タマディアホテル羽田では各部屋ごとに分けて運用しています。
それはそれでWi-Fiのスピード維持のためには素晴らしいことなのですが、、、どうでしょうか?この画面で自分が選びたい、自分の宿泊している部屋の番号が分かりますか?重要な部分が分からないので、選ぶのにわざわざ一つ一つチェックしていくか、画面を横表示等にして確認しなければなりません。
↑わかりにくい事この上無し。使わせる気が無い。
今まで多くのホテルのWi-Fiを利用してきましたが、このようにユーザーの利用がしにくい仕様は初めてです。使わせる気のないWi-Fi程イライラする事はありません。素早く改善したほうが良いと思います。
部屋間の防音性能が悪い、ついでに断熱性能も悪い
これはもうタマホームという住宅会社に求めてはいけない事なのかもしれませんが、ホテルの部屋の防音性能、断熱性能共にかなり低いレベルだと感じました。
久しぶりに隣の部屋の話し声が聞こえるホテルに宿泊しました。相当な安普請です。また、廊下の人の声も「聞こえる」というレベルではなく、「相当に聞こえる」という状態です。このレベルは中々無いな。と評価しました。
決して隣の部屋の人がうるさい訳ではなかったです。あくまで通常的なボリュームだと判断しています。荷物を置く音なども聞こえたのです基本的な部分で壁が薄いのかもしれませんね。
断熱性能も著しく悪いので、夜は外の冷え込みに連動して寒かったです。温度が伝わって寒く感じるホテルはダメなホテルだと思います。某ホテルグループではデフォルトで寒いですが、このタマディアホテル羽田も同じでしたね。寒かったです。
連絡バスが先着順にて打ち切り、といって待合のロビーが広い訳でも無い
他の羽田空港に近いホテルの状況を覚えていませんが、空港に近いから泊まっているのに、人数上限に達したら空港までのバスに乗れないのは悲劇です。
ちなみに、この時刻表だと国内線第一ターミナルまでは20分の予定となっていますが、実際には8分で着きましたのでかなり余裕を見ていると思います。
モーニングコールはフロントへの連絡
朝の早い飛行機に乗ろうとすると、絶対に寝坊は許されませんので、宿泊しているホテルのシステムを利用して、モーニングコールを活用されている人も多いのではないでしょうか?
これも結構珍しいのですが、モーニングコールもフロントに電話して、直接頼まなければいけないシステムです。
この人と話すというひと手間が本当に煩わしい。
時代と逆行したような、ひどいやり方を採用したなと感じています。フロントの方がこのコールを受電するのもコストです。もちろん、ヒューマンエラーも有ります。なぜ2016年開業のホテルでシステムを導入しなかったのかが疑問でなりません。
シーツが破れていた
偶然なのかもしれませんが、私が宿泊した部屋のベッドのシーツは破れていました。
中々無いですよね。
分かりづらい部分であれば、「まあ、しかたないか」ともなりますが、これはベッドの角部分です。確実にベッドメイキングの際に気づくはずです。破れたシーツが使われていたことに腹を立てているのではなく、一事が万事。このホテルの客に対しての姿勢が表れている部分なのではないかな?と感じるわけです。
以上の5点が非常に目につき、「出来るなら泊まらないホテル」として記録することにしました。
タマホームにはまだまだ無理なのかもしれない
ハウスメーカーの運営するホテルとしては大和ハウス系のダイワロイネットがすぐに思い出されると思う。大和ハウスはハウスメーカーの中ではトップレベルで、土地開発のノウハウをもち、商業施設の建築含め大型物件の建築が得意です。むしろ住宅の売上というより、メインは既に物流や商業施設建築などに移ってきているほどですから。
その大和ハウスとは違い、これまで一般的な木造軸組工法の家をシコシコ作ってきたタマホームですから、社内にあるナレッジが全く違いうと思われます。建築士ながら勉強するのは、まあ勝手ですが、その途中での完成品で無い様な品物に宿泊させられるのは納得いきません。⇐個人的見解です。
まとめ
- タマホームのホテルは面白いが、質が悪いと感じた。
- とにかく、ユーザーに便利に使ってもらおうという気持ちが見えない。
- シーツに穴が開いているホテルって初めてだった。
↓もてるためにはマイルとクレジットカードです。
↓飛行機の墓場 おそろしい