全国屈指の餃子の街である栃木県宇都宮市。
数多くの餃子のお店が並ぶ街ですが、その宇都宮にて宇都宮3大餃子ともいわれるお店があるのはご存知でしょうか?
その中の一つが「餃子のお店 香蘭」
有名店を巡る餃子の旅もよいですが、せっかくならば宇都宮餃子の名店ともいわれる「香蘭」を味わってみましょう。
宇都宮餃子の発祥には諸説あります。調べてみると香蘭とみんみんが最有力候補。比較してみると「みんみん」が元祖っぽい。
宇都宮餃子の発祥の店を調べていくと、
香蘭
と書いてある情報もあれば、
みんみん
と書いてある情報も在ります。
どちらが元祖なのかをジャッジするために調査してみると、
香蘭のHP
創業50年の老舗店・宇都宮の餃子はここからはじまった。
出典:香蘭公式HP
と書いてありますし、
他の媒体では「みんみん」が元祖説がでていました。
宇都宮餃子の元祖とされるのが「宇都宮 みんみん」。戦後間もなく北京からの引揚者だった創業者が始めた栄養食品の店「ハウザー」で、北京時代に習った餃子を販売し始めました。中国からの引揚者を中心に話題となり、昭和33年に餃子専門店「萊萊」が誕生、その後に店名が変更されて現在の「宇都宮 みんみん」になりました。
元祖・発祥グルメを追っている身としてはどちらが元祖か判断したかったので、創業年で比較してみる事としました。
昭和34年創業以来、売り切れ続出の大人気店。
出典:香蘭HP
世に出ている情報の創業年を信じるとするならば、
香蘭:昭和34年創業
みんみん:昭和33年創業
ということなので、宇都宮餃子の元祖は「みんみん」という事になりそうです。
地元の人に愛されていた香蘭。惜しまれながら閉店しましたが機械の力で復活!
香蘭は元祖のお店では無さそうですが、それでも50年以上続く宇都宮餃子の老舗であることは間違いありません。
他の名店と共に、宇都宮3大餃子と評されることがもある餃子店ですが、実は一度閉店しています。
平成20年に後継者問題に悩まされ一度惜しまれながらも閉店しました。 しかし平成23年12月、店舗を拡張して再オープンすることができました。
出典:香蘭HP
理由としては店主の年齢及び後継者問題。とのこと、それを解決したのはなんと機械とのことです。
宇都宮市でもトップクラスの人気を誇る「香蘭」は2008年に一度閉店している。それは創業者の腰原宏一さんが一人で餃子を作っていたが年齢を理由にリタイアしたから。
3年後香蘭を蘇らせたのが餃子製造機「TX-16」。これで大量生産が可能になり、店の味を守るとともに地元スーパーでも餃子を販売できるようになった。
出典:カンブリア宮殿
香蘭を蘇らせたのは餃子製造機にて大量に餃子が作れるようになったからのようですが、食べてみるとわかりますが非常においしいので問題ないと思います。
↑以前の香蘭
↑現在は他の店になっています。
香蘭は餃子勝負のお店!皮が厚いのが特徴です。
香蘭は復活してから再度人気店に上り詰めているため、混んでいる日は非常に行列ができています。
ただし、並んでも食べておきたいほどに餃子は特徴的でおいしいです。
なんといっても餃子の特徴は皮があつくて食べ応えがある点。
多くの店が餃子の皮を「薄く」しようと四苦八苦している中、このお店の餃子は皮があつくて、食べ応え抜群です。
餡と皮が合わさってこその餃子だと思うのですが、それを体現している餃子だとおもっています。
焼き餃子だけではなく水餃子なども美味しいです!
宇都宮餃子のお店の中でも香蘭は餃子勝負系のお店に分類されます。
餃子のみ!という事はないですが、それでも非常にシンプルなメニューです。
焼き餃子も美味しいですが、揚げ・水餃子も美味しいので、是非他の餃子たちも頼んでみてください。
元祖・発祥のお店では無かったですが、地元の人に愛される親しみやすい名店です。宇都宮に餃子を食べに行った際には是非食べに行ってみましょう。