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【チェック必須】CIC(指定信用情報機関)にて自分の個人情報を調べる

個人情報の流出とかは興味ないのですが、自分の個人情報がどうなっているのかは気になります。

過去にクレジットカードの支払いなどで痛い目も見ているため、自身の個人情報、特に信用情報については細心の注意を払うようにしています。

知らないでクレジットカードを解約してしまった事により、本当は2年できれいになるはずの信用情報がケースによっては5年もの間、傷がついている事も有ります。

しっかりと基礎的情報を手に入れて、間違いのない信用情報管理をしてもらえれば幸いです。

 

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今回、個人の信用情報をチェックするためにCICというものを用いた方法を解説しますが、正確に伝えておくと、個人の信用情報を記録しているのは、CICだけではないです。

2018年現在、代表的な機関は3つあります。それぞれの名前と特徴は以下になります。

 

株式会社シー・アイ・シー 略称「CIC」

⇒主にクレジットカード関連の会社が登録

 

株式会社日本情報信用機構 略称「JICC」

⇒主に貸金業者関連の会社が登録

 

一般社団法人全国銀行協会 略称「JBA、KSC」

⇒主に金融機関系が登録

 

となっております。

本来、借入やクレジットカードの作成が困難な場合には上記3つの期間にて情報開示請求を行い、内容の確認を行います。

記載内容に明らかな間違いがある場合などは異議申し立てを行い、記載内容の修正を行う事も出来ますが、「ミス」でない場合は、あくまで上記の3つの期間は記録を保管しているだけになりますので、修正等の要望に応えることは有りません。

そういった場合は(殆どの場合ですが)定められた期間は記録が消えませんので、おとなしく待つしか有りません。

重要なのは、自分で自分の信用情報は管理し、間違いを起こさない事です。

今回は日常生活に深く根付いているクレジットカード利用を想定し、CICでの個人情報の調べ方と注意点をお伝えします。

CIC情報の入手方法

CICにて個人の信用情報をチェックしたい場合には、CICに情報開示の手続きを行い、データを手に入れる必要があります。

以前は窓口に赴くか、郵送による情報開示が一般的でしたが、既にスマートフォン、パソコンでも情報開示できるようになりましたので、一気に取得難易度は下がったように思います。

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それぞれの特徴は以下の通りです。

 インターネットによる開示

  インターネット開示
開示方法 全国どこからでもネット経由で開示
サービス日時 毎日8:00~21:45
ご用意いただくもの1 インターネットが使える、パソコンまたはスマートフォン
ご用意いただくもの2 指定されたクレジットカード
手数料 クレジットカード一括払い 1,000円

 

郵送による開示

  郵送開示
開示方法 申込書、本人確認書類、手数料等をお送りいただき、CICに到着後、10日ほどで郵送
サービス日時 お申込みより10日程度で開示報告書が到着
ご用意いただくもの1 1. 開示申込書
ご用意いただくもの2 2. 本人確認書類など必要書類
手数料 ゆうちょ銀行で発行の定額小為替証書(1,000円)

 

窓口での開示

  窓口開示
開示方法 CIC開示窓口へお越しいただきタッチパネル端末機に入力操作
開示場所 札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・岡山・福岡 指定の場所
サービス日時 平日のみ10:00~12:00 13:00~16:00
ご用意いただくもの 本人確認書類など必要書類
手数料 現金(500円)

 

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インターネットによる開示以外は、郵便局に行ったり、直接現地に行ったりとかなりの労力が必要となります。

今回はネットによる開示に絞り解説します。

 

CIC情報のインターネットによる開示には指定のクレジットカードが必要となります。

インターネットによる情報開示はクレジットカードによる開示料金1,000円の支払いが必要になりますので、以下のクレジットカードのいずれかが必要になります。

  • イオン銀行(イオンカード)
  • エポスカード
  • オリエントコーポレーション(オリコカード)
  • クレディセゾン
  • 三井住友トラストクラブ ※ダイナースカードに限る
  • ジェーシービー
  • JACCS
  • セディナ
  • トヨタファイナンス
  • 三井住友カード
  • 三菱UFJニコス
  • ユーシーカード
  • ライフカード

これら以外のクレジットカードだと情報開示が出来ませんのでご注意ください。

例えば、利用料No.1になった「楽天カード」は対応していませんので、楽天カードでCICの情報開示を行う事は、現時点では無理です。

また、情報弱者の強い味方AmericanExpressのクレジットカードも指定されていませんので、情報開示できません。

インターネットによる開示を行おうとすると、ここでカードが作れないから、情報開示して確認したいのに、その開示にはクレジットカードが必要というパラドックスがおきます。

上記のクレジットカードを持っておらず、この状態に陥った際には、もうネットでの開示請求はどうしようもないので、郵送または直接の情報開示に切替て進むしか有りません。

該当しているかどうかのチェックは保有しているクレジットカードの、裏面を見てください。

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カードによって若干異なるのですが、カード発行元などの名前で社名が書いてあります。

これがそのクレジットカードを発行している発行元(イシュア)です。今回の必要なクレジットカードという表現は、全てのこの発行元をみてもらう事を指しています。

例えば、先ほど私はアメリカンエキスプレスではダメですよ。と書きましたが、発行元がセゾンであればこれは「セゾンカード」ですので、開示に対応しています。

(カードの表面にあるAmericanExpressの文字はあくまでも決済を行う国際ブランドと呼ばれるものになります。)

是非、お手持ちのクレジットカードの裏面を見てどこが発行元なのか確認してみてください。

CIC情報の見方

開示方法は公式HPが一番わかりやすいので、そちらをご参照ください。

一点注意点としては、開示をしようと進めていくと最終的には別ウィンドウにて情報が出ています。気づかないと進めなくなったと勘違いしますが、別ウィンドウにて出ていますので、安心してください。

ここからは、いくつか開示したCIC情報のサンプルをみながら解説したいと思います。

問題ない状態

サンプル1

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↓拡大

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画像のような紙(もしくはデータ)が契約しているクレジットカード1枚に対して1枚、借り入れをしている場合は、借り入れ1社に対して1枚付いてきます。

赤枠で囲んでいる部分を見てほしいのですが、全てに「$」マークが並んでいると思います。この状態は毎月の請求に対して、適切なタイミングでの支払いがなされている事を表します。

$:遅滞なく支払っている

A:期日までに請求した金額が入金されていない

P:請求額の一部しか入金がされなかった

ー:請求無し

※これ以外にもありますが、ほぼ出てこないため割愛します。

自分の信用情報を開示して全てがこの状態であれば、問題ありません。後は後述する「量」の部分だけを気にしておけば、ほぼ問題ない状態です。

クレジットヒストリー(クレヒス)を高めるというのは、サンプル1のような支払い状況の場合を指します。

客観的にみると、サンプル1は「毎月の利用をしてくれる、そして毎月しっかりと支払ってくれる」お客様を表します。

新たに審査をする会社は、当然「優良な顧客」と認識するはずです。

積み上げてきた実績が信頼となり、クレジットヒストリーになるわけです。

 

少し問題がある状態

サンプル2

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こちらの画像を見ると、《入金状況》の欄に「A」マークがついてしまっています。これは、この平成28年2月の支払いが遅れた事を表しています。

こういった支払い状況の場合は注意が必要です。

問題点

問題点としては、厳しい金融機関、クレジットカード会社であればこの段階で審査否決になる可能性がでてきます。

各機関の審査基準というものは基本的に公開されていませんが、属性や支払い状況を加味したスコアリングにて審査しているという事が多くの事例や出てきている情報ででわかっています。

支払い遅延を表す、「A」マークや一部支払いを表す「P」マークがあると、スコアを著しく下げると考えられています。

事実、見てきた事例の中ではこのAマークが一つついているだけで、住宅ローンの借り入れが不可となった金融機関も有ります。決して楽観視して良い状態ではない事を認識してください。

 

解決方法

もし、自分の信用情報を開示しこのような状況になっていた場合には、状況によって取るべきアクションが異なります。

〇状況によって異なるアクション。焦らず確認していきましょう

原則として、クレジットカードの返済履歴や借入れの返済状況は、解約や完済をするとそこから5年間記録がCIC上に残ることになります。

反対に、支払い続けていると24か月分の記録しかCICには残らないために、支払い遅延の記録が順々に押し出されていきます。

このサンプル2のケースで考えると、現在進行形で契約関係が続いているのであれば、解約は高い確率でしないほうが良いと考えられます。

解約した場合

⇒Aマークが残った状態で5年間記録が保存されるため、その間のローン借り入れやクレジットカード審査に悪影響が出る可能性が高いです。

解約しなかった場合

⇒支払期日に間に合わせて支払っていれば、3か月後にはサンプル1の様な「$」マークが続いた状態に復旧します。

解約してしまったら5年苦しむ。解約していなかったら1ヵ月~2年で元通り。

という事が現実にありえますのでご注意ください。

万が一、返済の遅延をしてしまったとして、まずいと思って即支払いそして解約をすると5年間個人情報に「支払いが遅れた」という記録が残り、そのまま使い続けて最長24カ月支払いが遅れなければ、きれいな個人情報に戻ると考えられています。このあたりは焦ってアクションを起こす前に戦略的に動いたほうが良いです。

 
かなり問題がある場合

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問題点

この信用情報はかなり厳しい状況ですね。「A」マーク、「P」マークが複数登場しています。たぶんですが、ほぼ全てのクレジットカード、金融商品からNGがでるはずです。(但し、クレジットカードが発行できないわけではない点が非常に難しい部分ともいえます。)先ほど伝えたスコアリングではかなりの低スコアをたたき出すはずです。

解決方法

自分の信用情報がこのようなサンプル3のような場合は、先ほど伝えた通り、継続中であれば2年間おとなしくしているしか有りませんし、解約していれば5年我慢が必要となります。

 

最悪の場合

サンプル3よりも最悪の場合があります。それは、「異動」と呼ばれる状態です。

 

基本的にCICやJICCやJBA/KSCなどの信用情報機関が金融事故として扱う正確な定義は返済日から61日以上、または3ヵ月以上の支払遅延(延滞)があるもの、またはあったものとしています。

支払期日に支払いをせずに放置しておくと、61日目からは金融業者はCICなどの指定個人信用情報機関に「異動」と登録する権利を持っているという訳です。

この「異動」という状態こそが、俗に言う「ブラック」という状態です。

この異動になったら、ほぼ全ての金融商品はあきらめてください。もちろんクレジットカードの発行もほぼ不可能です。

異動となったら、その契約を解除してから(要は全額返済もしくは、クレジットカードの解約)5年間記録が保存され、その間は上記の通りクレジットカードなどはあきらめざる得ません。

この5年間の事を「喪」として表現しているネット情報なども有ります。喪中は何もしない事から由来していると思われます。

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改めてサンプル3を見ていると、複数回の2回連続遅延は有りますが、3回連続の遅延がありません。異動状態になるのをギリギリ回避しています。

優良な状態でも「量」の問題が噴出することがある

サンプル1の様な完璧なクレヒスを複数積み上げていても、審査でNG(否決)が出ることがあります。これは、保有しているクレジットカードの「量」が多くなってしまっている事が考えられます。

数十枚もクレジットカードを保有している場合、新規で申し込みが有りクレジットカード発行したとしても、使ってくれる可能性は低いですよね。クレジットカード会社としては死蔵(発行だけして寝かせている状態)はコストですから、避けたい状態です。

結果、優良な状態でも「これ以上発行してもこの人使わないでしょ」と判断され、新規のカード発行が困難な場合が有ります。

この場合は、保有しているクレジットカードの解約などを進めてください。

ただし、クレジットカード等全て解約してから5年間は情報が記録されていますので、解約したとしても可決OKという状態になるとは断言できません。

あくまでもスコアリングが重要であり、全体的なバランスの上に成り立っていると推測されています。

申込状況 照会記録は6ヵ月間保有されます

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CICの情報を手に入れてみていると、「申込情報」という項目があると思います。

これは、新規クレジットカード発行などを申込、各会社が信用情報を確認するためにチェックした照会記録のことになります。

多重申込は嫌われます

よく、多重申込はクレジットカードの否決要因と言われていますが、これはこの「申込情報」の欄に複数の申し込みがあると、新規クレジットカード発行を各会社が躊躇うために起きると考えられます。

そりゃそうですよね、過去6ヵ月の間に、かなりのカードを申込している。

⇒なにかキャッシュフロー的に問題があるのではないか?

と考えるのは当然の流れです。

一概にどれほどの申し込みがあったらNGなのかという事はわかりません。それは、これも個人の状況によって異なるからです。

ただ現実として、多重申込はそれだけでNG要因になる可能性もあるので、複数のクレジットカードを発行する際には一気に申込するなどの行為は避けたほうが賢明だと私は考えております。

同会社であれば6ヵ月間は期間を空けてください

また、よくある否決要因なのですが、一度審査に落ちてしまっているのに同じクレジットカード発行を6ヵ月経過しない間に再度申し込むというものです。

これは、高確率で再度否決となる可能性が高いと思われます。理由としては、一度審査しているからです。その結果、否決となっている案件を再度調べて合否判定を出す。という事は中々ありません。

一度否決になったクレジットカードは最低でも6ヵ月間は間をあけてから審査を申し込んだほうが良いです。その際には、今回お伝えしたような観点でCIC情報をしっかりと確認し、出来る場合は状況改善を行い、その上で申し込んだほうが賢明です。

 

【最後に少しPR】

CICでの信用情報開示にてインターネットを利用するためのクレジットカードを発行するならイオンカードとクレディセゾンのセゾンカードがおすすめです。

〇イオンカード

女性に優しいらしく、イオンカードなら発行できたという声をよく聞きます。(反対に男性には厳しいとの声もあり)

イオンの子会社である、イオンクレジットサービスという会社が運営しております。

 

〇クレディセゾン:セゾンカード

審査基準が他の会社と違ってユニークな部分が有ります。他の会社で落ちている場合でも保有できる可能性が若干ながらあると思います。

また、審査がネット上で即実施されるのでその点も利便性に富んでおります。

初年度年会費無料、2年目以降も利用がある限り年会費無料

 

独自審査が心強いのは楽天カードです。

〇楽天カード

 

楽天カードは与信管理の手法が他の会社とは一線を画すと思います。自分のCICでの開示情報を見ていても、細かく多頻度にチェックされていて、与信をしっかりと確認している事が見受けられます。

審査が緩いという訳でなく、しっかりと個人属性を見極めてクレジットカードを発行してくれる素晴らしい金融機関です。

クレジットカードが欲しい。という事であれば心強い会社だと思います。

楽天カード新規入会キャンペーン

 

 

最後の頼みの綱 アメックス

〇AmericanExpress 発行のカード

意外に思われるかもしれませんが、アメックスは現在発行しやすいカードの代表格だと私は考えています。

正確に言うと、他の多くのクレジットカード会社がCICなどの情報にスコアリングの重点を置く中、AmericanExpress(アメックス)は現在の状況を考慮してくれていると感じています。

私の知り合いで、携帯電話の割賦販売遅延があり、楽天カードも落ちた人がいました。最初、アメックスのアドバイスをした際には、半信半疑で信じてもらえませんでしたが、試しに申し込みをしたところ、アメックスのグリーンカードを手に入れることが出来ました。初年度無料とは言え年会費が7,000円かかる事を怒られましたが、発行できたことは嬉しかったようです。(本当は、ネットでの買い物が多いのと、年会費無料がよかったので楽天カードにしたかったようですが)

 

 

 

あくまでもご参考に。そして、信用情報の管理は本当に大事です。

まとめ

  • ネットで簡単に自分自身の信用情報が取得できるようになっています。
  • 2ヵ月以上の支払い遅れや、3ヵ月連続の支払い遅延はかなり危ない
  • ルールと重要性が分かっていれば、最大限の努力をするはず。

 

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