年会費がかかるクレジットカードを保有していると必ず言われる一言があります。
それは、「年会費なんてもったいないよ」です。
これはもう、年会費許容派と年会費断固拒否派の終わりなき戦いのゴングです。
以前は年会費がかかってもこんなに良いことあるんだよ!と伝えようとしてきましたが、長年戦ってきてわかりました。
【お金がかかることが嫌いな人には、年会費かかるクレジットカードのメリットを伝えても伝わらないことが多い。】
ということで、切り口を変えて逃げの戦略、もっともらしいことを言ってうやむやのままに納得してもらう手段を覚えました。
年会費断固拒否派の人と話す際の「言い訳」のケーススタディをお伝えします。
配偶者・恋人から言われることが多い「クレジットカードの年会費無駄」
どんな人がクレジットカードの年会費について責め立ててくるのか?を考えたときにやはり一番多いと考えられるのが、お財布の中身まで口を出してくる関係、つまり配偶者及び恋人だと思います。
男性女性問わず、年会費もったいない!と考えている人はたくさんいます。配偶者・恋人への言い訳の参考にしてみてください。
ちなみに私は、クレジットカードの年会費は合計20万円弱払っています。クレジットカード業界では素人に少し毛の生えたレベルです。
スポーツジムに登録しているだけの人と比べたら活用している。と言い訳する。
私も良く使う言い訳の一つ目は、「スポーツジムの月会費」との比較です。
スポーツジムは安い場所でも月5,000円ほどの月会費がかかりますので、月会費だけ支払って通っていない場合は、年間約6万円は無駄な支払いをしている計算となります。
この言い訳を使う時に重要なのは、実際に月会費だけ支払ってジム自体には通っていない無駄なコストをかけてしまっている人たちが、どれだけたくさんいるか?を数字で語れるかどうかです。
以下に、月会費だけ払ってスポーツジムに通っていない幽霊会員の割合に言及したものを貼らせていただきます。
2017年に某大手フィットネスジムの会員の稼働情報を目にしたことがあるのですが、会員の来店率は年間で約20%程度らしく、約80%の会員数は幽霊会員ということになります(幽霊会員とは会費を払い続けているにもかかわらずジムの利用がない会員のこと)。
元大手フィットネスクラブのインストラクターだった事情通Aさんによれば、「フィットネスクラブの利益の7割は空払いの月謝」だとか。
出典:雨上がりのAさんの話
アンケート結果などの調査データを見ているわけではないので、一つの話では信憑性は定かでは無いですが、一応二つの別のソースで70%~80%という高い数値の月会費払っているだけの幽霊会員がいるデータなので、根拠にはなると思います。
言い訳するときにはこのあたりの数値も伝えることができると、
「その人たちよりは実際に使っている分、年会費は無駄ではない。」と言い切れます。
この言い訳の弱点は、ご自身がスポーツジムに通っている場合です。
「いや、あんたジム通ってるでしょ。」と言われればその後の応酬が全くできなくなりますので。
車待っていないから、その分の金額を考えるとむしろ安い。と言い訳する。
地方都市にお住まいだと車が必需品なのでこの言い訳は使えないですが、都市部に住んでいる場合、車を保有していないことが多々あります。
そんな時は車を保有しているコストと比較して明らかに安く収まるであろうクレジットカードの年会費との対比に使います。
車にかかる税金はざっと考えただけでも、以下の種類があると思います。
購入時 | 取得税 重量税 自動車税 消費税 |
---|---|
毎 年 | 自動車税および軽自動車税 ガソリン税 |
車検時 | 重量税 |
更にここに都市部であれば駐車場代金もかかりますし、車検費用は別にまたかかってきます。
↑そもそも車買うのもお金かかってますし。
私の住んでいる場所は駐車場だけでも月27,000円~30,000円していますので、それだけで年間約36万円の出費、そこに上記の税金がかかってくると、年間50万円ごえの可能性も出てきます。
車両の価格にもよりますが、償却分まで計算するならば年間100万ごえも十分にあり得ます。車ってお金かかりますね。
これらと比較したら明らかに、クレジットカードの年会費など微々たるもの!(たぶん)
特にこちらが車を保有しておらず、相手が車を保有しているときには強烈に効かせることが出来るカウンターパンチとなりえます。
車の保有はドライブにいけるから無駄じゃないよ!と、車保有に対してのメリットの話になれば更に良い流れです。
車の保有 or レンタカー・タイムシェア
との料金比較に話しをずらし、クレジットカードの年会費の話題は終焉を迎えます。
注意点は、もちろんご自身が車を所有している場合です。
「はっ!!?車も持ってるでしょ」
と後の線を取られて一刀両断切り伏せられます。安心して死んでください。
日割り計算でうやむやにする言い訳。
高いモノを売り込むときの王道テクニックである、料金の日割り計算をクレジットカードの年会費にも当てはめて言い訳します。
仮にクレジットカードの年会費合計が10万円だったとしても、日割りで計算してみるとあら不思議、
100,000円 ÷ 365日 ≒ 274円/日
たった、一日あたり300円ほどの金額になります。相手がコンビニを多用するタイプだったり、タバコを吸っていたら、それを引き合いに出すと完璧です。
この言い訳の注意点というか、強烈な返しは、
「じゃあ、一日300円ずつ頂戴」
と意味の分からない返しをされる場合が想定されます。その場合は、財布から300円ずつ会うたびに払いましょう。
趣味だから。と言い切る。
実は、この一言で終わる気もしますが、クレジットカードを趣味と定義づけしてしまいましょう。
趣味に文句を言う人は流石にあまりいないと思います。
それでもまだ文句を言われるようであれば、クレジットカード解約するから、相手にもその趣味をやめてくれと交換条件を出すことも出来ます。
それでも責め立てられたときには、他の趣味と比較しての相対評価でけむに巻きましょう。
市場規模などの調査を行っている矢野経済研究所の調査によると、オタクに絞られていますが、各趣味の年間平均消費金額は以下になります。
出典:株式会社矢野経済研究所
各趣味もっとお金かけてるのじゃないかな?と思うところはありますが、ご自身のカード年会費と比較して適当は趣味との料金比較をしてみると良いと思われます。
注意点としては、クレジットカードという趣味がありながら他の趣味を兼ねている場合は藪蛇となる可能性がある点です。
「いや、漫画もたくさん買ってるから、どっちかにしなよ」
と言われれば、返す言葉がありません。
究極の二択を提示して言い訳する。
もし私がキャバクラが趣味で年間14万使うのと、クレジットカードが趣味で年間14万円年会費に使うのどちらが良い?
と極端な例をだして二択に絞ります。もちろん、2択の選択肢は別にキャバクラでは無くて良いのですが、選択肢は出来るだけ極端な異性が選ばないであろう選択肢にすることにより効果が出るはずです。
これはよく営業のテクニックでいわれる「二者択一方」「選択話法」というやつですね。
注意点としては、キャバクラという言葉に過剰反応され、
「キャバクラとか通ってるの!!?」
と詰められる可能性があります。こうなってしまうと収拾はつかずに最後は行ってもいないキャバクラのことで絶対に謝らされることになると思います。
知らない間に共犯に仕立て上げておく。その上で言い訳。
これはプラチナカード以上のクレジットカードを保有している場合に使える技になりますが、コンシェルジュによる手配サービスなどを体験させておいて、後から言い訳に使うというモノがあります。
「この間の寿司屋の予約も、旅行のホテルの手配もコンシェルジュがしてくれたから、あんなに素晴らしかったのだよ!」と、
既に同じ体験をして共犯となっていますので、明確な拒否はしにくくなっているはずです。
普段の日常生活では触れ合うことがない「コンシェルジュ」を使える、と伝えると、相手は一瞬に思考が飛びますので(たぶん)、その混乱と既に享受しているメリットをたてにうやむやにする言い訳です。
↑コンシェルジュが便利なのはこちらで確認してみてください。
本当は自分手配でもコンシェルジュの手柄に置き換えて話してしまいましょう。
注意点としては、相手のタイプによっては
「選んでくれたんじゃなくて、人に選ばせたんだ、、、」と意外な点で落ち込み始めることです。
良くわかりませんが、小一時間謝ることになるので覚悟してください。
最後に・・・
まあ、全てうまく話せたとしても、「うるさいっ」でシャットアウトされるのですけどね。
出来ることならカードの年会費のことは隠しておくほうが無難です。