元祖・発祥のお店の巣窟である銀座。その銀座に今や国民的メニューの「カツカレー」が生まれたお店が有ります。
このカツカレーの誕生には、あるプロ野球選手が関わっており時代を感じさせるエピソードもてんこ盛りです。
東京出張・観光に来た際には銀座に足を延ばして、小さい時から食べていたカツカレーの発祥のお店「銀座スイス」に足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
長い人生で一度も発祥のお店で生まれたメニューたちを食べたことが無いのはもったいないので。
銀座スイスでのカツカレー誕生秘話。野球選手の千葉茂さんが考案したといわれています。
銀座スイスにてカツカレーを最初に頼んだのは、プロ野球選手の千葉茂さんと言われております。
千葉茂さん。といきなり言われても野球に興味が無い人は良くわからないと思います。
私もわかりませんでした。
調べてみると非常に有名な選手だったようです。
その千葉選手が巨人阪神戦の前に
・沢山
・早く
・ガツンと
食べたいと思いつき、カレーにカツを乗せてくれ!とオーダーしたのがカツカレーの始まりと言われています。
とある巨人・阪神戦の前、お腹がすいて沢山食べたいし、早くも食べたい、ガツンといっき食べたく思いついたのが、
『カレーライスにカツレツを乗っけてくれ!』だったのです。言われた当店はビックリです!
今ではトッピングは普通ですが、当時、カレーライスに何かを乗せる発想は無かったのです。
ましてカツレツを乗せるなんて、想像をはるかに絶していました。それをいとも簡単にペロリとたいらげ、あるときは二皿も食べられることもありました。
千葉茂氏はカレーライスとカツレツは大好物、そしてカツレツは勝負に勝つ(カツ)と言う、験(げん)を担ぎ、試合前によく食べられていました。
出典:銀座スイス公式HP
※この30年前に東京浅草の洋食屋「河金」にてカレーライスをどんぶりに入れてカツを乗せたモノを「河金丼」として販売していたようですが、残念ながら「カツカレー」の名前は使われていませんでした。
銀座スイスでも「千葉さんのカツカレー」としてメニューにも出してくれているのでわかりやすいですね。
元祖カツカレーだと、、、千葉さんのカツカレーとは何が違うのかをお店の人に聞いてみた。
メニューを見ていて気になったのが、千葉さんのカツカレーとは別に、「元祖カツカレー」の文字が!
既に千葉さんのカツカレーをオーダーした後に気づいたので、お店の人に何が違うかを聞いてみたのですが、のっている肉が違うとの事。
千葉さんのカツカレー:豚上ロース120g
元祖カツカレー :豚肩ロース60g
これが違いだという事でした。その他違いがなく、また誕生した時のメニュー詳細がないので何が何グラムというのはあまり決まっていなそうでしたので、どちらを食べても元祖・発祥のカツカレーを食べたことになるとは思います。
銀座スイスのカツカレー。素晴らしいボリュームでした。お腹一杯になること間違いなし。
千葉さんのカツカレーが到着すると驚くのがそのボリュームです。
カツが大きい。
カレーが多い。
食べ盛りの人であれば足りないかもしれませんが、もうおじさんになっていると食べきるのも一苦労です。
カレーは結構スパイシーでして、食べていると汗が噴き出てきます。
分量的にはカツの存在感がとてつもなくでかいので、カツを主に食べ進めないとカツがあまるかもしれません。
食べるペースも重要な元祖・発祥のカツカレーでした。
お持ち帰りで牛カツサンドも食べてほしい。ミディアムの焼き加減の牛カツサンドはとてもおいしい。
せっかく、銀座スイスを訪れたのであれば、カツカレーだけ食べて帰るのはもったいないです。他のメニューもおいしいです。
↑カキフライ。う、うまかった。カキフライ発祥と言っているのは隣にある煉瓦亭ですが銀座スイスのカキフライもおいしかったです。
カツカレー以外のメニューで食べてほしいのは、テイクアウト可能な「牛カツサンド」はおすすめです。
流石にカツカレーと共に食べるのは無理なのでテイクアウトでオーダーしました。
洋食屋の牛カツサンドってなんでこんなに美味しいのでしょうか。
ミディアムレアに近い焼き加減で焼かれた牛カツにマスタードやソースが相まって非常に美味しいです。
銀座で古くから営業している洋食屋の実力を感じることの出来る牛カツサンドでした。出張中の利用であれば、ホテルで食べてもおいしいのでおすすめです。
元祖・発祥グルメを食べ歩いていると銀座は外せない街ですが料金が、、、その点銀座スイスのカツカレーは、まだ親しみのある料金とも言えますので、チャレンジしてみる価値はあると思います。東京出張・観光の際に利用してみてください。