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松山聖地巡礼グルメ編 老舗鍋焼きうどん店を食べ歩いて好みを決めよう。アサヒ派?ことり派?悩ましき問題

愛媛県松山市の民たちが愛する地元グルメをご存知でしょうか?それは鍋焼きうどん。

私たちが想像する鍋焼きうどんとは少し異なるローカルな鍋焼きうどんが地元グルメとして君臨しています。

せっかく愛媛の松山に出張したのであれば、地元の人が愛する鍋焼きうどんを食べつくして松山を楽しんでみてはいかがでしょうか? 

 

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松山市民が愛する鍋焼きうどんを楽しむために知っておきたいお店「アサヒ」

 

まず、松山鍋焼きうどんを語る上で外せないお店があります。

 

それが「アサヒ」

 

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お店の外観から相当な雰囲気を醸し出していますが、それもそのはず松山鍋焼きうどんの元祖といわれているお店がこの「アサヒ」ですので、歴史があって当然です。

 

お店の中の掲示物を見てみると、

 

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昭和22年創業とありますので、その歴史は何と70年以上。歴史あるお店といっていいと思います。

 

一説によると鍋焼きうどん元祖のお店と表記されているケースもありますが、鍋焼きうどんの歴史を調べてみると、江戸時代には既にあったようですので、広義の意味での鍋焼きうどんの始まりとは言えないと思います。

 

しかし、古くから独特のスタイルで鍋焼きうどんを提供し、松山という地域にて鍋焼きうどんを根付かせた立役者であることは間違いなさそうです。

 

メニューはシンプル。鍋焼きうどんといなりずしだけのメニュー構成。

 

このアサヒを利用するときには少しだけ知っておいたほうが良い情報があります。

 

まず初めは、メニューがシンプルすぎること。

 

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食べ物は鍋焼きうどんといなりずしの2種類しかありません。

ちなみにいなりずしだけを頼むことはできませんので、アサヒに入店したら必然的に鍋焼きうどんを食すことは確定です。

 

せっかくアサヒを利用しているのであれば、もちろんどちらも食べて歴史を感じるというのが正しい頼み方です(たぶん)

 

アサヒ利用時に知っておきたい情報の2つ目は、会計のタイミングです。商品が到着した瞬間にお会計となりますので、小銭やお札の用意をしてスタンバイしておきましょう。

後述する「ことり」も同様の会計システムですので、両店とも現金を用意してすわっておけば間違いないです。

 

 

アルマイト性の鍋はどこか懐かしい。レンゲ迄アルマイトだから熱伝導率を考慮した場所に置いておきましょう。

 

無事にオーダーを済ましたら、アサヒの場合は少し時間がたってからうどんが提供されます。

先にいなりずしが提供されるのですが、これは熱々のうどんを食べ進める際の一服の清涼剤の役目を果たしますので、うどんが出てくるまで食べるのは我慢しておいたほうが吉です。

 

うどんが出てきた瞬間に、皆さん同じ思いを抱くはずです。初めて見るのになぜか懐かしい!と。

 

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鍋焼きうどんは専用のアルマイト製の小型鍋にて提供されます。

 

この容器、確実に初めて見るのになぜか懐かしく感じる。何故でしょうか?最近では見る機会も減少したアルマイト製の鍋だからでしょうか?とにかく懐かしいのです。

 

蓋を取ると、そこにはこれでもかとうどんと具が盛り込まれています。この小型の鍋からは想像できないほどのボリュームは中身の純粋な容積でした。

これは食べ応えありました。

 

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注意点としては、レンゲもアルマイト製なので、上の画像のように汁に付けておくと瞬く間に熱が伝導して口をつけることが出来ないほどに熱くなります。

 

アルミ(アルマイト含む)の熱伝導率は高いです。忘れていました。蓋の上に避難させておくなどの対処方法を講じて、人類の知恵をいかんなく発揮してください。

 

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甘い!熱い!甘い甘い甘い!それがアサヒの鍋焼きうどんだった。

 

アサヒの鍋焼きうどんを一言で表すと、「甘い!そしてアツい!」と必ず二言になってしまうと思います。

 

それほどに甘くてアツいのです。

 

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この甘さには理由があります。

 

アサヒが鍋焼きうどんを提供し始めた昭和22年当時は甘いモノは貴重な食べ物でした。そんな時代背景の中、甘い食べ物を提供したいと考えつくられたメニューだからです。

 

ですので、とにかく甘めのスープが特徴なのはこの松山鍋焼きうどんの歴史と密接に関係している歴史の味なのです。

 

といって、甘くておいしくないかというとそんなことは無く、料理としてまとまっていますので、とてもおいしいうどんであることも、また間違いのない事実です。

 

歴史に思いを馳せながら食べると更に美味しさ倍増なのですが、もう一つの特徴である熱さも重なってきます。

 

そんな時は思い出してあげてください、いなりずしの存在を

 

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このいなりずしは、酢飯も大量に使っており良い意味で冷えています。これが熱々の鍋焼きうどんを食べ進めるうえで、非常に貴重な存在となり、口の中の温度を下げてくれます。

味もおいしく、そして機能もある、そんな隠れた名わき役がこのいなりずしとなります。

 

アサヒでお腹一杯鍋焼きうどんといなりずしを堪能したら、次に向かうのは歩いて20秒ほどの場所にある、これまた松山鍋焼きうどんの歴史あるおみせ「ことり」

 

そうです、狂気の鍋焼きうどん食べ歩きを実行してみてはいかがでしょうか?

 

 

アサヒを出て左に歩いて、右に曲がったらもうそこには「ことり」がある

 

食べ歩きをする人、最初からことりを目指す人それぞれアサヒ起点でことりに向かったほうが楽です。

なぜなら、ことりは狭い路地のような道路に面しているお店だからです。

 

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アサヒに着いたら(出たら)アサヒを背にして、左に歩き始め曲がり角を見つけたら右に曲がればすぐにことりを発見することが出来ます。

 

このことりは、創業はアサヒに遅れること2年、1949年(昭和24年)です。

こちらも鍋焼きうどん専門店として営業しています。

 

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ということで、メニューは鍋焼きうどんといなりずしというどこかで見た光景です。

 

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そして鍋焼きうどんの容器も、なつかしのアルマイト製ということでこちらもどこかで見た光景です。

 

アサヒとの差としては、ことりはうどんを頼んでから出てくるまでの時間がとても速い!アサヒタイムでゆっくりしていたら、すぐにうどんが出てきて驚きました。

 

会計システムもアサヒと同様ですのでアサヒ⇒ことりの順で食べ歩く人は、お金の用意時間がシビアになることをお忘れなきようお願いします。

 

ことりの鍋焼きうどんは甘くない!出汁の香りがふわっと鼻腔を刺激するうどんでした。

 

アサヒとことりが似ているのは、メニューとその会計システム、そしてお店の歴史なのですが、メインである鍋焼きうどんん味は全く異なる点がとても良かったです。

 

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とーーーっても甘いうどんであったアサヒに対して、ことりは独特な出汁の香りで特徴的なスープの味でした。

 

いろいろ情報を見てみるといりこ出汁をつかっているようですが、完全なる馬鹿舌の私には判別はつきませんでした。しかし!特徴的であることは分かります。

 

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そしてここでも活躍するのが、いなりずし。これがあると熱々のうどんを食べるスピードがなぜか上がる気がするから不思議です。

 

あたりまえですが、アサヒとは全く別物の松山鍋焼きうどんの味を感じることが出来て、ことりも行っておいたほうが満足度は高まると思います!

 

 

食べ歩くなら営業時間は押さえておいたほうが良い。

 

この松山市民のソウルフードの聖地巡礼ともいえる、アサヒ・ことりのコンボですが、営業時間がそれぞれ短いので食べ歩く際には注意が必要です。

 

特に、ことりは昼しか営業していないので、この時間帯を逃すと悲しみに暮れることとなります。

 

  • アサヒ 10:00~18:00 定休日:水曜
  • ことり 10:00~14:00 定休日:水曜

 

夜に食べよう!と思ってもお店は開いてませんのでご注意を!

 

松山の鍋焼きうどんはこのアサヒ・ことり以外にも120軒以上のお店で提供されているともいわれており、食べようと思えばいろいろな店でオリジナルの鍋焼きうどんをのしむことが出来ます。

 

松山出張・観光を更に彩るためにも確実に食べておきたい地元グルメであることは間違いありません。

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