羽田空港南ウィング、ダイヤモンド・JGCプレミア専用保安検査場を利用する際にいつも気になるのが「apricot」の文字。私はPCにはまったく詳しくないのですが、それでも市販されているものや、代表的なものなどは有る程度は押さえているつもりです。
しかし、このapricotの文字はあまり見たことがない。いや、これまで見たことが無い。何か特殊な機械を使っているのか気になり、少しだけ調べてみました。
流石に、手元を画像撮影することは出来ないので、画像で見せることが出来なくて残念ですが、JAL羽田空港南ウィング、ダイヤモンド・JGCプレミア専用保安検査場にて、発券や領収書を出してもらう際に、カチャカチャと打ち込んでいるキーボードには目立つ部分に「apricot」の文字がついています。
はて、これはなんなのか?と思い調べてみたところ、三菱電気が展開していたPCの商品名だったのですね。知らなかった。
なぜ、過去形かというと、既に2012年3月をもって「受注を終了する」となっているからです。既に過去の遺物となってしまっております。むむ、受注が終わっている!
メンテナンスや保証は大丈夫なのか?
受注終了と聞いて、不安になるのが私が良く乗るJALのシステムをつかさどるPCに何かあったら大丈夫なのか?という気持ちになります。
現実的には末端の端末の話なので同でも良いのかもしれませんが、気になってしまいます。
一応、HPにはメンテナンス等の相談について連絡先が公表されてます。
JALは法人のお客様になると思いますので、その部分をクリックしてみると、連絡先が現れます。
三菱電機インフォメーションネットワーク株式会社が修理対応を受け持っているようです。
apricotの歴史
三菱電機アプリコットはもともとはイギリスのコンピューター会社だったようです。
三菱電機 三菱電機について ヒストリー 1990年代をみると歴史を感じます。
1990年(平成2年)
英国コンピューター会社「アプリコット社」のハードウェア事業部門を買収
ファジー理論を採用した家電製品など続々発売
ファジー適応制御搭載の形彫放電加工機発売
生活シーン演出照明器具「シーン」発売
ファジー理論を採用した家電製品・・・ありましたね。ファジー理論。その時代に買収し三菱電機のPCとしてapricotは再スタートを切っています。
2012年3月にその歴史を終了していますので、約22年間の活躍にて姿を消してしまったようです。
JALは2012年からPC端末を入れ替えていないという事でしょうか?それとも私がみたキーボードだけアプリコットのもので、本体はスペック的に良いものを使っているのでしょうか?
ムーアの法則から見るJALのPCスペック
有名なムーアの法則はこちら
最も有名な公式は、集積回路上のトランジスタ数は「18か月(=1.5年)ごとに倍になる」というものである。
したがって、2年後には2.52倍、5年後には10.08倍、7年後には25.4倍、10年後には101.6倍、15年後には1024.0倍、20年後には10 321.3倍ということになる。
仮にJALがアプリコットを使い続けていて、且つそれが2012年の最終年月に入れ替えたものであると仮定するならば、既に2019年も間近な現代においては、約7年ほど期間が経過していることになります
その際にPCのスペック的に言うと、現行モデルから約25倍も差が開いている可能性が高く、これでは満足にいろいろなシステムを運用できないのでは?という不安が高くなりますね。
勝手に言うと、7年前のPCって最早化石の気がするのですが。セキュリティとか大丈夫なのか気になるところです。
まとめ
- 少なくとも羽田空港南ウィング、ダイヤモンド・JGCプレミア専用保安検査場のキーボードにはアプリコットと貼られてますので、確認してみてください。
- 新システムになってから、とっさの依頼が遅い。もしかしたらPCスペックに問題があるのでしょうか。
- 既に販売終了しているもですですが、サポートはしっかりとしていそうです。
↓かなり便利。是非。
↓JALの修行にはやはりJALカードがあったほうがいいのですが・・・