中国の広州には二つの動物園があります。
広州動物園
と
広州香江野生動物世界(長隆動物園)
この二つの動物園にパンダ目当てで行ってきました。二つの動物園を比較するとそれぞれに合った人たちがいると思うのですが、勝手に比較してみます。
結論としては、
近場で安くすませたいなら広州動物園
遠くて高いけど一日では回りきれない規模を体験し、三つ子のパンダを見たいなら広州香江野生動物世界(長隆動物園)。サファリパークも有ります。
広州市街地から近くて安い、広州動物園。天河地区からは非常に近いし、その他のエリアからもアクセスがとても良いです。
広州に有る一つ目の動物園は、その名も「広州動物園」です。
この広州動物園はもう一つの比較対象である、広州香江野生動物世界(長隆動物園)と比較してしまうとどうしても規模は小さいですし、動物の展示も面白くは無いのですが、それでも圧倒的に広州の市街地から近いという利点と、入場料が安いというメリットもあり、半日程度でぶらっと時間をつぶしたい。という人にはとても良い動物園でした。
↑広州動物園は広州観光で宿泊するホテルであれば、基本的に近場に有ると考えてよいと思います。
入場料は20RMBでしたので、約350円/人で入場できます。
パンダもいるし、キリンに餌をあげることもできるので、満足度は高めです。
とても安い金額で遊びに行ける広州動物園ですが、動物の種類は豊富で楽しめる動物園でした。
中国といえばパンダを想像する人も多いと思いますが、この広州動物園にもパンダがいるので見ることができます。
世界最大のパンダ保有国である中国でもパンダは人気の動物ですが、日本の動物園とは異なり、人がいすぎてみる事が出来ない。という事は有りません。
他の動物に比べると人はいますが、それもゆったりと心置きなくパンダを見ることができます。
とにかくかわいいです。いつまでも見ていることができます。
また、広州動物園ではパンダだけではなく他の知名度が高い動物たちもたくさん見ることが出来ました。
特に良かったのはキリンです。
日本にも複数の動物園で餌をあげることができますが、この広州動物園でもキリンに餌をあげることができます。
フェンス越しに餌をあげるのではなく、柵を長い首が飛び越えてきて迫力ある状態で餌をあげることができます。
このキリンへの餌やりは、別料金ですがこれも20元です。そしれこれはうれしいことに一人20元ではなく、複数人数(たぶん3人)でも20元なのでお得感があります。
キリンのエリアの近くにある上の画像の小屋で20元を支払い、柵の中に入らせてもらいます。
柵の中の一番奥にあるカウンターにいる女性に、このキリンエリアに入場するために購入したチケットの半券(先ほど購入したチケット)を渡すと、キリンの餌をくれるのでそこからキリンに対して餌をあげることが出来ます。
1グループで一つの餌ですが、結構なボリュームがあったので十分足りると思います。
キリンの長い舌がベロっと伸びてきて餌を巻き取りながら引っ張っていく様子は、まさに眼前で行われると恐怖でしかないのですが、子連れの方を見ていると子供たちはとても楽しそうに餌をあげているので、ビビっているのは大人だけかもしれません。
とても盛り上がるので是非体験してみてください。
広州動物園では、パンダ・キリン以外にも、ホワイトタイガーや大きいワニなども見ることが出来ます。一般的な動物園と何ら変わりません。
料金が安いから、あまり動物いないのかな?と思っていたのですが、そんなことは全然なくて、パンダ・キリン以外にも多くの動物を見ることが出来ました。
ホワイトタイガーやワニ、猿やオリックス、その他小鹿なども含めて、日本に有るちょっとした動物園よりは確実に種類が多いです。
難点としては動物たちの見せ方は旧来的な動物園といった形ですので、柵の外から眺めるだけとなります。
それでも、アクセスの良さと料金の安さを考えると楽しめる動物園であることは間違いないです。
超巨大動物園を堪能したいのならば、広州香江野生動物世界(長隆動物園)。しかし、遠くて入場料は高い。
広州に有る二つ目の動物園は広州香江野生動物世界(長隆動物園)となります。
この動物園、規模が違う。
でかい、ひろい、一日で回りきるのが大変なサイズです。
そして、大きいだけではなく世界初の三つ子のパンダ、13頭のパンダ、サファリパーク、その他もろもろのウリとなる見せ場がたくさんあり、動物が好きな人なら質・量ともに満足できる動物園であることは間違いないです。
遠いといっても、広州市街地からタクシーで約40分。料金は約70元ほどでした。
広州香江野生動物世界(長隆動物園)は市街地から離れた番禺区という場所に有ります。
広大な敷地面積を誇る動物園があるぐらいですし、周辺にはサーカスや遊園地、巨大プールと一大リゾートとなっていますから、エリアとしてはすごく市街地と比べると緑が豊か(田舎)です。
ここまで移動しなければ、広州香江野生動物世界(長隆動物園)は楽しめません。
距離だけ考えてしまうと非常に遠いのですが、中国はタクシー含めた車での移動が格安なので、それほど移動は苦ではありません。
旅行中の移動はタクシーなどの車移動で済ませてしまうことが多いので、今回広州香江野生動物世界(長隆動物園)への移動もすべてタクシーで移動しましたが、料金は市街地から約70元ほどで移動できてしまいました。
日本円にすると、1,200円ほどです。
アジア諸国はタクシーなどの車移動が本当に安いので、慣れない電車移動より全然楽で良いです。
もちろん公共の交通機関を利用しての移動もできます。
最寄りの地下鉄駅は「漢渓長隆」というえきとなり、そこから無料のシャトルバスがでています。
しかし、相当に混み合いますし中国の地下鉄利用時には荷物チェックがあって面倒だったりしますので、私はタクシーを使いました。
旅行中は時間と労力を出来るだけ使わずに楽しみたい派です。
料金は250元/人 広州動物園に比べると12.5倍の価格設定。
料金は一日券で一人250元ですので、広州動物園と比較すると12.5倍もします。
日本円にすると約4,500円ほどです。
これを高いと思うか安いと思うかは個人差があると思いますが、動物園好きなら決して高くないと思います。
それほど満足度が高かったです。
なんといっても三つ子のパンダを見ることが出来るのが最大のウリ。しかし思いがけない盲点が、、、午前中に絶対に行ってください。
広州香江野生動物世界(長隆動物園)には、いくつもの見どころが有りますが、その中でも三つ子のパンダはこの場所でしか見ることができません。
このパンダたちを見に行ったと言っても過言ではなりません。
しかし、日本国内のパンダを制覇し、そしてパンダを見るために四川省の成都まで行ったことも有る無類のパンダ好きのはずなのですが、初歩的なミスをしてしまいました。
パンダは朝早くから活動を開始し、午前中にバリボリと笹を食べた後は基本的に昼からは寝ています。
この基本情報を忘れていた私は、なんと三つ子のパンダを見ることが出来ませんでした。
↑午前中に行けば、画像のような大量の食事するパンダを見ることができたはず、、、画像は成都にある成都大熊猫繁殖研究基地
↓100頭以上のパンダを見ることができます。
もちろん、三つ子のパンダ以外にも10頭以上のパンダがいるようですので、他のパンダは見ることができましたが、どのパンダも画像のように既にお昼寝タイムで動き回るパンダは見ることが出来ませんでした。
いつかリベンジしたいと思います。
一日かけても全部見ることが出来るか不安。とにかくでかい動物園です。
この広州香江野生動物世界にいくのであれば、広州旅行の日程を一日費やす覚悟で臨んだほうが良いと思います。
とにかくでかくて広くて動物がたくさんいます。
出典:长隆野生动物世界
見ることのできる動物の種類も多いのですが、一つの種類に対しての頭数も多く人が多くて見ることが出来ない。といったことが無いのも魅力です。
画像はアジアゾウですが、この3匹だけではなく、画像に収まりきらないエリアに他にも数頭のゾウがいました。
小動物もいれば、大型動物まで、とにかく動物にまみれた一日を過ごすことができます。
広州動物園にてご紹介したキリンへの餌やりはここでも体験することが出来ます。
車の人は自分の車で、それ以外の人はトロリーでサファリパークも体験できます。
この広州香江野生動物世界は単純な動物園だけではなく、園内にサファリパークゾーンも用意されており、追加料金なしで楽しむことが出来ます。
(自分の車で行った場合の料金は不明)
このサファリパーク利用の際の注意点はトロリーの右側に座ったほうがよく見えますので、是非右側に座ってみてください。
トロリー前で列に並ばされる時に、先に陣取ってしまうと左側に詰めていく形となるので、狙って右側に座るのは難しいのですが、動物たちは右側に多く登場するので満足度が高まると思います。
私は、まさかの中央でしたがそれでも満足できたので、どこでも良いのかもしれませんが、やはりベストを狙うなら右側に座りたいです。
大好きなラクダや、キリンも勿論近くで見ることが出来ましたし、
最後は動物たちがいる中を突っ切っていくコースなので、タイミングによっては恐ろしい近さで動物を見ることが出来ました。
純粋なサファリパークと比べると、肉食獣は近寄れない構造ですし、草食動物も車の窓をたたくという近さにも来ませんので、なかなか比較は難しいですが、動物園の一つの見せ場であることは間違いありませんので、是非見ておいたほうが良いと思います。
トロリーには北出口付近から乗ることが出来ます。
なぜか有る恐竜ゾーンも楽しいです。意味がわからないけど楽しいです。
動物園内にはなぜか恐竜ゾーンもあり、これはこれで楽しいです。
こちらはおまけ程度で考えておくべきものですが、いたずら要素もあり楽しいばしょですので、楽しんでください。
広州動物園と広州香江野生動物世界を回れば、とにかく動物園は当分良いかな。。レベルで満足できますので、広州旅行の一日を使って楽しんでみてはいかがでしょうか。
貴重な広州旅行の一日半を費やして動物園めぐりをしましたが、とても満足しています。二つの動物園にはなぜかゴリラだけいなかったのが気がかりですが(見つけられなかっただけかも)それ以外の有名どころの動物は見ることができますので、動物好きの人は確実に訪れておきたい場所です。