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【負けたのは名前だけ】元祖カツカレーになるはずだった「河金丼」を食べてきた。

今やだれもが知っている日本全土での人気メニュー「カツカレー」の元祖のお店は、銀座スイスという洋食屋さんなのですが、

その銀座スイスが「カツカレー」を世に出す30年も前に、どんぶりに盛られたご飯の上にカレーをかけ、その上にキャベツとカツを乗せるという、まさにカツカレーの原型ともいえる料理を提供しているお店が有りました。

それが、「河金」の「河金丼」と呼ばれる食べ物です。

お、おしい!名前を「カツカレー」にしていたら、こちらが元祖の称号を手にしていたかもしれないのに!と思わずにはいられない、河金丼をご紹介いたします。

 

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カツカレーの元祖といわれる銀座スイスよりも、なんと30年も前からカレーにカツをのせていた河金。

 

カツカレーの原型ともいわれる河金丼が誕生したのは、なんと大正時代までさかのぼります。

大正7年には、ご飯の上にカレーとカツをのせるという、現代に生きる我々からすればまさにカツカレーという食べ物を提供していたようです。

 

これは、現在カツカレーの元祖といわれる銀座スイスのカツカレー誕生よりも30年も前の出来事になります。

 

銀座スイスのカツカレー:1948年昭和23年

河金の河金丼:1918年大正7年

河金のほうが30年も早い!

 

名前が河金丼だったからなのか、河金丼はカツカレーとしては認知されずに、その後にカツカレーをいう名称をつけ、皿にカレーとカツをのせて現在のスタイルで普及させた銀座スイスが発祥の店として認知されています。

 

ネーミングがこれほどまでに重要だと思い知らされるエピソードはありません。ほぼ同じスタイルの料理なのに、さすがに河金丼だと他のお店はまねしませんし、普及しなかったのかもしれません。

 

 

↑銀座スイスのカツカレーも食べています。こちらは正統派カツカレー。

 

河金があるのは入谷と千束。のれん分けされたお店が残っている状態です。

 

元祖カツカレーともいわれる河金丼を生み出した河金ですが、そのものずばりのお店は既に閉店しています。

 

現在は、2代目からのれん分けされた方が運営する別々のお店が、東京の入谷と千束にあります。

 

今回私は、入谷にある河金にて河金丼を食べてきました。

 

 

店内には河金の歴史がたくさん貼ってある。埋もれてしまった河金丼の歴史を垣間見ることが出来ます。

 

河金は本当にどこの街にもある古くからやっているとんかつ屋という内観なのですが、唯一の違いは、店内に貼られまくっている、歴史を証明する雑誌や新聞の切り抜き達です。

 

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↑画像以外にも多くの雑誌や新聞の切り抜きが貼られている。

 

この雑誌の切り抜き達の中には、元祖のカツカレーは河金だ!という趣旨のモノもあり、やはり名前を一般性のあるものにして入れば、もしかしたら得られていたかもしれない名声を惜しんでいるのかな?と勝手に思ってしまいました。

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そういう見方ではなく、時代が変わっても残り続けている河金の歴史達という視点で見ても面白いので、オーダーから河金丼が出てくるまでの間は退屈することはありません。

 

河金丼は750円。食べてみるとカツカレーとは少し違った印象を受けるかも!

河金丼はなんと750円という安さで提供されています。日本では物価の高い東京という都市において、この金額は元祖グルメのなかでも驚異的な安さです。

 

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河金丼をオーダーすると、店の奥にて店主が調理を始めてくれます。

 

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肉はバッシンバッシン、ミートハンマーと思われる器具でたたかれていました。

これにより繊維が断裂するので出てくるカツは確実に柔らかいはずです。これが高級とんかつなら、「ないわー」と思ってしまいますが、750円という価格で美味しいものを食べさせようと、努力してくれているので全然ありです。

 

実際に河金丼を食べてみると、、、カツカレーというよりは河金丼!という感じです。カレーが少ないのが原因かもしれません。

 

河金丼を実際に食べてみた感想は、、、「カツカレーというよりは、これは河金丼だな」というものでした。

似て非なるモノという表現が適切か分かりませんが、私たちが現在食べているカツカレーをイメージしていると少し拍子抜けするかもしれません。

 

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勝手に、原因を考えてみたのですが、食事後の満足感が少ない気がしました。

これは、

  • 価格による量の問題
  • キャベツご飯とカツの間に挟まれているキャベツを強制的に食べることになるので、味が薄く感じる問題
  • そもそもカレーの味付けが弱い問題
  • なにより、カレーのルーが少ない問題

などが複合的に合わさって、使っている具材はカツカレーだけど、これはやはり河金丼という料理なのだな。と納得しました。

 

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しかし、これは元祖・発祥のお店を巡るグルメ探訪には良くあることです。生まれた姿は、現在の料理とちょっと違うという事が良くあります。

 

河金丼もそういう部類にカテゴライズすればカツカレーとしても楽しめると思います。

何と言っても、生まれたのは大正時代ですから。

 

入谷店は最寄り駅が鶯谷となりますので、かなり狙っていかないといけない立地ですが、千束店は新幹線も止まる上野駅からも近い立地ですので、上野界隈にいる場合は、空き時間などでも十分にいける立地です。

 

大正時代に生まれたカツカレーの原型を食べに行ってみると古いモノに触れて新しさを見つけるという体験ができるかもしれません。

 

 

 

利用した日はネコは外に座っていたのですが、いろいろと情報をみているとネコが嫌いな人にはつらいお店という記述もみつけたので、店内にいることもあるのかもしれません。私はネコ大好きですが、猫嫌いな人は少し注意してください。