とてもかわいい動物パンダ。このパンダを見るために多くの方々が動物園で行列を作り、一時のパンダタイムを味わうために時間を使います。
しかし、夢の様なパンダタイムは本当に一瞬。
もっともっと、パンダを見たいんだ!という方には、中国の都市「成都」まで行き、本場中国にて至福のパンダタイムを味わう事をお勧めします。
中国成都に行けば、100頭以上のパンダを堪能できます。一つの施設で日本全体の10倍以上!
どれぐらい、中国の成都に行けばパンダを堪能できるかというと、日本全国レベルと比較しても一つの施設で10倍以上のパンダ達が待ってくれています。
施設名 | 場所 | 頭数 |
---|---|---|
上野動物園 | 東京 | 3頭 |
神戸王子動物公園 | 兵庫 | 1頭 |
南紀白浜アドベンチャーワールド | 和歌山 | 5頭 |
成都大熊猫繁殖研究基地 | 成都(中国) | 113頭以上 |
日本には上野動物園に3頭、神戸王子動物公園に1頭、南紀白浜アドベンチャーワールドに5頭と合計9頭のパンダがいるわけですが、中国の成都にある「成都大熊猫繁殖研究基地」に行けば、何と113頭以上のパンダ達がお出迎えしてくれるわけです。
その数、なんと10倍以上。恐ろしき、パンダの本場中国です。
科学技術の進歩のおかげで、基地は24年間も野外からパンダを取らずに、ただ前世紀80年代救助された6頭の野生パンダを元に、科学技術の成果を利用し合計172頭の子パンダを繁殖しました。パンダ頭数が113頭にも達しているパンダ基地は今まで世界最大な人工飼育パンダ種を作り出しました。
ちなみに成都には成都大熊猫繁殖研究基地以外にも近隣含めれば多数の施設があり、その数を加えればどれほどパンダを見ることに適した土地か分かってもらえると思います。
成都大熊猫繁殖研究基地へのアクセスはバス、タクシーが有ります。個人的にはタクシーがおすすめ!
中国になれている方だと、公共の交通機関を使っても大丈夫なのだと思いますが、中国語が全くできないため、バスに乗るにはハードルが高く、成都市内で宿泊しているホテルから成都大熊猫繁殖研究基地へはタクシーで移動しました。
タクシー移動をする際には、行きはホテルでタクシーを呼んでもらえれば正規のメーターを倒してくれるタクシーが来ますが、帰りは成都大熊猫繁殖研究基地の出口にたむろしているタクシーを捕まえなければなりません。
その際に、大多数のタクシーがメーターを倒してくれないので、値段の交渉が発生しますが、日本に比べて中国・成都のタクシー代金は安いので、過度な値切りをしなくても妥当な金額に近づいていくと思います。
成都大熊猫繁殖研究基地を利用する際の注意点は2つ、時間と服装です。
成都大熊猫繁殖研究基地にてパンダを見る際に注意点が二点あるので、お伝えいたします。
成都大熊猫繁殖研究基地での注意点① 開場される8:00には到着していないと楽しめない。
成都大熊猫繁殖研究基地の注意点①は「時間」です。
施設自体は、17:30(季節によっては17:00)まで営業していますが、実は朝早くに行かないとパンダを楽しむことが出来ません。
パンダは朝に活発に活動し、モリモリ食事をしています。昼頃になると食事を終えてしまい、そのまま寝てしまうため昼以降に成都大熊猫繁殖研究基地に到着したとしても、パンダが動き回る姿は見ることが出来ないためです。
↑朝の食事をしているパンダ達。ずっと、ずっと食べ続けています。
↑昼になると木の上に登り、昼寝をはじめます。この姿はこれでかわいいのですが、せっかくなら動き回るパンダも見たいところです。
成都大熊猫繁殖研究基地にてパンダを見るのであれば、朝8:00の開場に合わせて施設に入場する気持ちで移動しないとだめです。
交通機関にてタクシーをお勧めしたのは実はこれも理由になっています。公共交通機関を使い、行き先間違えなどで時間を消費してしまうとパンダタイムが終わってしまい、一日を棒に振る可能性があります。
私はシェラトンホテルに宿泊していましたが、そこから成都大熊猫繁殖研究基地迄はタクシーで約30分ほどでした。
成都大熊猫繁殖研究基地の注意点②は「寒さ」です。
パンダはアツさに弱い動物のようで、出来るだけ温度を下げるためなのか成都大熊猫繁殖研究基地も山の中に有ります。
また注意点①でお伝えした通り、朝早くに行かないとパンダが動いている姿を見ることが出来ないため、朝の時間帯に成都大熊猫繁殖研究基地に行くことになるわけですが、山と朝が重なると必然的に、温度が下がります。
正確に測ったわけではありませんが、成都市内にいるときよりもだいぶ寒く、手持ちの服を重ねても大変な思いをしました。
成都大熊猫繁殖研究基地に行く際には、市内よりも寒いところに行く!という事は忘れずに、服装の調整をしたほうが良いと思います。
二つの注意点を気を付けてもらえれば後はパンダの楽園を堪能できます。
朝のパンダは活動的。モリモリご飯を食べる姿を目に焼き付けましょう。
園内は非常に広いのですが、どこに行ってもパンダがいますので安心してください。
場所によっては、個別で室内に入れられていたりもしますが、それはそれで普段見ることの出来ない姿まで、まじかで見ることが出来たりします。
↑パンダの前足をガラス一枚の距離で見ることなど中々日本だと無いと思います。
もちろん、「大量に集まったパンダ」という稀有な瞬間もこの成都大熊猫繁殖研究基地であれば、日常的に見ることが出来ます。
↑ぼりぼり食べています。音も聞こえる距離ですので迫力があります。
↑朝の食事への執念はすさまじく、一心不乱に食べ続けています。
↑前足を起用に使いずっと食べ続けています。
パンダは基本的に起きている間は食べているかウンコしているかぐらいなのですが、見ていて飽きないから不思議です。
時間を忘れてパンダ達が寝てしまうまで見とれてしまいました。
成都大熊猫繁殖研究基地は入場料も58元と非常に安いため、中国の成都に行った際にはお勧めの観光スポットとなります。
↑成都大熊猫繁殖研究基地は中国っぽさもあって面白いです。
成都に行くならANAがおすすめ。直行便も飛んでいます。
なかなか中国の都市でも上海や北京などの海岸部の都市と異なり、「成都」は馴染みのない都市かもしれません。
成都は辛い料理で有名な四川省にあり内陸部に存在しますので、移動は飛行機で飛んで行ってしまうのが楽です。
日本からだとANAが成都に直行便を出していますので、ANAのマイルなどを保有している人は非常に遊びに行きやすい年だと思います。
パンダ以外にも麻婆豆腐発祥の店や、三国志の「蜀」にちなんだ歴史も学べる都市ですので、観光旅行に非常に良いと思います。
どうしてもパンダと触れ合いたい人は、ツアーを組んでしまったほうがよい。個人手配だと、中国語出来ないと厳しいです。
成都では各園にて、パンダと触れ合う=飼育体験が用意されていますが、これを個人手配で完結するには胆力が必要です。
中国語が出来る方は問題ないともいますが、そうでない場合は非常に厳しい。私も諦めました。
よほどのこだわりが無い限りは、ツアー会社に頼んでしまったほうが時間の節約になります。
↓パンダ飼育ツアー専門の会社もあります。
資料請求を行い、情報を集めるだけでも有意義ですので、慣れない中国旅行の場合は、選択肢を増やしておくのが良いと思います。
もちろん日本で見るパンダもかわいいですが、本場中国で大量にうごめくパンダ達を見るのも、また違った良さがあります。ANAの直行便なら日本からも近いためパンダを堪能したい人には成都はお勧めの旅行先だと思います。