熊本空港は2017年の搭乗客数で全国11位、実に330万人以上の方が利用する大きな空港です。
しかし、そんな大きな空港にも関わらず熊本空港にて朝ごはんを食べようと思っている方には、注意が必要です。なぜなら全然朝の時間帯はお店がやっていないので、選択肢がほぼ無いからです。
熊本空港で朝ごはんを食べることが出来るのは、キッチン空福亭。メニューは朝の時間帯は2種類の用意です。
熊本空港で、コンビニでおにぎり。などとケース以外でお店で朝食を食べようと思うと、熊本空港3階にあるキッチン空福亭しか選択肢がありません。
時間はAM6:35-11:00迄の時間帯が朝食メニューの用意となります。
多くの飲食店が並ぶ熊本空港ですが、朝食の選択肢が1店舗しかないのは非常に残念です。更に、他のお店が空くのも11時を過ぎてからが基本になりますので、早めの昼食を食べておきたい等要望も叶えることは難しいです。
お昼以降は多くのお店が空いていますが、午前中に食事をしようとすると非常に苦労する空港です。
といっても、キッチン空福亭は空いていますので、朝食を食べたい場合にはこのキッチン空福亭を利用しましょう。
メニューは、
- 和朝食 800円
- エッグベネディクト 900円
の2種類が用意されています。
メニュー的に特徴があるのは、エッグベネディクトです。
「阿蘇自然豚のベーコンを使ったエッグベネディクト」とメニューには書いてあります。単純な和朝食と書かれているメニューよりは興味を持つことはもはや必然です。
熊本空港の朝食、キッチン空福亭のメニューで気になるのは、阿蘇自然豚の存在。
非常に気になるワードとしては、阿蘇自然豚という豚がどのような豚であるのかは食事の前に抑えておきたいところです。
売りとしているモノが実は言い方を変えただけで、あまり大したことが無いものを売りにしている事は、この世の中多くあります。阿蘇自然豚が実力派の肉なのは知っておきたいところです。
阿蘇自然豚はSPF豚とのこと、ヒカリベジータミートさんの登録商標
売りとなっている阿蘇自然豚を調べてみると、元々ある地元の豚肉というよりは、ヒカリベジータミートさんが登録している豚肉の名前という事が分かりました。
特徴としては、SPF豚であることを売りとしています。SPF豚はスペシフィックパソージェンフリーという事で、Specific(特定の) Pathogen(病原体) Free(無い)という事をポリシーに育てられている豚です。
いわゆる、無菌豚とは全く異なり、一般的な菌は保有しているが病気のもととなるようなモノは排除しているという健康を目指した豚になります。
阿蘇自然豚の公式HPを見ると、
- 餌に抗生物質を使わない
- 栄養補助剤は自然由来のモノ
等のこだわりが書いてあり、他の豚肉よりも手間暇をかけて育てられた豚であることが分かります。
朝からエッグベネディクトを食べて満足できる人は、二日酔いの人かも?エッグベネディクトの発祥には諸説有り
朝食にエッグベネディクトを食べる。という文化が無いところで育ったので、エッグベネディクトの正しい食べ方すら分かりませんが、キッチン空福亭での朝食ではマフィンの上にポーチドエッグとオランデーズソースが掛っている、エッグベネディクトを食べることができます。
このエッグベネディクトの発祥には諸説あるようですが、一つの説では二日酔いの人がオーダーした人のメニューが始まりとも言われています。
『ザ・ニューヨーカー』のコラム『Talk of the Town(街の話題)』での、ウォールストリート株式仲買人レミュエル・ベネディクトへの、彼の亡くなる前年である1942年のインタビューによると、1894年にウォルドルフホテルを訪れ、二日酔いを直すために『バターを塗ったトースト、ポーチドエッグ、カリカリに焼いたベーコンと一口分のオランデーズ』を注文した。「ウォルドルフのオスカー」として知られる支配人のオスカー・チルキー (Oscar Tschirky) がこの料理に感銘し、ベーコンとトーストをハムとイングリッシュ・マフィンに替えて、朝食とランチのメニューに採用した。
出典:Wikipedia
いつも食べているときに、味が薄いな、ボケているなと思って食べているのですが、二日酔い用に作っていると聞くとなんとなく納得できます。優しい味付けですよね。
熊本空港で食べることの出来る朝食としてエッグベネディクトを選択したわけですが、これは個人の好みですね。次回は和朝食を頼むと思います。
どちらにしても、熊本空港にて朝食を食べようと思うと、キッチン空福亭での2品からのチョイスになります。
昼の強力な飲食店のパワーから比べると、熊本空港での朝食はあまりにも貧弱です。といってもキッチン空福亭さんがオープンしていますので、どうしても空港で朝食という場合には、3階にあがって楽しんでみて下さい。