鯛めし。
この言葉を聞くと多くの方が、鯛を炊き込んだご飯を想像します。しかし！愛媛県宇和島市の鯛めしは一味違う！他の地域の鯛めしとは異なる料理が「鯛めし」となっています。愛媛県独特なグルメと昇華している宇和島の鯛めしを、愛媛県の玄関口である松山空港にて食すことが出来ます。
これは、愛媛出張の際には確実に食べておきたい空港グルメ、地元グルメであることは間違いありません。
宇和島の鯛めしは、生卵＋出汁＋刺身の三重奏。他の地域では食べることが出来ない鯛めしに括目せよ。
鯛をご飯と一緒に炊いた「鯛めし」に慣れ親しんでいると、宇和島の鯛めしはある種異形のモノとして映るはずです。
宇和島の鯛めしは、
生卵+出汁 の中に新鮮な刺身をぶち込んでそれを熱々のご飯の上にかけて食べるという全く異なる料理だからです。
独特な鯛めしが生まれた背景には、豊富な海の資源と伊予水軍の存在があるという。壮大すぎる鯛めしの歴史。
宇和島の鯛めしが誕生した背景には、もちろん立地的に豊富な海の資源があることは間違いないのですが、そこになんと伊予水軍も絡んでくるというのですから話は壮大です。
その昔、海賊たちが火の使えない舟の上で酒盛りをした時、酒を飲んでいたお椀にメシを盛り、生の鯛の身をのせてそのまま食べたのが始まりだといわれています。新鮮な鯛の風味が生きた、日本でも宇和島だけに伝わる独特なものです。
出典：かどやメニュー
いうなれば、海賊のシメ飯。そそる、これはそそるパワーワードです。やはり愛媛に出張で来たからには、確実に宇和島の鯛めしは食べておきたいメニューとなります。
松山空港で鯛めしが食べられるのは「かどや」
そんな宇和島の鯛めしを松山空港で食べることが出来るのは、空港にある飲食店の「かどや」となります。
この「かどや」は手広くお店を展開しており、宇和島の本店を中心に東京にも出店している地元のやりて企業とも言えます。
本場宇和島の味をそのままに味わえるはずですので、やはり松山空港ではおすすめのグルメスポットのひとつとなります。
かどやでは宇和島の郷土料理を幅広く食べることができる。
かどやでは、鯛めしだけではなく、それ以外の郷土料理も幅広く食べることが出来ますので、刺身が苦手な人でも安心して利用できると思います。
しかし！せっかくならば鯛めしを必食してほしいです。それほどまでに鯛めしというワードの概念が覆るはずです。
↑値段は1,600円と手ごろといえば手頃。
↑もし生の魚が苦手であれば、「さつま」というご飯料理もあるのでそちらも良いかもです。
じゃこてんや、刺身そのものも食べることが出来ますので、好みに合わせてチョイスしてみてください。
宇和島の鯛めしの食べ方は簡単。刺身をぶち込んでかき混ぜてかけるだけ。
はじめて宇和島の鯛めしを食べる場合、どうやって食べたら良いのか！？と疑問に思う人がいるかもしれません。
OK！私がレクチャーしましょう。
といっても非常に簡単、動作はたったの3つです。
まず初めに、提供された生卵＋出汁 をこれでもかとかき混ぜてください。
これでファーストステップは終了です。
その次の工程は、出来上がったかき混ぜ済みの汁に鯛の刺身をぶち込みます。
↑この刺身を先ほどつくった出汁にぶち込みます。
ぶち込み終わったら少し待ちましょう。漬け込みの工程です。といってもこの工程はやること無いので携帯でも見て時間をつぶしましょう。
もう我慢できない！となった時が食べ時です、あとはご飯に漬け込んでおいた刺身を少しのせ、その上から汁をかけて完成です。
容器が専用のモノなので、汁が注ぎやすいように「口」が用意されています。安心。そして安全。
あとは、これを口にかっ食らえば、宇和島鯛めしを堪能したことになります。
その際に注意点としては、これは海賊のご飯なわけですから、上品に食べていては本当の味がわからないです。(たぶん)
ここは、旅の恥は搔き捨ての精神で、茶碗からじかに掻き込むのが正式な流儀です(たぶん)
頭の中ではワンピースの戦いの後の宴をイメージしながら勢いよく食べ進めましょう。
気付いた時には全ての鯛めしが無くなっているはずです(恍惚)
まあ、私がわかりにくく説明しましたが安心してほしいのは、お店側もわかりやすい図解での食べ方を用意してくれいます。
実際には是非そちらを見ながら上品に食べてみてください。
愛媛の松山空港は飲食店の数は少ないのですが、どこもレベルが高くて正直迷う！しかし、この鯛めしは一度は食べておくべき地元グルメですので是非ご賞味ください。
