関西圏の喫茶店・カフェの定番メニューの一つに「ミックスジュース」があります。このミックスジュースの元祖・発祥のお店は大阪市浪速区にある、千成屋珈琲というお店となります。
新世界の中にあるこのお店では、広く一般的に普及したミックスジュースのルーツを堪能することができます。
一度閉店していましたが、復活したミックスジュース発祥のお店。
実は、この千成屋珈琲は一度閉店をしています。
ミックスジュース発祥のお店として有名なお店でしたが、3代目の店主の方が体調不良及び、体力を衰えを感じ閉店することとなってしまいました。
しかし、その後地元のファンの方が、「子供時代の贅沢品であった、ミックスジュースを残したい!」と申し出、話し合いの末に四代目として千成屋珈琲を新たに開業することとなったようです。
地元に精通する白附克仁が株式会社LIFEstyleとタイアップし、3代目店主の息子さんとの話し合いを経て4代目を継承することとなりました。 この大切な文化としての「ミックスジュース」を3代目店主にご指導いただき、古きを温め次世代へと発信するお店としてオープンいたします。 昭和の大阪食文化の一つ「串カツ」が新世界から世界へと発信されたように「ミックスジュース」を全世界へと広めていきたいと思っています。
出典:千成屋珈琲公式HP
再オープンに向けて、いろいろな苦労はあったと思いますが、単純に「元祖・発祥のお店」の看板が使えるのって、うらやましいですよね。
再オープンの際に併設した「フルーツパーラー」は「千成屋珈琲スタンド」に変貌しています。
再オープンに合わせて、千成屋珈琲では併設してフルーツパーラーをオープンさせていましたが、現在では「千成屋珈琲スタンド」に変貌しています。
ミックスジュースを飲むだけであれば、実はこちらの千成屋珈琲スタンドのほうが回転率が高いため、すぐに購入しそしてテイクアウトで楽しむことができます。
古き良き喫茶店の雰囲気を味わいながらミックスジュースを飲みたい場合は、本店。
ミックスジュースの元祖・発祥の味を堪能したい場合は、千成屋珈琲スタンド。
と使い分けても良いと思います。
私は、どうしてもミックスジュースの「大」を頼んだ時に提供されるゆうたろうグラスでのミックスジュースを飲みたかったので、本店を利用しました。
折角、千成屋珈琲でミックスジュースを飲むのであれば、「大」を頼んでほしい。圧倒的な存在感のグラスで提供されます。
確実に一度の訪問で大満足を得たいのであれば、ミックスジュースは「大」でオーダーすることをおすすめします。
なぜなら、ありえないほどの大型グラスでミックスジュースを提供してくれるからです。
このミックスジュースのグラスを表現するならば、石原裕次郎さんのモノマネをする芸人「ゆうたろう」さんが、いつも手に持っているブランデーグラスと言えばわかりやすいと思います。
そのサイズのグラスでミックスジュースが提供されるので、テーブルに運ばれてきた際のテンションは最高潮に引きあがります。
量も尋常じゃないほどのミックスジュースを飲むことができるので、満足感はとてつもないことになると思います。
通常サイズのミックスジュースでも十分な量。どちらのミックスジュースも粘度が高い!ストローはたっている状態です。
もちろん、通常サイズのミックスジュースであっても、十分な量がありますのでお腹の具合と相談してください。
元祖ミックスジュースは優しい味わい。甘さ控えめな味付けがうれしいです。
ストローを見てもらうとわかる通り、この元祖ミックスジュースは「ジュース」というよりも、どちらかというと「スムージー」のような飲物になります。
かなりこってりとした粘度を誇るわけですが、うれしいことに味付け自体が甘さ控えめなため、まさに「ゴクゴク」と飲み進めることができます。
余計な甘さの添加が無いので非常に飲みやすいミックスジュースです。
千成屋珈琲でミックスジュースを楽しむ際の注意点は、「場所」。新世界はディープな場所ですから。
料金も手頃に「元祖・発祥のお店」を楽しめる千成屋珈琲ですが、注意点が一つだけあります。
それは、千成屋珈琲がある場所が通天閣がそびえる「新世界」にあるという事です。
新世界は観光客がたくさん押し寄せる場所ではありますが、非常にディープな方々も集まっている場所でもあります。
なかなか他の場所では見ることが少ない、おじ様たちの場所でもあり、困ったおじ様たちは大きな声を発しながら道を歩いていたりします。
何かされるわけではないですが、通常の場所と考えて遊びに行くと、少しギャップでやられてしまうかもしれませんので、その点だけご注意ください。
復活店とはいえ、元祖・発祥のお店の味が安価に楽しめるのは単純に楽しいです。折角の見に行くのであれば、是非ミックスジュース「大」をオーダーして、大量のミックスジュースと格闘してみてください。