福岡県福岡市にあるホテルイル・パラッツォに宿泊しました。このホテルは出張族、つまり仕事にて博多泊をする場合に、有りなのか、無しなのか?をお伝えしたいと思います。
まとめ
- 朝ごはんと建築家を楽しむホテル。特に朝ごはんは2017年No.1獲得なので、是非食べてみてください。
- 移動を考えた立地は悪いですが、食事で考えると立地はわるくないかな。と思います。
- 部屋はバブル!の一言。バスタブのサイズはかなり広くて、最高峰でした。
【目次】
- まとめ
- ホテルイル・パラッツォの場所は結構微妙な場所に有ります。
- 何と言ってもイル・パラッツォに宿泊したら日本一の朝食を食べなくてはダメ
- 建築家アルド・ロッシ設計の建物は価値ある建造物。そこに宿泊できるのは楽しい。
- 部屋は本当に豪華。一人で宿泊するホテルではないかもしれない。
ホテルイル・パラッツォの場所は結構微妙な場所に有ります。
出張利用の際に気になるのは翌日の仕事に直結する要素である「立地」だと思います。この点、イル・パラッツォは少し弱い。メインの博多駅からは微妙な距離が有ります。
また、繁華街である天神からも少し距離がある中途半端な立地といえると思います。
↑博多駅からは徒歩20分ほど。これはタクシー利用をしなければならない距離だと思います。
出張で利用する場合などは、この点を考慮して宿泊予定をたてないと後悔することになるかもしれません。
ただ、ホテル周辺には本当にたくさんの飲食店があるので、食事をホテル周辺で済ませたい。という人にはとても良いです。博多ラーメンやもつ鍋。高級そうなお寿司屋さんなどもすぐに発見できます。そういった観点だと立地は良いです。(コンビニも近いですし)
移動を考えた場合の立地の悪さを補って余りあるメリットは、個人的には2点あるのではないかと思います。それは、日本一に輝いた朝食を堪能できる点と、建物としての魅力です。
何と言ってもイル・パラッツォに宿泊したら日本一の朝食を食べなくてはダメ
2017年、楽天が主催する朝食フェスティバルにて、このホテルイル・パラッツォは全国の宿泊施設の中から、栄えある第一位を獲得しました。
この朝食を食べるだけでも、出張にいそしむ私達からすると、「いつものホテルの朝食の中で、No.1なのか」と自己満足に浸ることが出来ます。
この一点だけでも一度は宿泊してみる価値は有るのではないでしょうか。
2017年の楽天主催、朝食フェスティバルにて優勝したメニューは以下の二つのコンビです。
- モンブラン仕立ての明太子ポテサラ
- 水炊きと茶碗蒸しのHYBRIDスープ
まあ、食べてみるとあくまで一つの形なので好き嫌いはあると思いますが、それでもいいじゃないですか。
建築家アルド・ロッシ設計の建物は価値ある建造物。そこに宿泊できるのは楽しい。
また、このイル・パラッツォは設計者として、世界的に有名であった建築家アルド・ロッシさんが設計をしました。日本のデザイナーズホテルの先駆けとして建設されたようで、特徴的な外観から部屋の配置の仕方を含めて、実際に宿泊して堪能できるというのは、価値あることだと思います。
ちなみにですが、このアルド・ロッシさんが設計したホテルは日本では他に2つ有ります。
大阪梅田のホテル イルモンテと奈良にあるホテル日航奈良です。
ロッシは日本でも他に2軒、ホテル作品を残している。だが他の2軒と異なり、ここはホテル側が設計者名を宣伝していないことに加えて、ロッシが事故で亡くなったその1年後、1998年に完成した最晩年の作であることが、著名建築家の作品として世間で知られていない理由だろう。
出典:経済プレミア
https://mainichi.jp/premier/business/articles/20150706/biz/00m/010/010000c
建築物が好きな方であれば、この3つを回ることによりアルドロッシさんの設計の一端に触れるたび旅を堪能できるのでおすすめです。
日航奈良には宿泊したことがありますが、その時は建築家を調べることなどしませんでした。とても残念です。またもう一度宿泊したいなと、心に決めております。
部屋は本当に豪華。一人で宿泊するホテルではないかもしれない。
イル・パラッツォの内装は、アルドロッシさんが手がけているわけではないのですが、作られた時代が時代なので、とても豪華な造りで圧倒されます。
ベッドサイズは中々見ないほどにでかいです。これ一人で寝るの結構豪華。
↑テレビなどを見るとわかると思いますが、室内の設備は古さが目立ちます。以前はケトルもしくはポットが置かれていただろう場所は、棚板が変色し見栄えも悪いです。
お風呂は驚愕の「見せる」お風呂。室内側から丸見えです。バンコクでフォーポイントバイシェラトンに宿泊した際に、ベッド横のドアを開けるとお風呂があるという配置の部屋に宿泊したことがありますが、似たような開放感だと思います。一応ブラインドがありますが、せっかくならばフルオープンな状況で魅せつけて入浴したいものです。
バスタブは本当に良かったです。私は身長が180cmあるのですが足を余裕で伸ばすことが出来ました。
お湯を貯める際の湯量も豊富でストレスを感じません。ここにお湯を張り足を延ばして肩まで使ってお風呂に入れば、万が一気絶したら確実に溺死できます。相当広いお風呂だと思います。
部屋は満足度高いのですが、唯一残念だったのは清掃状況です。メインのお風呂やトイレなどはもちろん非常にきれいです。
ただ、案内板の上や少し気にしながら掃除しないと埃溜まってしまうだろうなという場所には、ことごとく埃が貯まっていました。
このホテルですが、宿泊費用は安くはないので、しっかりと清掃にもコストをかけて満足度の高いホテルライフを目指してほしいです。
日本各地にある有名ホテルに宿泊したい、または日本一の朝食を食べてみたい。という点に興味がある人にはおすすめします。
出張で便利なホテル、コスパの良いホテル。というモノをお探しの方には少し合わないホテルです。
個人的には、ホテルの設計者なども気になるタイプなので、このホテルに宿泊しての満足度は高かったです。