福岡県久留米市。この都市を形容するとしたら焼鳥屋店舗数No.1の福岡県が誇る「福岡最強焼鳥都市」です。
久留米市にある焼鳥屋の数を数えたことが有る!と豪語するタクシー運転手の言葉を信じるとしたら、その数なんと770店。(←根拠はわかりません)
嘘か本当か分かりませんが、確かに焼鳥屋がすごく多い!コンビニよりも不動産屋よりも久留米市を歩けば焼鳥屋を見つけることが出来ます。
そんな、福岡最強焼鳥都市久留米では、多店舗による相乗効果により美味しい焼鳥を食べることが出来ますし、
部位を独特の呼称を用いてることにより、ご当地グルメ感高く焼鳥を食べることが出来ます。
皆さんは焼鳥屋で「ダルム」という部位を食べたことがありますか?久留米なら食べることが出来ます。
結論
福岡県久留米市は焼鳥屋密集地帯。コンビニよりも不動産屋よりも何よりも焼鳥屋が多い。
久留米大学の学生たちが豚の腸を「ダルム」と呼んでいたことにより、メニュー名に定着したとも言われている。
ダルム以外にもセンポコやハーツなど独特の呼称で呼ばれる部位たちが食べられる。
福岡県久留米市は、日本7大焼鳥処の一つ。人口当たりの焼鳥屋比率は全国トップレベル。九州最強の焼き鳥都市。
日本には「焼鳥」がおいしいエリアは複数有りますが、その中でも特に有名な7つは日本7大焼鳥処とも呼ばれたりします。
福岡県久留米市もその7エリアの一つ。
街の中には焼鳥屋がひしめき合い、高いレベルで焼鳥が提供されています。
どれぐらい焼鳥屋が多いかというと、ある統計データによると久留米市は人口10万人あたりの焼鳥屋の数が北海道室蘭市に次ぐ全国2位という数値も出ています。
出典:都道府県別統計とランキングで見る県民性 (2013年時点でのデータ)
2003年時点では、久留米市が人口あたりの軒数が一位だったこともあり、久留米焼き鳥日本一宣言などを発表したことも有ります。
人口1万人あたりの焼き鳥店の数が2003年当時7.46軒で日本一だったのです(同年・久留米市ふるさと文化創生市民協会が「焼きとり日本一」を宣言)!
出典:旅ぐるたび
どちらにしても、全国屈指の焼き鳥都市であることは間違いない都市です。
それにしてもタクシー運転手から聞いた770店の焼鳥屋という情報はまったくの間違いであることがわかりました。
盛りに盛りすぎです。
ちなみに、日本7大焼鳥処は
- 北海道室蘭市
- 北海道美唄士
- 福島県福島市
- 埼玉県東松山
- 山口県長門市
- 愛媛県今治市
- 福岡県久留米市
となります。
久留米市の焼き鳥屋には独特なメニューが多数あり。ダルム・センポコ・ヘルツなど聞きなれないメニューが並ぶ。
久留米市を歩けば本当にすぐに焼鳥屋を見つけることが出来ます。
その数は体感ベースでカフェ・喫茶店よりも、コンビニよりも不動産屋よりも焼鳥屋に出くわすことのほうが多いです。
もちろん有名なお店も多数有りますが、どのお店に入っても楽しい焼鳥の時間が待っていますので、食べ歩くつもりでサクサク入店してみることをおすすめします。
注文するときに気付く聞きなれないメニュー達。ダルム?センポコ?ヘルツ?そして何より「鳥」じゃないメニューたち。
どのお店に入っても初めての久留米での焼き鳥の場合、「おや?」と思う出来事があると思います。
オーソドックスなモモ・ネギマなどのメニューに混ざって見慣れない文字が並んでいるからです。
ダ、ダルム?
センポコ??
ヘルツ???
この聞きなれないメニューたちは何かというと、豚の腸(ダルム)だったり牛の大動脈(センポコ)だったり、心臓(ヘルツ)だったりと、あまり他のエリアでは「焼き鳥」として食べることの無い部位だったりします。
久留米では焼鳥屋で「焼き鳥」だけでなく、モツ焼も食べられると考えるとわかりやすいかもしれません。そしてそのモツ焼に対して独特な呼称が定着しているという状況です。
この独特な呼称は、久留米大学医学部の学生や医師たちが呼び始めたのが由来なのでは?と言われております。
当事者の久留米大学の案内にも、久留米のダルムについての記述がありました。
ちなみに、久留米のやきとりで有名なのは”ダルム”。
これはホルモンの一種ですが、むかーしむかし、本学の医学生や医師たちが屋台などでやきとりを食べる際、医学用語であるドイツ語で”ダルム”と呼んでいたのが定着したのではないかと言われています。
まだ食べたことがない人は、ぜひチャレンジしてみてね。
出典:久留米大学 久留米市紹介
正に、地元に根差したグルメとなっている久留米市の焼鳥。日本7大焼鳥処・九州最強焼き鳥都市の名は伊達ではありません。
やはり久留米に出張・観光に行ったのならばラーメンも良いですが、焼鳥も同時に堪能しなければならない名物となります。
ダルム含めて豚肉も多く食べることが出来る久留米の焼鳥屋。もちろん普通の焼鳥も美味しいですよ。
久留米で焼鳥屋を利用する際に、驚くのは焼鳥屋なのに鳥以外の豚や牛の串も多数ある点だと思います。
これは、焼鳥屋密集地帯に共通する項目だったりします。
焼鳥屋というよりは、鳥・豚などの肉を串にさして焼いてくれる店という印象です。
そういったことを理解したうえで、焼鳥屋を利用したいわけですが、お腹の容量は決まっていますので、すべてのメニューを食べることはできません。
出張・観光でご当地グルメ。という感覚で利用するのであれば、まずは、ダルムなどの珍しい名称を冠している部位を食べ進めると良いと思います。
↑ダルム 他のエリアの豚の腸とは異なりかなり肉厚なカット。うまかった。
↑どのお店でも美味しかったのが豚バラ。お店ごとにソースが異なり美味。
↑ホルモン 久留米では焼鳥屋で豚のホルモン焼きも食べられました。関東などの焼鳥屋だとまず見ないメニュー。
めずらしいダルムなどの部位に目が行きがちですが、久留米の焼鳥は密集地帯という事も有り、お店のレベルが高いのでもちろん鳥を食べても美味しいです。
お腹と相談することとなりますが、まだまだ食べられるようであれば一つの店舗で鳥を食べ進めても満足度は高まります。
本当に久留米は美味しい焼鳥屋が多いので、もちろん「鳥」だけでも満足できます。
↑オーソドックスなモモ。このお店はバルサミコソースで味付け。美味しかったです。
↑鳥の肝 レアな焼加減は鮮度が良い証拠。刺身もあるぐらいなので安心して食べました。
↑他の串たちのレベルも高い。店独自の味付けを食べ歩くのも楽しみの一つ。
久留米でダルム・センポコなどを食べたい!と考えている場合の注意点としては、ダルムはほとんどの店で取り揃えて今いたがお店によっては、センポコ・ヘルツは無かったりします。
また、人気メニューのため時間帯によっては、品切れで狙った部位が食べられないお店も複数有りました。
利用される際は、お店に予約をとりそしてその際に希望する部位の有無も聞いておいたほうが良いと思います。
日本7大焼鳥処の久留米では珍しい料理として焼鳥を楽しむことができます。久留米ラーメンは〆で食べることもできますので、まず最初の食事は焼鳥屋を確保し、久留米オリジナルの焼鳥達を楽しむと、出張も楽しくなると思います。
久留米への出張が複数回ある場合は、好みの焼鳥屋を探す。という行為が楽しいと思います。本当に各店おいしいので食べ歩けばきっと自分好みの焼鳥に出会える都市だと思います。