沖縄本島の最北端にある「辺戸岬」はご存知でしょうか?
玄関口である那覇空港が島の南部にあるため、なかなかいこうと思わないといかない場所ですが、そこから見える景色は良い意味で沖縄っぽくない荒々しさがあって、結構、いやかなり楽しめます。
辺戸岬は確実に車がないといけない場所
個人的にはいつもの沖縄と違う姿を見せてくれる辺戸岬はおすすめスポットなのですが、いかんせん移動が大変です。
那覇市からだと車で高速道路を使っても2時間以上かかる距離に辺戸岬はあります。
苦労の末にたどり着いたとしても、周辺には商業施設は皆無。なにも楽しい場所はありません。しかし、それがとてもよいのです。
「いつもの沖縄」と異なる風景を見ることができるのが最大の魅力
多くの人が沖縄の海と聞くとビーチとうちよせる波を想像すると思いますが、この辺戸岬ではこれまで見たことがないような景色見ることができ、頭の中のイメージが一変します。
ゴツゴツとした岩肌に絶えず打ち付けられる白波は、入ったら確実に死ぬなとすぐにりかいできます。
万座毛などで、ビーチ以外の場所では切り立つ岩肌があることは見ているはずなのに、なぜか私はこの辺戸岬を見るまでは、沖縄の海がこれほどまでに厳しいイメージは持っていませんでした。
特別険しい日に訪れたのかもしれませんが、沖縄本島の最北端は沖縄的イメージと対極にあることが印象付けられ、地図をみるときのイメージ力が向上しました。
非常によい経験ができたと個人的に満足しています。
周辺にはヤンバル公園等の観光施設もありますが、基本的には自然を満喫するエリア
せっかく2時間も車に乗って訪れて、見ることが出来るのは岩肌と白波だけか、、と落胆しないですください。
少し車を走らせれば周辺にはヤンバル公園などの施設も有ります。
しかし、それもあくまで「自然」を堪能する施設。基本的には人工的な商業施設が無いので、日々の疲れを癒すために自然と戯れるための日として観光してみてください。
沖縄島の最北端である辺戸岬。沖縄県最北端は久米島町の硫黄鳥島なので間違えないように
また、辺戸岬は沖縄島の最北端であり沖縄県の最北端では無いので注意が必要です。
他の人に自慢する際に間違って「沖縄最北端に行ってきたよ」と伝えてしまったら、それは、久米島町の硫黄鳥島にいったことになります。
1967年以降は完全なる無人島の島ですので、嘘つきにならないためには多大な努力をようすることになってしまいます。注意しましょう。
わざわざ行かないと到達できない「岬」に訪れるのは好きです。
中でもこの辺戸岬は沖縄の他のイメージとあまりに乖離してたために印象に残っています。
一日つぶしてでも、なにも無いことが解っていながら向かってみてください。人生的にはプラスになるはずです。