ホテルに宿泊した際に困ることが多いのが、極度の乾燥状態になってしまっている事です。
過乾燥状態は体にも悪影響が出ることがありますので、適度に湿度をコントロールしたいところです。
ホテル宿泊時に使える湿度を快適に保つ、6つのテクニックをご紹介します。
湿度が低いと風やインフルエンザにかかるリスクが高まる。
乾燥している事での大きなデメリットは体調悪化のリスクが高まるという点です。
例えばインフルエンザは、湿度が50%~60%ほどに保つことが出来ていれば罹患する確率を下げることが出来ると言われています。
ホテルの湿度は低いホテルだと20%~30%になっている事も多く、このままでは乾燥状態で過ごすことになるため、体調管理の点では良い環境とは言えません。
ホテルで出来る簡単な湿度上昇の方法をお伝えさせていただきますので、出来れば複数組み合わせて実施し、部屋内の湿度を適切な数値にコントロールしてください。
1. ホテルに加湿器を借りる
忘れがちなのですが、そもそもホテルに加湿器が用意されている場合が有ります。
ホテルの部屋が乾燥しているなと感じたら、すぐにフロントに確認してみてください。用意のあるホテルであれば、部屋に持ってきてくれます。
正直、加湿器が借りれるのであればその他のテクニックはいりません。ベストな解決方法となります。
少し良いホテルになると、毎回加湿器をオーダーしていると、いつからか頼まなくても部屋に加湿器を用意してくれている。といったうれしいサービスも有ります。流石にビジネスホテルだと中々ないサービスですが、そこまでホテル利用を極めていくと更に快適にホテルライフが楽しめると思います。
2. 加湿器が無い場合は、ポットやケトルで簡易加湿器をつくる
フロントに確認しても、ホテルによっては加湿器が無い場合が有ります。その場合は仕方が無いので、他の方法で部屋の中の湿度を上げていく必要があります。
多くのホテルには、部屋にポットやケトルが用意されています。
加湿器が無い場合は、このポット・ケトルにてお湯を沸かし、簡易加湿器にするというのも一つの手となります。
難点としては、お湯が沸き終わると自動的に切れてしまうので効果が長続きしないという事です。
面倒ではありますが、乾燥を感じたら再度電源を入れ直して湿気が大量に出る状態に再度持っていく必要があります。
3. 浴槽に熱めの湯を貯め、扉を開けておく
大量の湿気を室内に放出する手段として、浴槽にお湯を張り湿度を増加させるという手が有ります。
これは、ホテルの部屋にある全てのものと比較しても浴槽が一番大量の水分を貯めておくことが出来ますので、やはり有用な方法になります。
効果的に湿気を部屋中に放出させるためには、カランによる湯ダメではなく、シャワーを用いて、浴室内の壁の温度も上げながら湯を貯めると効果的に湿気を放出させることが出来ます。
注意点としては、湯を貯める段階では浴室のドアは閉めておく必要がある点です。
多くのホテルには注意書きとして、
浴室の扉は必ずお閉めください。湯気で火災報知器が誤作動をする恐れがあります。
といった注意書きが貼られていることが多いです。
湿気を増やすためにホテルの火災報知機を誤作動させては大変ですので、注意しなければなりません。
ただし、お湯を貯め終わってから上がってくるほどの湯気であれば、誤作動することは無いと思います。なぜなら今まで誤作動したことないからです。
お風呂に入った後に湯を抜かずに開けっぱなしにしておく。といった手順であれば水も無駄にしませんので、良いと思います。
4. 枕元に濡れたタオルをかけておく
湿気を大気中に放出させる手段として、濡れたモノを置いておく。という方法が有ります。
ホテル内にてこれに一番適したものは濡らしたタオルとハンガーの合わせ技ではないでしょうか。
ハンガーはズボンをかけるタイプの金具がついたものを利用すると、タオルが外気に触れる表面積を最大化できるため、湿気の放出が最大化されます。
ベッド周りにかけられない場合はクロークの中でも良いです。
ホテルの作りによっては、ベッド周りにハンガーがかけられない作りの場合が有ります。そのような場合はクローク内のパイプを利用してクローク内にかけておいても効果は有ります。
注意点としては、タオルに含ませた水分が多すぎると滴ってしまいます。また、きつく絞りすぎるとすぐに乾いてしまい、夜寝てる間にタオルが乾ききり朝方乾燥に悩まされます。
水は垂れないけど、乾ききらない。
この塩梅を探し出すのには熟練の技が必要となります。もし技が手に入らない場合には、タオルの下にいらない新聞紙を引いたり、自分のキャリーバッグなどを横にしておけば、ホテルの床を濡らしてしまう事は防げます。
5. コップに水を入れ枕元に置いておく
タオルなどがかけられない場合は、コップ一杯の水を枕元に置いておいても、少しだけ湿気は放出されます。
しかし、これは本当に微々たる量です。
気休めにしかならないかもしれませんが、それでも注意深く見てみると夜寝る前と朝起きたときでは水分が減っている事は確かです。(完全目測ですが)
その減少した分の水分は大気中に放出されたはずですので、一応乾燥を防ぐ役割は果たしてくれています。
6. マスクをして寝る
ホテル側の設備に期待できないこともあるので、ホテル利用が多い方はマスクの常備しておいた方が良いです。
マスクをして寝ることにより、自分の息に含まれる湿気によって鼻や口のまわりの湿度を高めることが出来ます。
私も常にマスクは2種類は持ち歩くようにしています。どうしても乾燥がひどいホテルでは着用して寝るようにしています。
余談ですが、出張でよく利用する飛行機の中は湿度20%程の乾燥
マスクで湿度コントロールは飛行機にも使えるテクニックです。飛行機の中は湿度20%程と非常に乾燥している場所ですので、やはりマスクなどで湿度を高めておくと風やインフルエンザにかかる確率を下げてくれると思います。
その他チャレンジして失敗した方法
今回ご紹介した6つのテクニックに行き着くまでに多くの失敗を経験しています。
中でもこれは!という失敗例も一つご紹介しておきます。
失敗例 カーテンにファ〇リーズ、リ〇ッシュなどを大量噴霧
大きな布地と言えばタオルよりカーテンだなと思い、部屋のカーテンにホテル側で用意されている、ファ〇リーズやリ〇ッシュ等の匂いを消すタイプの霧吹き型商品を大量にかけたことがあります。
しかし、この手の商品は大量につかうと気管に良い影響が無いようで、その後咳が止まらず、ずっと息苦しい思いをしました。
私はそれから、この手の商品を使うとずっと気管が締め付けられるような感覚に陥るようになってしまい、商品自体が使えなくなりました。
湿気を増やそうとした実験の代償は大きかったです。
みなさんはお気を付けください。
ホテルはこの乾燥問題さえなければ非常に快適な空間です。今回ご紹介した6つのテクニックを駆使してホテルの乾燥から身を守りましょう。
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