福岡を代表するうどんチェーン店のひとつ「ウエスト」
地元の人には無くてはならないお店であるウエスト、しかし、出張で福岡を訪れた他の都道府県民からすると、「所詮 うどん屋でしょ?」と実力を侮り、いまだ利用したことが無い人もいるのではないでしょうか?
ウエストの魅力を紐解き、初めてのウエスト利用が充実するように祈って情報をまとめてみました。
福岡県3大うどんチェーン店、そして最大店舗数を有する長として君臨する「ウエスト」
福岡出張の飲みのシメといえば豚骨ラーメンと思っている人も多数いると思いますが、地元の人と飲みに行くとそんなにラーメンで〆る頻度は高くありません。
その代わり多頻度で出てくるのが、うどん〆。現在では有名になりましたが、福岡県は隠れたうどん県でもあり、多くのお店でおいしいうどんを食べることが出来ます。
一説によると、うどんが日本に伝わったのは福岡。という説もあり正に地域に根付いた食文化ともいえる食べ物です。
博多はうどん伝来の地といわれる。諸説あるが、日本に製麺技術をもたらしたのは聖一国師(圓爾)といわれている。圓爾は嘉禎元年(1235年)に渡宋して径山寺で仏教を学び、仏の教えと共に多くの中国文化を身につけて仁知二年(1241年)に帰国。寛元元年(1243年)までの2年の間博多にとどまり、承天寺を開いて布教活動を行ったが、その際に麺や饅頭といった料理を博多にもたらしたといわれている
出典:Wikipedia
※うどんの伝来には諸説あります!博多説はその中の一つです。
そのレベル高き福岡県にて3つのローカルうどんチェーンが君臨しています。
- ウエスト
- 資さんうどん
- 牧のうどん
ウエストはこのチェーン店の中でも最大の店舗数を誇っており、まさに福岡を代表するうどんの味といっても過言ではない存在です。
ウエストの名前はなんとなく決まった?設計図にあった仮称から一大うどんチェーンは始まった。
他の多くのうどん屋さんが、「〇〇うどん」という名前を付けている中、ウエストの名前は目を引きます。
有名な話のようですが、このウエストの名前の由来はなんとなくで決まった模様です。
店名の『ウエスト』の由来は、一号店の設計者が設計図の店名の所に暫定的に『ウエストサイド』と書いて提出した。それを見た創業者は、『ウエストサイドは長いからウエストにしよう』となり簡単にウエストに決まったと言う
出典:Wikipedia 及び 秘密のケンミンショー
暫定的に書かれていた仮称をそのまま採用するなんて、、、おもしろい。
部下や同僚と福岡出張の際にウエストを利用した時に蘊蓄話しをしてうざがられましょう。
ウエストのうどんは甘め。麺は柔らかめ。それは福岡のうどんの特徴でもある。
福岡のうどんになれていない人がウエストのうどんを食べると「甘い。そして柔らかい」と感じるはずです。
個人的指向に合致すればそのままウエストを好きになるはずですが、反対に好みではない場合はウエストまずい。という感想を持ってしまう事もあります。
しかし、これはウエストに限らず福岡のうどんの特徴でもあります。
博多うどんの大きな特徴はその麺である。博多うどんではふわふわしたコシの弱い麺を用いる。その理由は前述のものに加え、九州のうどん粉に原因があるともいわれる。九州のうどん粉は醤油に使うものと同様の小麦を使用しているため、他のものと比べてタンパク質が少なく、コシが出づらいのだという
出典:藤村和夫 『うどんの秘密―ホンモノ・ニセモノの見分け方』、PHP研究所〈PHP新書〉、2006年
また、出汁にも九州でよくみられる甘い醤油をもちいることから、独特の甘味を感じる味付けとなっているようです。
地域によって食文化が異なるは面白い点。出張での地元グルメめぐりであれば、積極的に甘くて柔らかいうどんを食してみても楽しいと思います。
個人的にはごぼてんうどんがやすくておいしくて気に入っている。
基本的なうどんをベースに好きな具をトッピングするスタイルですが、人気もあり、そして個人的にも好きなのはごぼてんうどんです。
そしてそこに大好きな肉もつけている。
あーー、至福。何杯でも食べられる。
食事だけだとかなり甘く感じてしまうのですが、飲んだ後だと何故かこの甘味が非常にやさしく感じておいしい。
普段使いも勿論良いのですが、〆に利用して真価を発揮するうどんと勝手に認定しています。
そして恐ろしいことに、ウエストではシメというよりその場で飲むこともできる。こちらも安くて量も多くておすすめ。
ウエストではそのまま飲むことも可能。うどん居酒屋として看板をあげている店もあり、
ウエスト飲み
は当たり前の光景ともなっています。
つまみも安くておいしくてとても良い。
福岡出張にて食事や飲みの場所を探しているときは、結論「ウエスト」で良いのではないでしょうか?
地元の人に愛されるうどんを食し、そして飲み、福岡出張を楽しみましょう。