佐賀県と聞くと、はなわさんの歌を思い出し、最近だと自虐的な自己PRなどが有名だったりするわけですが、実は佐賀牛をはじめ美味しい食材にあふれる魅力あふれる県だったりします。
特に有名な食材としては、呼子という場所で獲れるイカは非常に有名で、鮮度の落ちやすいイカは地元の名物として有名でした。
輸送技術の発達により、博多やその他の九州の都市でも食べられるようになりましたが、大体のお店が時価という設定になっており、非常に高価な食べ物だったりします。
呼子にほど近い、佐賀県の唐津市でも美味しいイカと共に、佐賀の海で獲れた海の幸を食べることのできるお店がありますのでご紹介させていただきます。
呼子まで時間的にいけない時には、唐津でもおいしいイカが食べられるのは覚えておいて損はない。
時間的に余裕があり、どうしても有名な呼子のイカを食べたい!という場合には、呼子まで行ってしまうのが良いと思います。
しかし、呼子は地図で確認してもらうとわかる通り、非常にアクセスしにくい場所に存在しているため、交通手段や時間などの制約条件が多くなります。
その点、唐津市であれば呼子ほど多くの交通の拠点からも離れていませんので、比較的アクセスしやすい場所にあるといえます。
海で考えると、近しい場所にありますのでブランドになっている呼子のイカにこだわらないのであれば、唐津のイカも十分においしく、ご当地モノとして優れた食材だと思います。
↓呼子のイカを食べに行った時の内容は以下で確認してみてください。
【福岡から車で2時間】福岡出張のついでに佐賀の呼子のイカ - ゆらゆら。まったり。
二つを食べ比べてみて、それほどの差があるのかわからなかったのが個人的な感想です。
佐賀県唐津市にある漁師村というお店で、佐賀の海の幸が堪能できます。
唐津市でも多くのお店がイカを提供していますが、せっかく食べてみるなら「漁師村」というお店をお勧めします。
理由としては、2点あります。
一つ目の理由は、席数が多くて利用しやすい点です。
大型のドライブインのようなお店なので、席がたくさんありゆったりと利用できます。
二つ目の理由は、イカ以外の佐賀の魚たちも楽しめることです。
頼むメニューにもよりますが、イカだけでなく海の幸をつけることもできます。イカは非常に美味しいのですが、折角ならその土地の海の幸を堪能したいのが出張・観光での食事だと思います。
美味しい佐賀県の海の幸も併せて堪能することができる漁師村さんは非常に便利なお店といえます。
唐津市の漁師村。良い点だけでなくデメリットもあります。
漁師村さんは非常に良いお店だと思うのですが、デメリットもありますので併せてご紹介いたします。
デメリットの1点目は、時間帯によっては非常に混み合うという点です。
すでに地元の人にも観光客にも人気のお店ですので、お昼の時間帯などは非常に混み合うことがあります。
唐津バイパスにお店は隣接していますので、アクセスしやすいですし大型の駐車場もあることから、観光バスなどで乗りつけてくるお客も多いです。
時間帯がかぶってしまうと非常に混み合って、利用するまでに多大な時間を要します。ご注意を。
デメリットの2点目は、料金が結構高額です。
かなり強気の料金設定です。味と自身の裏返しなのだと思いますが、強気な料金設定が苦手な人には向かないお店なのかも。と感じました。
もちろん、安価なメニューも用意されていますが、せっかく来て目当てのモノ以外を食べるというのも少し残念です。
利用する際には、多少の出費は覚悟しなければならないと思います。
いか活造り御前 2,850円
漁師村御前 3,370円
おさかな村御前 3,820円
玄海御前 4,520円
↑強気な値段設定です。
もちろん私は、玄海御前にチャレンジしました。
このお店は、なんとなく入ったというわけでなく、佐賀出身の同僚が是非食べてほしいということで、紹介してくれたお店ですので、地元の人も認めるお店なのだと思います。唐津グルメを堪能するのであれば、意を決して利用してみてください。
漁師村のイカのカットの仕方は独特なカット。甘味があって非常に美味しい!
漁師村にてイカをオーダーしたのですが、この日はイカが大きめのタイプということで、一人前では姿つくりにならないとのことでした。
二人で訪れていたので、二人分を合わせてもらって姿つくりにしてもらっています。漁の結果によっては、入荷がなかったり、今回のように盛り付けに変更があるので、その点はご注意ください。
また、イカは季節によって出てくるものが異なります。
通常、「呼子のイカ」と呼ばれ姿造りで重宝されるのは、ケンサキイカです。しかし、冬場はアオリイカで実施されますので、季節によって味わいが異なるので注意してください。結論、何度も食べに行かないといけないという事です。
イカのカットの仕方が、呼子や博多で食べる「呼子のイカ」と異なるのが、最初の印象です。
↑参考画像 呼子や博多で食べる「呼子のイカ」はこの形でのカットが多いです。
↑参考画像 こんなカットで出してくれるお店も博多には有りました。
切り方の正式名称がわからないので、うまく表現できませんが、部分による厚みや大きさをなくすようなカットの仕方だと思いました。
これがイカの種類によるものなのかお店の方針なのかは、全く分かりませんでした。
イカ自体は、お店に設置されている生簀からとって捌かれます。これは、多くの呼子のイカのお店でもそのような対応ですので、同様の手法をとっています。直前まで生きていたイカだからこそ出せる甘味があると思います。とても美味しいです!
刺身部分を食べ終わったら、てんぷら・塩焼き・刺身から調理方法を選び残った部分を調理してもらいます。
呼子のイカも含め、この地方でのイカの姿造りを食べた後の楽しみといえば、残ったげそや刺身を更に調理して楽しむことができる点です。
後造りとも呼ばれたりします。
一般的には、てんぷら・塩焼き・刺身の3種類から調理方法を選び、いったんイカを下げてもらいます。
選んだ調理方法にて、おいしく調理されてきたイカが再度テーブルを賑わせます。
この日は、てんぷらを頼みました。お店によっては後造りはてんぷらのみのお店もあり、一番オーソドックスな後造りになります。
刺身を大量に食べ若干飽きてきた中で、この味の変化は非常にうれしい!
熱が入ったイカはまた違ったおいしさがあり、お腹一杯だったはずなのにここからまた食が進んでしまいます。
この後造りまで堪能して初めてイカを食べた!という状態になりますので、確実に食べられるようにお腹のコントロールは重要になります。お腹一杯で食べられない涙。という状況だけは避けなければなりませんから。
唐津にて佐賀のおいしい魚たちを堪能し、そしてイカを堪能すれば大満足になるはずです。さらに唐津には佐賀牛のおいしいお店もありますので、お腹コントロールが重要な年になります。