ロシア連邦に入国するには、我が国が誇る最強のパスポートでもそのままでは入国することが出来ず、ビザを取得しておかないといけません。
ウラジオストク等一部の年においてはWEB上の申請のみで取得できる簡易的な手法がスタートしておりますが、モスクワを含めたその他の都市に行く際にはビザの取得が必須となります。
ロシア連邦へのビザ取得は、東京・大阪・札幌・新潟にあるロシア領事館(部)に行って手続き及び受領をしなければなりませんが、忙しかったりタイミングが合わなかったりした場合には、ビザ受領の代行業者を使うという手も有ります。
今回、ロシアへの旅行においてビザ取得の時間が無かったために代行業者を初めて使いました。その内容を公開させていただきます。ちなみに今回私が使った業者は「ロシアビザセンター」さんです。
まとめ
- ロシア連邦への旅行はビザ取得が必要。代行業者を使えば非常に楽に取得できる。
- ロシアビザセンターは郵送のみでも対応可能。直接行くよりもコストは低いです。
- ビザが出たからといって入国が担保されるものでは無いです。ご注意を。
【目次】
自分で取得することも出来るが、手間を考えると代行業者にもメリット有り。
ロシア連邦への観光ビザはもちろん自分で取得することもできます。東京・大阪・札幌・新潟にあるロシア領事館(部)に直接行き、朝の9:30~12:30の間に手続きを済ます必要が有ります。
その際に、自分で申請する場合は、バウチャーと呼ばれる旅程確認書の準備が必要なようです。
https://www.travelrussia.su/en/visa.tourist.php
↑こちらのサイトから旅程が空欄の「空バウチャー」が発行できるようです。料金は1,200円~1,500円ほどのようですが、一応グレーゾーンらしいのでご注意ください。
その上で、ロシア領事館(部)に行き手続きを行う必要が有ります。
ロシア領事館(部)での手続き料金は以下になります。
受取日 | 自分で手配 |
---|---|
11営業日以上 | 無料 |
6~10営業日 | 4000円 |
4~5営業日 | 4000円 |
3営業日以内 | 1000円 |
出典:http://www.mir-network.com/visa/visafee.htm
古い情報だともう少し高額だったのですが、公式含めて上の画像のような料金案内でしたので、もしかしたら料金改定があったのかもしれません。
という事で、11営業日以上の余裕がある場合でも、空バウチャー代金+往復の交通費+人的コストが発生するので、総額がいくらかかるのかはご自身で計算する必要が有ります。
ロシアビザセンター(代行業者)であれば、手間はかからない。
ロシアビザセンター(代行業者)を利用する場合の料金は以下の料金になります。
受取日 | ロシアビザセンター |
---|---|
2週間後 | 7500円 |
1週間後 | 13000円 |
4営業日 | 15000円 |
翌日 | 25000円 |
今回は、上記料金から団体割引500円が適用されたため、7,000円でビザの取得代行を頼むことが出来ました。
個人的には、バウチャーの手続きや往復の交通費、人的コストを考えるとこちらのほうが楽で安いなと判断したので、利用することとしました。
利用方法は本当に簡単で、
パスポートと証明写真1枚を郵送するだけ。
でした。これと料金の支払いのみでロシアビザを取得してくれます。
但し利用について不安が無かったかというと嘘になります。
まず、不安要素の一つ目はパスポートを他人に預けることになる事です。
通常パスポートを他の人に渡すことは中々ありませんので、これは本当に不安でしたし、トラブルになったら嫌だなと思っておりました。多くの人のレビューなどを見て、まあいいかなと思って依頼をしましたが、最後まで躊躇する理由の一つでした。
もう一つは、一応ロシア領事館(部)での申請の際の申請書には自署にてフルネームを描かなければならないというような記述もあり、そうであればパスポートと写真だけの送付であれば、本当はNGという事にもなりかねません。
この2点で悩みましたが、なかなかロシア領事館(部)に行くタイミングも作れなそうであったために、今回は利用することを決めました。
写真は注意が必要とのこと。顔が大きく写っている写真でないとはじかれることがあります。
余談ですが、写真の規定が厳しい様なので、送る写真には注意が必要です。サイズの間違い等は当たり前ですがあってはいけないですし、写真における顔のサイズも重要なようです。顔の写りが少ない画像だと(胸まで入っているような顔が小さい画像)ロシア領事館(部)にてはじかれる事があるようなので注意が必要です。
これはウラジオストクに行くときにWEB上で取得したビザにも同じことが言えて、アップロードする顔写真の顔サイズは結構はじかれる要因でした。大きめの画像をアップロードしてようやく成功した覚えも有り、厳密にチェックしてくる項目だと思われます。
イメージですが、
こういった写り方だとNGになると思われます。胸が入っている=顔サイズが全体の面積に対して少ない写り方だからです。
このようなうつり方で顔メインの写真であることが必要なようです。
ロシアビザセンターの場所と注意点
ロシアビザセンター情報
住所:東京都港区赤坂9丁目1-7赤坂レジデンシャルホテル 397号室
ロシアビザセンターは独立した建物で存在するわけで無く、赤坂レジデンシャルホテル という建物の397号室に会社を構えております。
という事で、直接持ち込んだりする場合は、赤坂レジデンシャルホテルを目指してみてください。
ちなみにこの赤坂レジデンシャルホテル という建物は曰く付きの建物です。
多くの芸能事務所が入っていたりするのは良いことなのですが、様々な方々が利用されている事があるようで、その界隈では有名な建物らしいです。興味のある方はネットで調べると色々と情報出てくると思います。
個人的にはこの建物の前にある中華料理屋のトゥーランドットを何度となく利用させてもらったこともあり、今回ロシアビザセンターの住所を確認してみてこんなところにあったのかと驚きました。
赤坂レジデンシャルホテル内、ロシアビザセンターまでの案内画像
料金の中には送付料金も含まれていますが、仕事で近くに行くことがあったので、直接取りにってみました。この時点でコストの話をするのは意味が無いですよね。
赤坂レジデンシャルホテルの入り口です。昔はホテルだったという事で、マンションの入り口らしからぬオープンな造りとなっています。
一階にローソンが有りますので、それを目印にすると迷う事は無いと思います。
赤坂レジデンシャルホテル内にはフロントが有ります。古いマンションなのに。芸能事務所等もあり来客が多いからでしょうか?フロントには複数人の女性が待機しており、ロシアビザセンターの事を聞いたらすぐに教えてくれました。
というよりは、私と同じ質問をする人が多いらしく、張り紙にて部屋番号が案内されていました。
ロシアビザセンターは赤坂レジデンシャルホテルの397号室です。3階にあがると部屋番号の案内が有りますので、迷う事は無いと思います。
この部屋表示を正面に見た際に右側にあるのですが、397号室はかなりエレベータに近い側に有りますので、スルーして奥に行くことが無いようにご注意ください。
↑通路の画像です。鉄の扉が重々しいです。
無事に397号室に到着したら、ネームプレート内にロシアビザセンターの名前があるのですぐにわかると思います。
ロシアビザセンター内はかなり狭いですが、応接用のソファがありそこで対応してくれます。パスポートと写真を持ち込めば受付も直接してくれるようですので、わざわざ郵送しなくても良い立地に住んでいる人は、直接持ち込んでも良いかもしれませんね。
ロシアビザセンター公式サイト
インターネット情報だけ読んでいるとなんだか大変そうなロシアビザの取得も実際にやってみると簡単です。特に今回の代行業者を使っての取得は、ウラジオストクに行った際の自分での手続きより何倍も楽でした。
まあ、お金払ってますからね。当然ですね。