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【航空会社ランキング】2018年度(平成30年度)の定時運航率が発表されたので複数年で評価 本当の一位を決めました。

平成30年度の航空会社別の定時運航率が国土交通省から発表されています。

単年度での評価はその表を見れば一目瞭然ですが、複数年で評価した場合にはどのような傾向があり、航空会社ごとはどのような推移を経ているのかが気になったので、平成29年度に引き続きデータをまとめてみました。

ご自身の良く乗る航空会社がどのような順位なのか確認してみてください。

 

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2018年度(平成30年度)の定時運航率トップはスカイマークでした。

 

まず最初にお伝えしておくのは、単年度での結果です。

これは昨年度に引き続きスカイマークがトップとなりました。

 

表1 特定本邦航空運送事業者の定時運航率上位3社

順位 H30年度 順位 対昨年順位
1位 スカイマーク 93.91% 1(-)
2位 スターフライヤー 93.88% 2(↑2)
3位 AIRDO 90.76% 3(↓1)

 

この2018年度(平成30年度)の定時運航率首位争いは熾烈を極めるモノでした。

 

2位のスターフライヤーが記録している「93.88%」という数値は、手元にあるH25年度からH29年度の数字の中でも歴代トップの数字です。

 

歴代最高の成績でトップを取っていてもおかしくない素晴らしい数値なのです。

 

それでもこの2018年度(平成30年度)は1位を取ることができず、スカイマークが「93.91%」という数値をたたき出し、2年連続の首位を獲得しました。

 

 

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出典:スカイマーク

 

2位のスターフライヤーとは微差での1位でしたが、先ほどの内容に絡めると過去最高の成績を獲得しての2年度連続一位です。

 

 

連続1位獲得は

 

JAL:2013年度(H25年度)~2014年度(H26年度)

 

スターフライヤー:2015年度(H27年度)~2016年度(H28年度)

 

に続く、3社目の栄冠となります。

※平成25年度からの発表データから 

 

もちろん、運行本数が違うことや飛んでいる路線によって季節による条件が異なるなどがありますが、それでも2年連続の1位獲得は素晴らしいことだと思います。

 

 

複数年での定時運航率を各航空会社ごとに並べ、順位がどのように変遷しているのかも見てみた。

 

単年度で答え合わせ的にどの会社の定時運航率が高かった!低かった!というのも、もちろん面白いのですが、せっかく過去からの発表データがあるので、平成25年度からの順位を並べ、各航空会社の順位がどのように変遷しているのかを見てみました。

 

表 2013年度(H25年度)~2018年度(H30年度)特定本邦航空運送事業者 定時運航率順位

 航空会社 H25年度 順位 H26年度 順位 H27年度 順位
JAL 93.55% 1 93.04% 1(-) 93.48% 2(↓1)
ANA 92.60% 2 92.45% 2(-) 92.05% 3(↓1)
日本トランスオーシャン航空 91.56% 4 87.99% 7(↓3) 88.79% 7(-)
スカイマーク 87.22% 8 83.75% 9(↓1) 89.03% 6(↑3)
AIRDO 90.87% 5 90.25% 5(-) 89.80% 5(-)
ソラシドエア 90.53% 6 88.81% 6(-) 90.49% 4(↑2)
スターフライヤー 91.83% 3 90.85% 3(-) 93.50% 1(↑2)
Peach 83.12% 9 78.17% 10(↓1) 80.74% 9(↑1)
ジェットスター 87.69% 7 85.33% 8(↓1) 79.55% 10(↓2)
バニラエア 73.10% 10 90.27% 4(↑6) 85.12% 8(↓4)

 

 航空会社 H28年度 順位 H29年度 順位 H30年度 順位
JAL 91.68% 2(-) 90.01% 3(↓1) 89.91% 5(↓2)
ANA 89.23% 4(↓1) 88.52% 6(↓2) 90.51% 4(↑2)
日本トランスオーシャン航空 87.55% 6(↑1) 83.90% 5(↑1) 80.39% 9(↓4)
スカイマーク 89.72% 3(↑3) 93.06% 1(↑2) 93.91% 1(-)
AIRDO 86.00% 7(↓2) 90.06% 2(↑5) 90.76% 3(↓1)
ソラシドエア 88.74% 5(↓1) 87.75% 7(↓2) 87.16% 6(↑1)
スターフライヤー 92.15% 1(-) 89.86% 4(↓3) 93.88% 2(↑2)
Peach 76.75% 10(↓1) 79.17% 10(-) 82.61% 7(↑3)
ジェットスター 79.75% 9(↑1) 85.17% 8(↑1) 81.58% 8(-)
バニラエア 83.02% 8(-) 80.94% 9(↓1) 79.33% 10(↓1)

 

結果の羅列だけだと見づらいですし、評価しにくいので、本ブログでは定時運航率の順位に対して点数を加え評価しています。

  • 1位 → 10pt
  • 2位 →    9pt
  • 3位 → 8pt
  • 4位 → 7pt
  • 5位 → 6pt
  • 6位 → 5pt
  • 7位 → 4pt
  • 8位 → 3pt
  • 9位 → 2pt
  • 10位 →  1pt

上記の様にポイントを順位ごとに与え累積獲得ポイント数で指定期間での王者を決めようという考えです。。

 

これは、指定期間によって結果が変わってしまいますので手元にあるデータ(H25年度~)をまとめたモノと、直近3年度で評価してみました。

理由は

あるデータ全部使ってみたい。が一つ目の理由で、

 

最近の実力を知っておいたほうが絶対に遅れたくない飛行機移動の時に役立つだろう。というのが二つ目の理由です。

 

表3 2013年度(H25年度)~2018年度(H30年度)特定本邦航空運送事業者 定時運航率ポイント

 航空会社 総合順位 総得点
JAL 1位 52
スターフライヤー 1位 52
ANA 3位 45
AIRDO 4位 39
スカイマーク 5位 38
ソラシドエア 6位 32
日本トランスオーシャン航空 7位 28
バニラエア 8位 16
ジェットスター 9位 17
Peach 10位 11

 

6年度分の累計ポイントを並べてみると、

 

1位は

JAL

スターフライヤー

が52ポイントの同点です。

 

3位には、フルサービスキャリアの面目躍如でANAがランクインしています。

 

スカイマークは、過去の成績が足を引っ張りそこまで順位を上げてこなかったです。

 

ただし、この6年間の獲得順位を年度ごとに並べてみると明暗が分かれます。

 

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図1 年度ごと獲得順位 

※上位3社+単年度1位のスカイマークを加えて作成

 

JALは・・・順位の下落が顕著です。過去獲得していたポイントのおかげで累積ポイント数は同点での1位でしたが、2019年度の成績によっては首位陥落が見えてしまっています。

 

対して、スターフライヤー及びスカイマークが分類されるミドルコストキャリアは強いですね。

特にスターフライヤーは安定して定時運航率が高く、利用する側からしても安心です。

 

2016年度~2018年度の3年間で比較してみるとスカイマークがNo.1を獲得。

過去の成績なんて関係ない! 今現在安定している航空会社を知りたいのだ!というケースも考え、直近3年分でのポイント集計の結果が下記の表になります。 

 

表4 2016年度~2018年度の3年間 定時運航ランキング上位3社

 航空会社 総合順位 総得点
スカイマーク 1位 28
スターフライヤー 2位 26
JAL 3位 23

 

 2年連続でスカイマークが首位を取っていることも有り、順当にこのセグメンテーションだとスカイマークが1位を獲得しました。

 

スカイマークは欠航率が少ない評価軸でもNo.1を獲得していますので、定時運航はしてくれるし、欠航は少ないしいいことづくめです。

 

忙しく日本全国飛び回る出張族や、このコンサートには絶対に遅れるわけにはいかない!という理由が有る人などは、ここぞというフライトはスカイマークの選択が良いと思います。

 

まとめると、

 

ずっと安定している「1位」は、JALとスターフライヤー。ただし近年JALは落ち気味。

近年の結果から求める「1位」はスカイマーク。遅れないし飛ばないということも少ない。

 

という事になると思います。

 

 

 

 

何故データを平成25年度からまとめているのかと言うと、単純にそれ以上遡るのが面倒だったからです。すみません。

単年度の結果発表!も勿論楽しいですが、複数年度を並べてみるとまた違った発見があって楽しいです。

 

 

 

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