ウラジオストク旅行をした際に、アジムットホテルウラジオストクに宿泊しました。
このホテルはメリットとデメリットがくっきりと分かれるホテルですので、その点を理解したうえで利用したほうが良いです。
メリット・デメリットを解説したいと思います。
※利用した時期は12月から1月にかけてですので冬場のメリットデメリットになります。
結論
- デメリット:ホテルが山の上なので移動の旅に上り下りが発生する。
- デメリット:冬場は路面凍結しているので慎重に歩かなければならない。
- メリット:凍った海が近いので、冬のウラジオストクは堪能できる。
とにかく山の上まで移動するのが大変。アジムットホテルは高台にあり市街地からは少し外れています。
多くのデメリットはこの「立地」に帰結すると思うのですが、アジムットホテルはウラジオストクでも高台に位置する場所に有ります。
平面の地図だとわかりにくいと思いますが、ホテルに続く道は基本的にすべて坂道です。
これは、移動の旅に上り下りが発生することとなり、非常に困難です。
また、利用した季節が冬だったため、路面は凍結しています。その状態で上り下りが発生するために転倒の可能性も非常に高まり、危険この上ないのです。
事実、私も転びました。
ちいさなお子様と一緒に旅行している場合、特にベビーカー使っている状態では危なすぎるのでおすすめできません。
また、高台にあるため市街地からは遠いです。
私も初めてのウラジオストクで高低差については考慮せずにホテルを選んだのですが、レストランにて食事するためなど移動するたびに歩いたりタクシーで市街地まで出る必要がありました。
距離にすると近いのですが、なにせ道路は凍っている場所が多々ありますので、注意深く歩いていると、想定以上に時間がかかり大変でした。
温度計の表示以上に寒い。高台かつ海が近いので風が強いのでホテルの外は体感温度がかなり下がります。
冬のウラジオストクはマイナス10度~20度近くまで温度が下がるのですが、アジムットホテル周辺はそれ以上に寒く感じます。
出典:Wikipedia
ホテルが高台にあり、かつ海が近くにあるのでとにかく風が強いためです。
風速があがると体感温度が下がりますので、アジムットホテルから移動するために外に出ると恐ろしいほどの風で体温が奪われます。
私はウラジオストクについてアジムットホテルにチェックインし、ちょっと外でも出てみるか。と軽い気持ちで外に出てみたところ、あまりの風の強さに手が痛くなり、入念に準備したと思っていた装備に不安を覚えました。
しかし、その後の旅行中、この時の寒さを上回った瞬間は訪れませんでした。アジムットホテル周辺が一番寒かったのです。
↑風がもっと強いと更に体感温度下がっているはずです。
以上がアジムットホテル利用時のデメリットになります。
ホテルから少し歩いた場所の眺望が最高すぎる。一面凍った海をすぐに体感できるのも非常に良かった。
メリットはデメリットの裏返しになるのですが、立地的に景色が最高に良かった点がアジムットホテルのメリットです。
↑ホテルの駐車場から海を見た状況 ここではあまり良さは感じないと思いますが、、、
ホテルから徒歩1分ほどで道路にでると、一面凍った海という日本ではなかなかお目にかかれない風景を見ることができます。
↑海が全部凍っている
ウラジオストクはロシアが渇望した不凍港として有名ですが、すべての海が凍らないわけでなく、近郊の海だったりウラジオストク市内でも凍る場所と凍らない場所で別れます。
アジムットホテルからは、この「一面凍った海」という嘘みたいな風景を楽しめるのです。
ホテルから徒歩5分も歩けば、海自体に到達しますので個人的には一番盛り上がった凍った海探索をずっと楽しめます。
↑温度が低く澄んだ空気はとても気持ちが良い。アジムットホテル徒歩2分ほどの場所
↑アジムットホテルから徒歩5分もあるけば海の上。見渡す限り氷しかない世界。
海上なので風も強いです。体温はどんどん奪われていきます。しかし、歩けばすぐに宿泊しているホテルがあるのは非常に心強いです。
利便性を犠牲にしてでも、ホテル周辺から見ることの出来る風景と、海での体験は貴重なものでした。
↑ホテルから近いので夜にも海の上を歩いてみました。海からみる街の風景はとてもきれいでした。
デメリットのほうが多くなってしまいましが、私はアジムットホテルを利用しておおむね満足です。
ホテルとしての清潔さも有りましたし、朝食も美味しく食べましたし、スタッフも日本語しか話せない私にも親切でした。
「立地」をどう考えるかで評価が激変するホテルですが、風景や海などの自然メインだと良いホテルだと思います。
冬のウラジオストクとにかく転倒には気を付けましょう。私はホテルからレストランまでの移動を歩いて行い転び手を痛めました。そこからはすべてタクシーで移動しました。