関東(主に東京)に出張した時に手軽に食べられる最高の出張飯が誕生しています。
それは、名代富士そばがメニュー化した肉骨茶そば。
シンガポール・マレーシアに訪れることがある人は分かると思います、シンガポール・マレーシアでよく食べられている肉骨茶=バクテーを本格再現すると共に、そこにそばをぶち込むという新しい境地に達したこのメニュー。
敬意をもってあえて表現したいです、これは狂ってる、狂気の中に生み出された稀代の名作富士そばの肉骨茶そばを東京出張の際には是非ご堪能ください。
「名代富士そば」は東京を中心に展開する24H営業の蕎麦屋。社員への待遇などで有名な会社です。
名代富士そばは、東京を中心に関東の各県で展開しているチェーン店の蕎麦屋です。
主要な駅の近くに角地出店するという立地戦略をとっており、多くの駅近くで見ることの出来る飲食店です。
飲食店としてももちろん有名なのですが、アルバイトに有給・ボーナスをだすなど、従業員第一の経営をおこなっており、取り組み自体が多くのビジネス書や雑誌などにも取り上げられているので、関東在住じゃないので、利用したことは無いけど名前はしっている。という人も多いかもしれません。
この名代富士そばは、商品開発部門が無いようで、開発は店舗に任されています。カツ丼なども店舗発からメニューされ、人気メニューになっていますが、店舗開発が故の自由な発想での独創的なメニューも、各店舗を利用する際の密かな楽しみとなっています。
そんな名代富士そばが満を持してスタートさせたのが、シンガポール・マレーシアでよく食べられている、肉国茶=バクテーを用いた蕎麦です。
バクテーの中に、そばをぶち込んだ肉骨茶そば、響きだけでも恐ろしいメニューです。
注意点としては、肉骨茶そばを食べることが出来る店舗は限定されています。対象店舗も増えているようなので、公式HPでチェックしてから訪れるのが良いと思います。
肉骨茶そばを食べたい!と思った時の注意点。全ての名代富士そばの店舗で提供しているわけではなく、一部の店舗でしか扱っていないメニューです。ご注意ください。
2019年11月現在の取扱店舗は以下になります。
- 高円寺店
- 藤沢店
- 上野広小路店
- 小滝橋店
- 赤羽店
- 池袋店
- 六本木店
- 津田沼店
- 道玄坂店
- 神楽坂店
- 自由が丘店
- 武蔵小山店
- 神田店
- 船橋店
- 後楽園店
お知らせ - 肉骨茶そば 新登場! ~名代富士そば流~|お知らせ|名代 富士そば(ダイタングループ)
↑最新情報はこちらからチェックしてみてください。
ガチすぎる富士そば海外班。シンガポールの白バクテーとマレーシアの黒バクテーをしっかりと解説しているのがうける。
肉骨茶(バクテー)が盛んに食べられている国としては、
- シンガポール
- マレーシア
の二つの国がありますが、この二つの国の肉骨茶は同じ名前でも少々異なる料理です。
↑シンガポールのバクテー
この両国のバクテーの違いについても名代富士そばはしっかりと理解したうえで、商品開発をしており、更に自分たちはシンガポール式のバクテーを採用しているのにも関わらず、HPにはしっかりとマレーシア式のバクテーの特徴や、もっというとバクテーの歴史までも記載されており、本気の度合いがうかがい知れます。
●シンガポール式 バクテー
肉の出汁が効いたスープは臭みは無く、シンプルに肉とにんにくの旨味とコショウのパンチが食欲を進めます。
長時間煮込んだ肉はとても柔らかく、箸でも削ぎとれる位です。最大の特徴はビリっと感じるコショウです。
こってりした料理が多いシンガポールではあっさりした方の味で滋養強壮に効く人気メニューです。
●マレーシア式 バクテー
沢山の薬膳を使うのでスープは褐色でシンガポール式とは色が違います。
コショウはシンガポール式よりも少なく、薬膳の風味が強い味付けです。
薬膳好きには堪らない味です。
どちらの肉骨茶も「クセのある味」➡特徴的な味付けです。出典:名代富士そば
常軌を逸した(敬意をもって)肉骨茶そばを開発したのは、名代富士そばの発表を見るに、富士そば海外班という存在のようです。
この海外班の方達、ガチで楽しいです。
実際にシンガポールで肉骨茶を食べまくっている中で、生まれたメニューのようで、感動をそのまま日本に持ち込もうという気概が、メニューの味付けの本格化を支えていると思われます。
私達(富士そば海外班)はシンガポールで二日酔いになってしまった朝はローカルフードコートまで足を運び、二日酔い解消の為にシンガポール式肉骨茶を食べていました。
赤道直下の暑い国でにんにくとコショウが効いた熱々の肉骨茶を食すと、大量の汗と一緒に二日酔いが吹き飛んでしまうんです!
自ずと、私達のルーティーンフードになり、私達に馴染みの食べ物になりました。
個人差はあると思いますが「この感覚を日本にお届けしたい」と思っております。出典:名代富士そば
完全に自分たちの二日酔いが肉骨茶によって治った経験を元にメニュー化のアイデアが生まれている気がしますが、こういうの大好きです。
調べてみると社長が海外での展開で尽力されているということなので、シンガポールで肉骨茶そばを思い立った海外班もそちら関係なのかもしれません。
――国内に出店余地はありますか。
「永久にありますよ。人は死ぬし、そのときに手放す物件も出てくるから。息子(長男で社長)は海外のことばかり考えているけどね」
出典:出世ナビ
3回食べてみたが名代富士そばの肉骨茶そばはおいしい。3食目は敬意をもって二日酔いでチャレンジしてみました。
シンガポールで肉骨茶に出会ってから、肉料理好きとしては魅了されていたので、名代富士そばの肉骨茶そばは、もちろん食べに行きました。
3回。
やはり、これはすごいぞ!と思ったら出来る限り、複数回食べてみたくなってしまいます。
食べてみての結論は、うまい。です。
いろいろと細かな個人的な要望はあるにしても、総論でおいしいです。なにより、開発経緯の熱量をそのままに、「よくこれメニュー化したな」と唸らされる、肉骨茶への愛がつまっているメニューは、本格的過ぎて肉骨茶を食べたことが無い人は、むしろおどろいたり、まずいと感じてしまうのではないかと心配するほど、とがっています。
断言できるのは、シンガポールの肉骨茶が好きな人は、スープについては確実に合格点が出るほどのクオリティだと思います。
不思議なのは、本場の肉骨茶はもちろん蕎麦は入っておらず、肉もスペアリブがごろっと入っているわけですが、
名代富士そばの肉骨茶そばは、もちろん「蕎麦」が入っています。バクテーのスープに蕎麦が入っているという感覚が、不思議でなりません。
↑2杯目
これは、バクテーを食べたことがある人にも是非味わっていただき、不思議な感覚を体験してほしいメニューです。
もちろん、おいしいので590円以上の価値は味わえると思います。
二日酔いに効くというので、二日酔いになってから試してみた。
このメニューの開発経緯のポイントは、「二日酔いが吹き飛ぶ」だと思いましたので、実力を図るためには、私も二日酔いになってから向き合う必要があるだろうと思い立ち、二日酔いの状態で食べてみる事にしました。
人生で初めてです。狙って二日酔いになろうとしたのは。
余談ですが、私はこの世の中で一番嫌いなものが二日酔いなので、普段はお酒を飲んでもほどほどに切り上げてしまい、どんなに誘われようと三次会以降は行かない生活を徹底しています。
そんな私が狙って二日酔いになろうとするなんて、、、とりあえず狙って痛飲して二日酔いになりました。
晴れて二日酔いになれたので、そのまま自宅近くの名代富士そばに行き、肉骨茶そばを食してみましたが、、、うまい。
たしかに、濃いめのスープが二日酔いで荒れている胃には不思議と優しく、そして香辛料の効果でしょうか、じんわりと汗が出てきます。
汗がでると共にお酒の影響も少なくなってきた気がしますが、、、やはり二日酔いは二日酔いでした。
飲みすぎると効果が無いようなのでお気を付けください。
とはいえ、個人的にも二日酔いの日は味が薄いモノもよりも味が濃いモノを食べて治すという方法論をもっていたので、それとは合致します。いつもは牛丼とコーラで直していましたが、この肉骨茶そばも選択肢としては十分にありだと思います。
肉骨茶が流行っているからメニュー化したわけではなく、私たちはこれがおいしいとおもうから、食べてみてくれ!の熱量は、非常に心地よいモノでした。
やはり商品開発はマーケットインではなく、プロダクトアウトで設計されたもののほうがとがっていて楽しいし、何より心に響きますね。
東京出張の際の昼ごはんに楽しんでみてください!