出張の楽しみといえば、土地ごとのグルメという人も多いと思います。しかし!観光ではなく、仕事で訪れていることから時間的猶予も限られ、かつ毎回贅沢していては資金的にも厳しいはず。そんな時助けてくれるのが「ラーメン」という存在。
日本各地、美味しくて特色あるラーメンたちは待っていてくれますので、ラーメン食べ歩きも楽しい遊びになりえます。
ご紹介する鹿児島市の三養軒は味噌ラーメンのお店。地元の人に愛される定番のお店です。
三養軒は昔ながらのなつかしいラーメン屋。酒・たばこ・笑い声、全てが懐かしい。
三養軒を利用してみると地元の人から愛されている理由がすぐにわかると思います。それは、「落ち着く」のです。
昨今のラーメンの進化によって、ラーメンという食べ物が高額化そして洗練されていく中で、お店側も内装にこだわったり、店内環境をよくするために禁煙化したりと時代と共に変貌しているお店が多くあります。
しかし!敢えて声に出して言いたい。(文章ですが)
ラーメンってもっと手軽に食べたいときもある。
子供の時に体験したもっと砕けた感じのラーメン屋の雰囲気を楽しみたいときも在ります。
三養軒は昔懐かしい雰囲気を残したまま営業してくれていお店といえます。
変わらない姿が嬉しいラーメン屋。7年前の画像と比較しても変化がほぼ無い。
私は地元の人に三養軒の存在を教えてもらい、そこから鹿児島で一人ご飯を食べるときには何度か利用しています。
初めて利用した7年前(2014年)の画像があったので比較してみたのですが、安定の変わらなさ。
↑左が2020年 右が2014年 の三養軒味噌ラーメン
やはり定番の食べ物は変わらないことが安心感につながります。
ただし、ラーメンだと変わらないという事は、スープの進化についていけないことも意味します。
昔のように単一の素材から出汁をとってというスープでは、ダブルスープや香味油を使用する新しい潮流のラーメンを食べなれている現代の人からすると物足りなく感じることが多々あります。
その点三養軒は大丈夫。なぜなら味噌ラーメンだから。味噌ラーメンは、味噌の調味料としての味の強さゆえに外れが作りにくいラーメンともいわれています。(反対に特徴出すのも難しい)
三養軒のラーメンは、どちらかというと使っている味噌が特徴的なこともあり、味わいとしては古臭さを感じるどころか、特徴あるラーメンとして美味しいです。
注意点というか、個人によってはありがたいであろう情報はこのお店は「喫煙可」です。
私はタバコ吸わないですが、別に気にしないほうなので良いですが、気になる人はいると思うので書いておきます。
色が濃いのにあっさり、そして食べ終わると濃かったという印象が残る不思議なスープ
トータルとして美味しいのですが、特徴はスープにあると個人的には思っています。
色を見ると濃いので「味も濃いかも」と第一印象を持つと思います。
食べてみると、意外にあっさりしていて「不思議だ」と感じながら食べ進めると思います。
そして食べ終わってみると、「やはり味が濃くておいしかったな」と、なぜか食べ進めている途中での感想と真逆の印象が残ります。
総じて不思議に美味しいのが三養軒の味噌ラーメンです。
鹿児島市ではシメのラーメン候補も複数有ります。三養軒も深夜3時まで営業していることからシメとしての選択肢もありですが、個人的にはビールとつまみとラーメンで食事として完結するラーメン屋としておすすめです。