豪華客船として有名なクイーン・エリザベス号を長崎県長崎市で見ることが出来ました。ファーストクラス・ビジネスクラスでの世界一周を目論んでおりますが、客船での世界を回る船旅というのも憧れの一つとして持っています。
クイーン・エリザベス号のデータをまとめておきたいと思います。
まとめ
- 世界一周の場合、料金は最安で240万円から。更にここに税金・チップが入るのでやはりお金持ちの旅行手段。
- 短い路線なら7日間21万円から楽しめる。はず。
- 飛行機のマイルを貯めることの価値の高さを再認識してします。
【目次】
- まとめ
- エリザベス女王の名前を使う事を許可された客船
- 航海を続けながら、各国々の都市に降り立てるのが魅力
- 船舶での海外旅行は、入国審査において特別なルールが設定されている場合が有ります。
- クイーンエリザベス号での世界一周料金は一人240万円から
- クイーンエリザベス号に乗るだけなら安く乗ることもできる。短い路線が狙い目。
- 飛行機のマイルってやはりすごいなと再認識
エリザベス女王の名前を使う事を許可された客船
クイーンエリザベス号は世界最大級の客船として、またイギリスのエリザベス女王の名前を許可を得た客船として、有名な客船です。
基本情報は以下になります。
要目
総トン数 90,400トン
全長 294m(964.5ft)
全幅 32.3m(106ft)
喫水 8m(26ft)
機関方式 4 × MaK社製 12 M 43 C ディーゼル
2 × MaK 8 M 43 C ディーゼル63.4 MW
速力 約23.7ノット
旅客定員 2,092名
出典:Wikipedia
同じく女王の名前を付けている客船は、同じ会社が製造しているヴィクトリア、メリーも有り、英国の老舗クルーズ船社キュナード・ライン社が有する女王シリーズの1隻となります。
写真では伝わらないかもしれませんが、全長294mの大型客船で肉眼で見ると、本当に大きい!
2017年には、TV朝日の番組「陸海空 こんな時間に地球征服するなんて」の企画、豪華客船アースにて、全ての客室に潜入するという企画が実施されていたので、その番組で客室やクイーン・エリザベス内の風景を見た方も多くいると思います。
<豪華客船アース>【陸海空】こんな時間に地球征服するなんて (@chikyu_celeb) • Instagram photos and videos
↑インスタの画像は何故か55枚しか有りませんが、客船内の様子が分かると思います。
航海を続けながら、各国々の都市に降り立てるのが魅力
クイーン・エリザベスでの旅だけでなく、客船での旅は移動手段である客船自体の楽しみと、後は各都市についての観光がセットになっている点です。
今回の長崎市へはクイーン・エリザベス自体は2年振りに訪れてくれたようで、毎年コースが違う事も魅力の一つになっているようです。
船舶での海外旅行は、入国審査において特別なルールが設定されている場合が有ります。
大量の人数が一度に到着し、そして滞在時間も限られている客船での旅行は、到着地での入国審査が一部簡易的なルールにて運用されたりしております。
例えば、日本では「クルーズ船の外国人乗客に係る入国審査手続の円滑化」ということで、法務省から【船舶観光上陸許可】というモノが出されています。
法務大臣が指定するクルーズ船の外国人乗客を対象として、簡易な手続で上陸を認める特例上陸許可制度
⇒指定旅客船に乗っている外国人が、観光のため上陸する場合に、当該指定旅客船が出港するまでの間に帰船することを条件として、出国するまでの間7日(本邦内の寄港地が1か所の場合)又は30日を超えない範囲内で上陸を許可
出典:
http://www.moj.go.jp/content/001220308.pdf
となっており、手続き的には事前手続きにて査証(ビザ)が必要な場合も不要、申請自体も本人ではなく船長などが行い、指紋のみの提出でOKといった具合になっています。
長崎の地でもクイーン・エリザベス号から降り立った人は、こちらの施設内からすぐに市街地に向かい歩いて出ていました。
毎回毎回、国を跨ぐたびに手続きを行って旅する通常の旅行と異なり、これであれば気軽に多くの国々に訪れることが出来るという訳です。うらやましい。
余談ですが、商魂たくましい中国の方たちは露天を出してました。
民族衣装的な衣類やお土産などが多数並べられており、見習うべき点が多くあるなと感心した次第です。
クイーンエリザベス号での世界一周料金は一人240万円から
このクイーンエリザベス号にて世界一周をするためには、一体いくらの費用が必要になるか気になるところです。旅行代理店の情報などを調べてまとめてみました。
世界一周は123日間かけて20カ国以上を回るようです。その際の料金はもちろん部屋によって異なるのですが、一番安い部屋でも240万円/人を超える費用が必要なようです!
■フルクルーズ123日間料金
カテゴリー | 料金(一人) |
---|---|
クイーンズスイート | 9,121,000 |
プリンセススイート | 7,441,000 |
クラブ バルコニー | 5,161,000 |
バルコニー | 4,081,000 |
オーシャンビュー | 3,361,000 |
スタンダード (内側) | 2,401,000 |
よく、客船の旅を紹介されるときに費用の中には食事やドリンクの費用も入っているからお得です。といった記述を見ることがありますが、でも実際にはこの費用だけでは旅は出来ないようです。
この料金の他に、政府関連費用として164,000円
更に、チップとして 一人1泊 US$ 11.50 が必要となるようです。123日間のクルーズですので・・・結構チップだけでもかなりの料金を要しますね。
やはりお金持ちの方の旅行手段、楽しみ方なのだと思います。
クイーンエリザベス号に乗るだけなら安く乗ることもできる。短い路線が狙い目。
でも一度の人生ですので、出来たら一度ぐらいは名高いクイーンエリザベス号に乗って楽しんでみたいですよね。
そういう考えの方にお勧めだなと思ったのが、短い日数だけの航海です。
例えば、2017年には神戸~香港7日間の旅が実施されたようです。その際の金額は一番安い部屋で、213,000円でした。
240万円は無理でも21万なら行けるかな?という方は多いのではないでしょうか?もちろんここにもチップなどが入ってきますが、日程が短いためにその金額も大きくは有りません。十分実現可能な金額なのだと思います。
飛行機のマイルってやはりすごいなと再認識
クイーン・エリザベス号での世界一周をしたいなと思う訳ですが、最低240万円+税金+チップ123日間という事を考えるとなかなかにハードルが高いです。しかも、これで最低クラスの料金ですから。
そう考えると、航空会社のマイルを貯めて、ファーストクラス・ビジネスクラスによる世界一周というのは、同じように富裕層の方々の旅行手段と考えても、実現性が有ります。なぜなら、マイルは飛行機に乗らなくても貯めることが出来るからです。
私達が当たり前に感じてしまっている、マイルによる特典航空券の発行、またそれによる旅行というのはとても特殊で価値がある行為なのだなと再認識しました。
航空会社としては、もちろん顧客の囲い込み戦略という側面も多分にありますが、サービスの一環でもある訳で、私達からすると文句をつけるような代物ではない訳ですね。
ありがたく感謝の気持ちをもって、今後も利用していきたいと思います。
流石に一人最低部屋で240万円、そこに税金とチップが必要。という旅ですと、躊躇してしまいます。
富裕層の方向けの旅行だと思いますが、飛行機のマイルを貯めるとその富裕層の方と同じ空間である、ファーストクラス、ビジネスクラスにて低コストで旅が出来ると考えると、改めて航空会社のマイルを貯めることの価値は高いのだなと痛感しました。