全国に出張する際に楽しみな食事。特にその都道府県だけで食べることが出来るローカルなグルメは非常に楽しいです。
ローカルグルメと言えば、地元の人にとっては有って当たり前だが、他県の人からすると見たことも無いローカルチェーン店があります。
長野県にもローカルチェーンともいうべきお店が何個かあるのですが、その中で長野のラーメンと言えば!と言われているお店をご紹介します。
それが、ラーメンチェーン「みんなのテンホウ」
長野県内では30店舗を超すお店があり、長野県民であれば一度は見たことがあるお店だったりします。
長野県にて30店舗以上の勢力を誇るラーメンチェーン、それが「みんなのテンホウ」
この「みんなのテンホウ」はなんと長野県内津々浦々、30店舗以上のお店を構える一大チェーン店です。
創業は1956年、既に半世紀以上の歴史を誇る企業となっていますが、創業自体も長野県の諏訪という事で、生まれも育ちも生粋の「長野」となっています。
出典:みんなのテンホウ
みんなのテンホウは嬉しい安価な料金設定。1,000円あればセットを食べてお腹一杯になることが出来る。
実際に利用してみて驚くのはまずは値段。
とにかく安い。
ラーメン+α で食べても1,000円に到達しない安さです。
タンメンなどは驚異の560円。
ラーメンはスープに革新が起こるたびに原価率が上がっていき、最近では1,000円を超えるラーメン屋も少なくありません。もちろんそれはそれで美味しいですが、普段の日常の中で気軽に食べたいんだよな、といったテンションの時には少し躊躇してしまう店もあります。
その点、みんなのテンホウはこの価格設定。安心してお腹一杯食べることが出来ます。
一番人気はタンタンメン。辛くないことを売りにしている。
そんなテンホウの一番人気はなんといっても「タンタンメン」です。
多くのラーメン屋が本格的なタンタンメン ⇒ 麻辣にこだわりの方向性を向けている中、このテンホウは一味違います。
辛くないことをうりにしています。全くの別機軸。一周回って新しい考え方です。
その辛くないタンタンメンが一番人気なわけですから、顧客のニーズはがっちりつかんでいるという見事な戦略です。
タンタンメンを見てみると、通常のラーメンスープにタンタンメン風味のタレを付加しているのでしょうか?見事に分離していることが解ります。
本当にタンタンメンとして成り立っているのか食べる前は疑問を持ちますが、不思議と食べ進めるうちにスープがうまく調和してきて、いつしかタンタンメンとなっています。
そして辛くないから本当に食べやすい。老若男女誰でも食べることが出来る、パーフェクトタンタンメンと言えます。
一転、餃子は本格的過ぎる。八角と思われる味付けは日本の餃子ではないみたい。
すごーーく食べやすいタンタンメンなのですが、ラーメン屋の定番メニューともいえる「餃子」を食べてみると、一転本格的な味付けに唸ります。
あじ音痴の私の舌によると、これは八角が入っていますね。(と食べているときに思っていたのですが)
↓調べてみたら八角だけでは無かったようです。
出典:みんなのテンホウ
餃子を口にほおばると、どうしても思い出してしまうアジアの味わい。ここはどこかアジアの屋台でたべているのか?錯覚するほどです。
そして、餃子専用の酢も用意されている周到な準備。餃子にかける熱量は半端では無いですね。
優しい味わいのタンタンメンとはうってかわって、餃子には強烈なこだわりを見せるその2面性はとがっていて非常に好ましいです。
長野県に出張で赴き、何を食べようか迷っているのであれば、県内各地に分散している「みんなテンホウ」にて食事してみてください。
一度でも食べれば長野県民と仲良くなれることは間違いないはずです。