ニュースでAmericanExpress(AMEX、アメリカンエクスプレス、アメックス)が2018年4月から世界の取扱店にて、買い物の際のサインを原則無くしていく方向としたようです。
【ニューヨーク共同】
米クレジットカード大手アメリカン・エキスプレス(アメックス)は11日、来年4月から、世界の取扱店で、買い物の際のサイン記入を原則不要にすると発表した。店舗が希望すれば、サイン記入の継続も認める。支払い迅速化と店舗側の負担軽減が狙い。
サインがなくなれば、スピーディーに決済手続きを終えることが出来ますので、非常に喜ばしいことですが、気になるのは安心なのかどうかです。
人工知能によって安心度が高まっている
決断に踏み切ったのは、カードの不正利用の防止技術が向上したことが挙げられています。このあたりはAIの台頭により核心的な進化があったことが過去報告されています。
精度向上率は何と驚愕の5%⇒90%という事です。
三井住友フィナンシャルグループ(三井住友FG)は、ディープラーニング(深層学習)を使ってクレジットカードの不正検知の精度を上げる検証を行った。不正利用の疑いがあると判定した取引のうち、本当に不正な取引だった比率を従来の5%程度から90%程度へと大幅に引き上げることに成功した。
また、当たり前ですが既にネット上での買い物などはサインを確認していないですよね。この「サインをする」という行為が防犯的な役割としてそれほど機能していないことは実は外部環境を眺めてみると、当たり前となっており、障害として残っていたのは私たちの心情的なものだけのようです。
アメックスによると、カードの不正利用の防止技術が向上し、サイン記入を必要としなくなったという。インターネット通販での決済など、サインをしないで顧客が買い物をする場面が広がったことも、店舗でのサイン不要を決めた理由の一つとなった。
米国やカナダでは、すでに一定額以下の決済では店舗でのサインを求めていなかった。ただ、店舗側が希望すれば、来年4月以降も顧客にサインを求めることはできる。
アメックスだけでは無いサインレスの流れ
記事によると、Master Card、アメリカがメイン、ダイナースを買収したディスカバーもサインレスの動きが出ているとのことです。
同業のマスターカードも来年4月以降、米国とカナダで同様の措置を取る。
ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズも同じ時期に米国、カナダ、メキシコなどでサイン記入を不要にする。
多くのクレジットカード会社がサインレスになるのは嬉しいですね。また、三井住友などのイシュア側も研究を進めているという事もあり、日本国内で言うとVISA等も対応してくると思われます。
クレジットカードの裏にサインが無いと使えません。
こういった制度自体が最終的には無くなりそうですね。
まとめ
- 人工知能により不正検知技術に大きなイノベーションがあった。
- 既にネットでの買い物などにはサイン確認のスキームは適用されておらず、外部環境的にもサイン確認は過去の遺物として扱われている。
- アメックスに続いてMastercardなどもサインレスに。将来的にはサイン自体が無くなるのかな?と思われる。
↓もてるためにはマイルとクレジットカードです。
↓飛行機の墓場 おそろしい