ホテルに宿泊する理由は人それぞれ千差万別。どんな理由であろうとその人がホテルでの時間を楽しく過ごすことできればハッピー。
私のホテル滞在時の趣味といえば、、、ルームサービスでハンバーガーを食べること。
これまでもいろいろなホテルでのハンバーガーを楽しんできましたが、人間の限界を超えたホテルハンバーガーがあるという怪しい情報を手に入れました。調べてみると確かにありました。人間だけでは到達できない極地が。
その極地とは、、、、犬用のハンバーガー。
犬の為のルームサービスメニューにハンバーガーがあるというのです。
犬用ハンバーガー食べてみたい。。。。一度思い立ってしまったこの気持ちは抑えることができません。とりあえず、ハンバーガーの存在を確かめるべく、そのメニューが存在するという千葉県舞浜シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルに向かったのでした。
人間だけの力では到達できないハンバーガー。私の親友でもある犬様に助けてもらう事に。
「シェラトンの犬用ハンバーガーを食べてみたい!」という企画が成り立つのは、犬と一緒に宿泊することのできるシェラトンホテル
シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル
が存在するからです。
このホテルでは、犬と一緒の客専用のホテル入り口、専用のチェックインカウンター、専用の部屋などといったサービスが拡充されており、
その中のひとつに犬用のルームサービスも用意されているという恐ろしいホテルなのです。
シェラトンの犬用ハンバーガー。何度も言いますが、人の力だけでは到達できない場所に存在するメニューです。
私がいかに懇願しようと、きっとシェラトン側は犬と一緒に泊まれる部屋に私だけの宿泊は許可しないでしょうし、
その上、犬用のルームサービスメニューを頼んだら気持ち悪がって提供してくれないでしょう。
そこで今回のホテルハンバーガー巡りは助っ人を頼むことにしました。
助っ人は私の親友である犬の「O」君です。
O君は調査日時点で生後5か月目・パグの男の子 つぶらな瞳がかわいいです。
お犬様の力を借り、一緒にシェラトンに宿泊しながらルームサービスの犬用ハンバーガーを頼み、そしてほんの一かけらでも良いので「O」君が食べているハンバーガーをもらって食べることが出来たらミッション完了という訳です。
シェラトン・グランデ・トーキョーベイの犬用ルームサービスメニューはこれだ!
2020年某日、私とOは無事に千葉県舞浜にあるシェラトンにチェックインしました。
部屋に入るとお目当てのものを探します。
無事に発見、何を探したかというと、
お犬様のルームサービスメニューです。
Dog Lovers' Suites at Tokyo Bay Menu(ドッグラバーズスイートatトキョーベイメニュー)
なぜか「at」だけはカタカナになっていないこの不思議な紙は、日本の中でも珍しいであろう、犬用のルームサービスです。
↑これが犬用ルームサービスのメニューです!
人間用のメニューなのではと勘違いするほどのメニュー名が並んでいますし、下部には犬用のスイーツもあります。
その中にありました、お目当てのハンバーガーメニュー
チキンハンバーガーベークドポテト ※注意 犬用です。でも食べたいんです。
そうです、こいつです!マリオット系のホテルのハンバーガーをコンプリートしようと思ったらこのハンバーガーも食べておかなければならないのです。(きっと)
マリオット系列ということでマリオットバーガーに寄せてビーフ100%と思いきや、チキンバーガーということでいきなりの興奮ポイント。
やはり現地で確認しないとわからない事ってたくさんあります。
まさかの展開が待っていた!!狂おしいほどに犬用ハンバーガーを欲する男の物語。
無事に目当てのメニューも見つかり安堵。適度に時間を過ごしながら夕ご飯を食べる時間までだらだらと部屋で過ごします。
犬用のハンバーガーってどんな味だろう?カットしてあげるふりして一口盗み食いしよう!などとハンバーガーに思いをはせている中で、
そういえばO君は食べられない食材などあるのかな?とふと思い立ち、飼い主に確認してみると、、、、
ゆ「O君は食べることのできない食材とかあるの?」
飼「なんでも食べると思うけど、まだ生後5か月目だから子犬用のフード以外あげないでくれ」
ゆ「え!!!」
ゆ「……犬用のハンバーガーとか少しなら大丈夫?」
飼「論外」
ということで、まだO君が小さいことから飼い主の許可をもらうことが出来なかったのです。
この企画、いきなりの失敗となりました。
人間としての尊厳と好奇心のはざまで苦悩する
しかし、私はあることを閃きました!
別にO君が一緒にいるのだから犬用メニューを注文するのは怪しまれないし、ルームサービスだから部屋で誰に見られることなく食事するわけです、O君が食べると思わせといて私が食べてしまえば完全犯罪なのではないか!?
と、一見かしこそうで、冷静に考えると気持ち悪い方法を考え付きました。
そこからは
人間としての尊厳 : 犬用のハンバーガーを貪り食って良いのだろうか…
好奇心 : 一口でいいから食べてみたいんだ!
という二つの極限の選択のなかで感情が揺れ動きます。
こんな事態の解決方法として、私は文字に書き出してみるという手法を用いています。
冷静に文字化してみると客観的な情報として脳が判断できる気がするのです。
文字化した結果、以下の文になりました。
「犬用のルームサービスハンバーガーを頼み、人間である私が一人で食べる。」
危なかったです。
文字化してよかったです、冷静になってみると異常行動の極みです。
犬が食べているハンバーガーを一口横から味見するのはまだ人間としてのなにかが残っていますが、犬用のメニューを積極的にたべるのは、終わってしまっている感じがします。
こうして冷静になった私は犬用ハンバーガーは次回に持ち越すこととして人間用の料理を注文したのでした。
↑ステーキ丼もおいしかったけど犬用ハンバーガーも食べてみたかった!
目的は果たせなかったが、舞浜のシェラトンは愛犬と宿泊するには最高のホテルだった
それにしてもこのシェラトン、目的は果たせませんでしたが犬と泊まれる部屋はすごくいいですね。
確実にハンバーガーのリベンジがてら再度宿泊したいと思います。
↑小さくO君が写っているのわかりますでしょうか?部屋の中を歩き回れます。
犬と泊まれる部屋の階層は「2階」ですのでいわゆる低層階です。そして眺望も通路側という最悪なロケーションなわけです。しかし、犬と一緒に部屋にいられるという事実はそれらを軽く凌駕する素晴らしいポイントです。
部屋の内装も犬が万が一の粗相をしてしまってもすぐに汚れが落とせるような素材で統一されていますし、ペットシーツなども潤沢に準備されていました。
中でも素晴らしかったのはチェックインまでの動線含めた心遣い。
チェックインは専用カウンター、通路・エレベーターも専用のモノが用意されている徹底ぶり、これは犬が苦手な人にも配慮したホテルのつくりなのだと思います。
そしてチェックインしてる時間で愛犬の
- 肛門腺絞り
- つめのケア
- 耳掃除
なども行ってくれてしまうのです。
外出する際には預かりサービスもありますし、ハンバーガー狙いではなく、愛犬との旅行の宿としても最高なのではないでしょうか?
↑ノベルティもシェラトンマークがついていてかわいいです。
↑最高に気に入っていたのは専用ベッド
シェラトンマークの上にてぐっすり寝ておりました。
犬用ハンバーガーを食べるという当初の目的は果たせませんでしたが、犬と共にゆったりとしたホテル時間を過ごすことができました。
シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルはディズニーリゾートオフィシャルホテルという事もあり、利用するときにはディズニーがセットということが多いと思いますが、近隣にお住いの愛犬家のかたであれば犬と一緒の小旅行といった使い方もできるホテルだと思います。
犬用ハンバーガーは確実にリベンジします。