北海道では唐揚げのことを「ザンギ」と呼んだりしますが、その本場北海道のザンギの味を東京都内で味わうことが出来るお店があります。
それが、品川区と目黒区にまたがって存在する、武蔵小山にある「若鳥ザンギの店 釧路食堂」です。
この釧路食堂は、なんとザンギ発祥の店「鳥松」直伝の味にて営業しているため、言ってしまえば東京にいながら釧路でザンギ食べてきた。ぐらいの経験値を獲得することが出来ます。
おそろしい。そして嬉しい。食べると美味しい。
素晴らしきスポットである釧路食堂をご紹介します。
釧路食堂は、ザンギ発祥の店「鳥松」で修行した店主が開店した店
釧路食堂で食べることができるザンギは、本家本元・ザンギが生まれた店である釧路市にある「鳥松」の味を引き継ぐものといわれています。
どうやら釧路食堂の店主さんは鳥松での修行を経て、2002年に釧路食堂を開店したようですので、選定・下ごしらえ・味付けなどは鳥松をベースに発展させていると考えられます。
東京の武蔵小山にいながら釧路名物を食べることが出来るなんて、なんて最高なお店なのでしょう。
ザンギ発祥の店、釧路鳥松を継承する北海道居酒屋。元祖ザンギの味をたくさんのかたに味わっていただきたいとの想いから、2002年ここ武蔵小山で「釧路食堂」として産声をあげました。
出典:釧路食堂公式HP
釧路食堂の公式情報を見てみると興味深い記述を発見しました。
元祖の味を正当に受け継いでいるのでは?と勝手に推測できる文章を公式情報の中で発見することが出来ました。
50年以上継ぎ足しで使っているラードの揚げ油で揚げるザンギを、特製秘伝のタレをつけて口の中に含むと、何とも言えない独特な風味が口の中いっぱいに広がり、たくさんのお客様から絶賛のお声をいただいております。
出典:釧路食堂公式HP
ザンギを揚げている油についての記述ですが、注目すべきはその年数。
使用しているラードは50年以上継ぎ足していると書かれています。釧路食堂の創業は2002年ですので、あきらかに計算が合いません。
これはたぶんですが、ラードについては鳥松からの提供を受けたのではないかと推測できます。
長年、釧路の地で鶏を揚げまくって来た伝統のラードを譲り受け、武蔵小山という地にてその味を再現する。
なんとも盛り上がるストーリーです。
本当に鳥松から譲り受けたモノであれば、これこそ働いていた人しか得られない味ですので、釧路食堂のすごさが際立ちます。
↑釧路市の鳥松 歴史を感じるたたずまい。この店のラードを使っているとすれば、、、ごくり。
骨無しと骨ありから選べる釧路食堂のザンギ。これも鳥松と同じ形式。おすすめはどちらもおすすめ!!
釧路食堂でザンギを食べる際に迷いに迷う事実があります。
それは
骨無し、骨ありの2パターンのザンギがあるため、どちらを頼んだらよいのか?と迷ってしまうのです。
↑骨無し
↑骨あり
結論を伝えると、まずはどちらも食べてみましょう。なぜなら骨の有無だけでかなり味わいが異なり、人によって好みが異なるからです。
この骨の有無も鳥松のスタイルと一緒です。
そしてザンギにはたっぷりと、特製ソースをかけて食べましょう。
釧路食堂の特製ソースはこれまた鳥松のオリジナルソースを参考につくったソースのようでして、味わいは非常ににておりました。
ザンギ自体には味付けは薄めに設定されていますので、このソースにて味を調整する必要があります。
私は釧路食堂(及び鳥松)のザンギの旨さは、このソースとのコラボレーションにあると考えています。
ソースだけなめてみると、ウスターソースベースの普通のソースとも感じてしまうのですが、これがザンギと重なることにより、お互いの良さが引き立ちます。
うましです。
とにかく、このソース+ザンギをハフハフ言いながら食べるのがこのお店の醍醐味です。武蔵小山に住んでいるのであれば必ず食べておきたい一品です。
ザンギ以外の釧路名物・北海道名物もおいしかった。
もちろん釧路食堂では「ザンギ」以外の料理も豊富にそろっています。そしてそれらは釧路名物・北海道名物などであり、どれもレベルが高かったです。
↑釧路でよく食べられているつぶ貝 こいつもうまかった。
ザンギをハヒハヒ言いながら食べまくり、そして北海道の幸に舌鼓を打つ、まさに最高の店じゃないですか。
武蔵小山にて北海道・道東のグルメを堪能したいときは最高の店であることは間違いないです。
チャンスがあれば釧路食堂を楽しんでみましょう。
注意点としては揚げ物の店ですので、服に臭いが付くことです。そこはご勘弁を!