クレジットカードには様々なカードが揃っており、年会費無料の高還元カードや反対に年会費が10万円を超えるようなクレジットカード、俗に言われるステータスカードというモノも有ったりします。
クレジットカードが好きな人達の中にいると、誰がどの様なクレジットカードを使っているのかは非常に気になって当たり前と思いがちですが、本当に世の中の人たちは使っているクレジットカードに興味があるのか気になるところです。
範囲を限定して、「会計時に男性が使っているクレジットカードを見るのか?」という質問を女性にぶつけまくって見ました。
アンケートの母集団は約3,300万人 必要サンプル数は400人と設定しました。
折角アンケートを取るので、その数値が意味あるものにしたいなと思いまして、アンケートの母集団と必要サンプル数の関係を調べてみました。
母集団について
母集団は日本の女性の人口から対象となるであろう年代をピックアップして勝手に設定しました。
対象年齢の設定については、考え方によって大きく異なる結果になると思いますが、今回は、男性と二人で食事に行くであろう年齢として成人を迎えた18才を下限にし、定年の年齢を60才とした場合、60才までの人を対象年齢に加えてみました。
日本の女性人口:年代別 (2017年度データ)
年齢 | 人口 |
---|---|
1~4歳 | 239.0万人 |
5~9歳 | 255.6万人 |
10~14歳 | 264.9万人 |
15~19歳 | 291.5万人 |
20~24歳 | 303.2万人 |
25~29歳 | 306.7万人 |
30~34歳 | 348.4万人 |
35~39歳 | 387.3万人 |
40~44歳 | 463.5万人 |
45~49歳 | 469.8万人 |
50~54歳 | 407.7万人 |
55~59歳 | 381.5万人 |
60~64歳 | 393.1万人 |
65~69歳 | 507.3万人 |
70~74歳 | 416.6万人 |
75~79歳 | 372.8万人 |
80~84歳 | 314.5万人 |
85~89歳 | 224.1万人 |
90~94歳 | 117.3万人 |
95~99歳 | 33.9万人 |
100歳以上 | 5.9万人 |
結果、女性人口 約6,500万人の中で対象年齢の人口数は、約3,300万人となり、この数値を母集団に設定しています。
必要サンプル数について
全ての母集団にアンケートを取ることは不可能ですので、そこから統計的に有意な数値になるように、必要サンプル数を設定しました。
このあたりは学生の頃に行った統計の授業・・覚えていないのでサイトを参考にさせていただき、概算数値を設定しました。
参考にしたサイト
結果、今回のアンケートは必要サンプル数400人と設定しました。
許容誤差と信頼レベル・・・とりあえず信頼レベル95%にて繰り上げての400人としています。
尚、回答率は私が面前でお願いしているので100%です。
会計時に男性のクレジットカードを見るのか?は400人にはまだ聞けていないので、追加調査は必要。
必要サンプル数も出してみたのですが、今回実施したアンケートではサンプル数「25」しかアンケート回答を得ることが出来ていませんので、あくまでも結果は参考としてください。
会計時にクレジットカードが見られているか?の参考データとしてVISAが行った実験データは必見です。
クレジットカードを会計時に見ているのかどうか?という調査は実はVISAカードが行っています。但し、この調査は会社の上司・部下の関係の中で、
- 現金で支払った場合
- 一般カードで支払った場合
- ゴールドカードで支払った場合
に対しての調査となります。
出典:Visa Gold Lab : The Supper ~計測された会食~ - YouTube
是非一度クレジットカードに興味がある人は見ておくと面白いと思うのですが、
結論を書いておくと、ゴールドカードにて支払った際には、周りの集中直が高まる。
⇒つまり会計時にカードを見ていて且つ注目しているという調査結果となっています。
出典:Visa Gold Lab : The Supper ~計測された会食~ - YouTube
↑ゴールドカードにて支払う際には集中力が高まります。
出典:Visa Gold Lab : The Supper ~計測された会食~ - YouTube
そして、
先輩の会計時に支払いを見ていた後輩の確率は100%となっています。
今回のアンケートでは、この調査とは少し趣向を変えて、男性と女性の間柄の場合には、クレジットカード支払いを見ているのかどうか?を調べた調査となります。
会計時に男性のクレジットカードを見ている女性の割合は、実に88%。高確率でクレジットカードを見られています。
恐ろしいことに、
今回の調査では、25の回答の内、実に22人・88%にも及ぶ女性がクレジットカードを見るという回答でした。
思ったよりも、支払いの時の手元は見られているようです。
細かく、アンケート結果を見ていくと見るといってもクレジットカードをチェックしたいから!という意見だけでなく、様々な理由により見たり・見なかったりするという事が分かりました。
回答の中から、一部意見をピックアップしてお届けします。
見る・見たけど見れない と答えてくれた女性たちの意見
見る・見たいけど見れないという女性達の意見では、クレジットカードのステータスを確認したい人と、どんなクレジットカードを使っているのか?というグループがありました。
■ 今は見るようになった 30代女性 営業事務
以前は気にしなかったが、一度付き合った男性がクレジットカードが好きな人で、クレジットカード会社が発行しているカードにこだわっていた人だった。(注:JCBやアメックスのプロパーカードだと思われます)
そこからは、会計時に気になってしまい見るようになった。
⇒今までは気にしてなかった事が、新しい知識を得ることで気になり始めることはたくさんありますよね。
■ 絶対に見る、使ってほしいカードも有る 20代女性 制作会社勤務
10代のころに付き合った人が、AmericanExpressのプラチナカードで払っているのを見てから、AMEX一筋。使っていてくれると「おっ!」と思う。
他のカードが嫌かというとそうでは無くて、自分のお気に入りのカードだから使っていてくれると嬉しい。
⇒10代のころにAmericanExpressのプラチナカードを使っている人とお付き合いできることが、まず凄いなと思う訳です。
■ ポイント貯める人なのかどうかチェックする 20代女性 事務職
自分がポイントが好きなので、何のポイント貯めているのだろう?とカードを見てしまう事が有ります。生活力のチェックですね。
⇒20代にしてしっかりしている意見でした。この女性は反対に年会費が高額なクレジットカードを使っていたら「嫌」というタイプでしたので、考え方は人それぞれであることが分かりました。
■ 親の影響で見るようになっていると思う。 20代女性 学生
お母さんが、JCB信者のためクレジットカードと言えば「JCB」
その影響もあって、どんなクレジットカードを持っているのかはチェックしてしまう癖がついています。JCBだと安心していたのですが、最近いろいろなクレジットカードが有るという事を理解し始めて、神話は崩れかけています。
⇒めずらしかった親の影響という回答でした。話を聞けば聞くほどかなりのJCB信者の親御さんでして、そりゃあ娘もJCBが好きになるよな。と納得しました。
全体的に、見る人も興味本位で何を使っているのかな?と見てしまうようです。
中にはこだわりのクレジットカードを選んでいる女性もいたので、クレジットカードに興味が強い人たちには、朗報とも言える調査結果でした。
見ないと答えてくれた女性たちの意見
少数派でしたが、男性の支払い時にクレジットカードを見ないという意見もありました。
■ まったく気にしたことが無い。 30代女性 建築関係
会計を率先して行ってくれているのに、支払いが現金なのかカードなのかを見るなどとんでもない。テーブル会計もレジカウンターでの支払いでも、出来るだけ見ないようにしています。
⇒見て欲しい!という人もなかなかいないと思うので、とてもうれしい心配りですね。
■ 割り勘が良いからカード払いになることが少ない 20代女性 建築関係
デートの時の食事の会計は、絶対に割り勘が良い派なのでクレジットカードで一括で払ってもらうという場面が無いので見ない。
⇒私の世代からすると、女性とデートして割り勘という選択肢がなかったですが、反対に割り勘でなければ嫌だ。という人もいることに驚きを隠せません。
結論として、一枚はこだわりのクレジットカードを持っていたほうが良いかも。
80%を超える女性たちが、様々な理由でクレジットカードおよび支払い方法を確認している。
という事が途中では有りますが、今回の調査で分かりました。
であれば、こだわりのクレジットカードを持っていたとしても、どちらかというと、良い方向に思われることが多そうですね。
クレジットカードを見ている。という事は結果として予測していたのですが、様々な理由により見ているという事が分かったのが楽しい結果となりました。継続して400人に到達するまで続けていきたいと思います。